139 【開拓VRβ版実況33】 お祭りのゲーム
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セリフに数字が入力されていますが、本作品の仕様です。
「きゅーい!」
「キューイ!/1 お留守番/2 偉かったですねー/2 」
ウォンバーネフ達と一緒に第二定都に到着したキューイをわしゃわしゃ撫でる。
「やぁ!/6 エンジ君!/1 準備万端にしておいたよ!/2
病人/1 怪我人は/1 どこだい/56 !?/6
船から降りてきたウォンバーネフに礼を言っていると、更に知り合いが来ていた。
「イオナさん/1 ドーエクさん/1 ミルフマさんも/1 来たんですか!?/2 」
「今が/5 一番/6 警備の狩猟者が/1 多そうだったもの。/3 なんてね。/6
まぁ/6 私達は/1 化学工場の再建で/4 相談に来たのよ/2 」
と、イオナ。
「一度/6 実際に/6 見てみようという事になりまして/2 /7 町は/1 思ったよりかは/6 酷くないですね。/3 /7 空襲の後みたいなのを/3 想像してたからでしょうか/2 」
というのはドーエク。
「化学工場が/1 大変なことになってましたね……/3 」
来る途中で見えたのだろう、ミルフマは工場経営者として他人事ではないようだ。
「警備の人は/1 一緒に/6 来てますか?/2 /7 僕も/1 一人で/5 歩いたら/01 ダメって/3 言われてまして/2 」
「あ!/6 旦那/1 居ったわいな!/2 」
「急に/6 走り出すのは/2 /01 やめてくれ/2 /7 頼むからよぉ/2 」
エンジは警備の二人に叱られつつ、皆で開拓者ギルドに移動する事になった。
ちなみに全員しっかり警備の人を連れていた。
― あれ?/6 第一定都/1 空っぽ?/3
― 貴族全員/1 こっちに/5 来てるな/2
― 空っぽって事はないでしょ……/3 ラッタマーシさんや/1 魔王様が/1 残ってるでしょ……/2
視聴者の指摘どおり、いつの間にか知り合いの貴族のプレイヤーは全員第二定都に集合していた。
港から開拓者ギルドまでぞろぞろと移動していく。
― 開拓者ギルドまで/5 徒歩なのか/4
― まだ/6 罠すら/1 少ないからね/3
― 罠???/3
― 多分/6 軽装馬車の方の/9 "Trap"/3
― 英語の"Trap"の用法の広さも/1 たいがいだぞ/3
そんな風に賑やかに到着した開拓者ギルドで改めて復興計画を話し合っていると、唐突に第二定都の開拓者ギルドのギルドマスター、マファイロさんが切り出した。
「お祭りのう……/1
そういえば/6 ずいぶん前に/5 本国から/5 箱庭ゲームが/1 届いてのう/2 」
「箱庭ゲーム?/6 」
― 箱庭ゲーム/1 ?/6
マファイロさんの言葉に、開拓者ギルドに集まっていたプレイヤーと視聴者がほぼ同時に声をあげた。
開拓VRゲーム。Walkers on the Frontier。略称WotF。
舞台は十九世紀前後の科学技術を持ち、魔法が発達している世界の新大陸。
開拓者、狩猟者、学者、貴族、四つの開拓民が協力して未開の地を開拓し、拠点となる街を開き、魔物を退ける。
現在βテスト中。実況を通じて視聴者にも不具合や説明不足をチェックしてもらう方針のために、運営会社がベータテスターには実況を推奨している。
暴動に乗じて魔物が押し寄せ、騒動が終息した現在も第二定都はボロボロになっていた。
現在復興中の第二定都だが、疲弊している街の住人NPC達を回復するために炊き出しもとい復興祭りを開催中だ。
そんな時、第二定都の開拓者ギルドマスターであるNPCのマファイロさんがゲームの事を話し始めた。
「第二定都のもんは/1 ほとんど/6 開拓者ギルドに/5 来んでのう。/2
言いそびれとった/2 」
「返す言葉も/1 ございません……/2 」
「俺も/1 似たようなものだったぞ?/3 /7 挨拶前に/5 第一定都に/3 移ったからな/2 」
「街を/3 歩くのも/2 /01 結構/6 怖かったですよね/3 」
耳をぺたんとするジェンシールをパークサズラムとミルフマがフォローした。
― ミルフマさんがいた時点で/5 すでに/6 世紀末ヒャッハーだったのかよ/3
― そういえば/6 殺人が横行してたんだっけ/2
― よく今まで/5 暴動/3 抑えられてたね/2
― 言うて/7 最初の第一定都も/5 白昼堂々/5 強盗/1 起こってたしなぁ/2
― 樽に/4 轢かれてた/2 頃が/05 懐かしいな/3
さて、問題の箱庭ゲームだが。
「要は/6 魔法の競技場だのう。/3
島一つ分ぐらいの場所で/5 個人や/1 チームで/1 戦ったり/2 /7 問題を/3 解いたりするはずだの。/2
ゲームの内容は/3 ギルド内で/5 観戦できるようになっとるのう/2 」
― 見世物かー/3
― スポーツと/3 言って/2
― ゲームの中に/5 ゲーム/1
― 最近のおまけゲームは/1 凝ってるな/3
アイテムは持ち込み可、NPCも連れてこれる。
キャラデータの熟練度などは増えない代わりにゲーム中で負ったダメージや状態異常、消費したアイテムは無かったことになる。要は全て箱庭ゲーム開始前に戻るのだ。
今のところ遊べるのは第二定都だけのようだ。
「プレイヤーの移動を/3 促すための/2 /4 仕掛け/03 だったのかもしれません。/2
第一定都を/3 拠点にした/2 人は/01 なかなか/6 動かないでしょうが、/2 /7 ここにしか/5 ないものが/01 あると/2 /05 話が/1 違ってきます/3 」
ドーエクが分析する。
― ご当地何々みたいな/3
― 街作りゲーでも/5 遊園地/3 作ったりするもんな/2
「アイテムの実験/3 やり放題なのでしたら/2 /7 私、/1 エプヴィル様に/3 頼んで/2 第二定都に/5 支部を/3 置かせてもらいましてよ/2 」
「爆発しない程度に/6 頼む/2 」
食い気味のニスミハにエプヴィルが突っ込んだ。
― エプヴィルさんも/1 大変だな/3
「それがのう/6 /7 このゲームは/5 すべての機能が/1 解明されてないらしくてのう。/2
機能の/3 解放に/2 応じて/06 第二定都に/5 本国から/5 資金提供を/3 約束されとるんだのう/2 」
― 欠陥品?/3
― どゆこと?/3
本国とは、つまり運営でありゲーム中の世界では東に浮かぶエンジ達の故郷という事になる国だ。
ミニゲームをやっていくと、そこからお金や物資が届いて街の発展が有利に進むらしい。
第二定都の復興のために渡りに船な話だ。
今のところ箱庭ゲームで提供されているゲームはバトルロワイヤルの一つだけ。
「開拓者は/1 復興やらないといけないし/2 そうなると/7 狩猟者の仕事かなぁ/3 」
「貴族と学者は/1 戦闘できないしな/2 」
「狩猟者も/1 魔石狩りや/3 警備の仕事が/3 あるんですけど/2 」
「時間空いた奴が/1 検証すればいいんじゃね/2 ?/6 」
皆で話し合っていると、パークサズラムが箱庭ゲームの説明に何か見つけた。
「ん?/6 十八歳未満/1 利用禁止/2 ?/6 」
― は?/6
― ガタッ/6
パークサズラムが見つけた表記に視聴者がざわめく。
― エロ/1 解禁なん/3 ?/6
― もちつけ/6
― 座れ/2
― はしゃぎすぎ/3
― VRのPvPだからじゃね/4 ?/6
― 対人戦は/5 対象年齢/1 上がるけども/2 /7 言うほど/6 刺激/1 強いか/2 ?/6
エンジの目の前に、急に黒猫型のヘルプキャラクター、ハロウさんがぶら下がってきた。
― わっ/6
― わひぃ/6
ハロウさんの説明によると、チーム戦でチームメイトを担いで移動する場面もあるだろうという事でこの配慮らしい。
― VR痴漢防止とはいえ/5 /7 それ/1 十八禁にすること/3 ?/6
― 普通の戦闘でも/5 行動不能キャラを/3 引っ張ったりして/2 移動できるようにしてほしいです/2
― いっそ/6 気絶状態って事にして/3 /7 知覚/3 遮断しちゃえば/2 ?/6
― 他キャラ/3 移動させたい/2 場面は/01 結構多い/3
― 魔力/3 使いきった/2 エンジとか/01
「せめて/6 肩を/3 借りれたら/2 /7 楽です/3 」
― 狩猟者達も/1 毛玉の冷凍ブレスで/4 動けなくなったりしてたし/2 /7 プレイヤーの/3 搬送/2 手段/01 欲しい/2
― だから/7 ここで/5 実験するんじゃね?/2
何はともあれ、手の空いている狩猟者達がバトルロワイヤルに参加する事にしたようだ。




