130 【開拓VRβ版実況32】 強襲
※お使いのパソコン・情報端末は正常です。
セリフに数字が入力されていますが、本作品の仕様です。
「皆さま/1 よろしくお願いします/6 」
― え/6 君も/1 来るの/2 ?/6
視聴者が困惑するのもそれもそのはず。
深々と頭を下げるのは成り行きで第一定都に保護されていた第二定都の貴族、ジェンシール。
「危険は/1 承知の/2 上です/05 最近の第二定都の地図が/3 分かるのは/2 私だけ/01 ですから/2 」
― むしろ/6 君が/1 来た/2 方が/05 危険では?/3
― 特級市民への/5 不満による/4 暴動だもんな/3
開拓VRゲーム。Walkers on the Frontier。略称WotF。
舞台は十九世紀前後の科学技術を持ち、魔法が発達している世界の新大陸。
開拓者、狩猟者、学者、貴族、四つの開拓民が協力して未開の地を開拓し、拠点となる街を開き、魔物を退ける。
現在βテスト中。実況を通じて視聴者にも不具合や説明不足をチェックしてもらう方針のために、運営会社がベータテスターには実況を推奨している。
第二定都で暴動が発生、音信不通になったため状況を確認しに行くのだが、この人選は果たして良いのか悪いのかは誰にもわからない。
「おそらく/6 途中で/5 夜になるな/3 」
西の河港に到着したエプヴィルは呟いた。
「エプヴィルさんは/1 西の河港で/5 待機ですよ。/3
様子が/1 分かってから/2 /05 必要な戦力/3 連れてきてください/2 」
イドレードに言われてエプヴィルはあからさまに狼狽していた。
「エンジ殿に/3 行かせて/2 それはないだろう!/6 」
「向こうの状況が/1 分からない/2 状態で/05 いきなり/6 司令塔が/1 やられて/2 /04 右往左往っていうのは/01 困ります。/3
エプヴィルさんが/1 西の大河に/5 置いてきぼりになった/2 時/05 誰も/1 何も/3 できなかったんですよ。/2
いつでも/5 増員できるように/2 準備する/2 役目でしょう/03 」
その後、どうやらエプヴィルが言い負けたようだ。
― エンジ/1 捨て石?/3
― 言い方/3
― 戦闘に/3 参加する必要はない/2 役職なのに/01 /7 便利な能力/3 持ってたりするから/2
― しかも/7 イオナさんとドーエクさんと平社員NPCが/1 優秀なせいで/3 /04 会社の役目も/5 緊急性が/1 薄いから……/3
「俺も/1 ひとまず/6 ここで待機だ。/3
第二定都に/3 着くまで/2 /05 連絡は/3 着けられるようにしておくから/2 /7 いつでも/5 話しかけてくれ。/2
一段落するまでは/5 居るつもりだが/2 /7 中座するときには/5 別の社員に/3 代わるから/2 /04 よろしくな/6 」
― 情報通信会社の通信スキルって/3 社員も/1 使えたんだ……/2
― 制限も/1 多い/3 /7 習熟度の問題かもしれんけど/4
「きゅーい」
情報通信会社のパークサズラムも含め、西の河港を前線基地に選んだらしい。
ちなみにキューイも西の河港でお留守番だ。
「この港の警備は/1 任せて、/2 /7 そなたらも/1 気を付けてね/2 」
― 心強すぎる/3
魔王様に見送られてエンジ達は出発した。
西の河港まで鉄道、河港から第二定都まで船という行程だが。
エプヴィルの予想通り、西の大河を下る途中で薄暗闇に包まれはじめた。
「あの向こうが/1 第二定都のはずなんですよね/3 」
地図を見ながら確認するジェンシールにイドレードが答えた。
「今日は/5 この辺にしておかないと/5 /7 僕らは/1 この辺の/5 航行に慣れてないんで/2 /04 座礁するかもしれませんから/2 」
川の向こうを見つめながらエンジは呟く。
「やっぱり/6 灯台は/1 必要ですね/2 」
「そうですねー。/6 目印が/1 あれば/2 /05 たどり着けたかも/2 」
西の大河の真ん中で錨を下ろして休むことになった。
― え?/6 これ/1 しばらく/5 異世界の星空を/3 お楽しみくださいの/2 プラネタリウムモード?/03
― ほかる/2
― 飯/3 食ってくる/2
― めしてら/6
― 灯台/3 欲しいねー/2
― ふろ/4 りだ/2 /06
― ふろてら/6
― ほかてら~/6
― エンジ/1 魚釣りしたりしない?/2
視聴者にとっては暇を持て余す実況に突入した。
事態が動かないと見るやご飯やらお風呂やらタイムと化す。
仕方がないのでエンジはパークサズラムにも連絡を取る。
「パークサズラムさんも/1 すいません/6 /7 今日中に/5 着けなくて/2 」
「ん?/6 ああ/6 気にするな/2 /7 織り込み済みだ。/2
それより/6 エプヴィルが/1 むくれて/3 /04 困っている/2 」
パークサズラムが通信を繋げ、エプヴィルも話しかけてくる。
「エンジ殿/1 一応/6 周囲に/5 注意してくれ。/2
暴動に/3 巻き込まれたにしては/2 /05 船が/1 全く/6 戻ってきていないのが/2 /03 気になる/2 」
「そういえば/6 そうですね/6 」
言われて周囲の魔力感知に集中したエンジは異変に気付いた。
「大きな……/6 魔物が/1 来てます!/2
下流の方から!/5 」
イドレードの反応は早かった。
「錨を/3 上げて!/2 船に/5 火を/3 入れ直して!/2
エンジさん/1 距離は?/5 おおよそ船何隻分で!/5 」
「八隻分/5 いや六隻分……/5 」
「間に合わないな/6 魔石で/4 脅してみます/2 」
船首に立ち、水面を睨むイドレードが魔石を投げ込んだ。
同時に強い閃光が閃く。
一瞬遅れて船の左舷に大きな水音と低い重低音が響き、それを受けて船が大きく左右に揺れる。
― 今の低い音/1 もしかして/6 魔物の鳴き声?/3
「エンジさん!/1 下流に向かって/5 船を/3 動かしてください!/2
ニスミハさんの閃光弾です!/3 長くは/6 もちません!/2 」
「え?/6 あ/6 はい/6 」
「エンジさん/1 /7 座礁は/5 命取りになる/2 /7 川底の様子は/3 分かりますか/2 ?/6 」
「なんとか……/6 」
魔力感知で周囲の状況は拾えるが、やはり船を動かすほどの魔力を同時に使うとなると神経を使う。
「水上に/5 居ても/2 /05 らちが明かない……/6 上陸地点は……/1 第二定都の状態も/3 わからないし……/2 」
悩むイドレードにジェンシールが助言する。
「第二定都の港湾と市街は/1 堅牢な市壁で/4 隔たれています。/2
港に入れても/5 市街に/5 逃げ込むのは/1 無理だと/03 思います/2 」
― え/6 どうすんだ/6
― 第一定都の構造と/6 だいぶ違うな/3
― 港に入っても/5 逆に追い詰められる/2 パターン!?/03
― もっと/6 早く/6 言って/2
「河沿いに/5 ある/2 うちの工場を/03 使ってください!/2
製品の積み下ろし用の/4 大きめの/6 船着き場も/01 ありますし、/2 /7 危険物の/1 多い/3 化学工場ですから/04 川に放り込めば/5 武器になるものも/3 あるはずです!/2 」
― おっそろしい/6 提案するね/2
― 暴徒に/4 壊されてるんじゃね?/2
「エプヴィルさん……/1 パークサズラムさん……/1 」
「エンジ/1 /7 おそらく/6 第二定都の/5 音信不通の件の/9 犯人は/01 そいつだ。/3
援軍を/3 送る/2 /7 化学工場に/3 引き寄せて/2 持ちこたえてくれ。/2
どこに/5 居るか/2 /03 わからない/2 巨大な水生の魔物相手に/03 船で/4 やり合うのは/2 /01 難しいが/3 /7 居場所が/3 分かれば/2 /05 やりようもあるはずだ/2 」




