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128 【開拓VRβ版実況31】 暴発?

※お使いのパソコン・情報端末は正常です。

 セリフに数字が入力されていますが、本作品の仕様です。


「おう/6 ノチリスノイラの坊主/1 」

 キューイを連れて日課のように開拓者ギルドを訪れたところ、珍しくギルドマスターのラッタマーシさんが声をかけてきた。

 彼は貴族だがNPCなので、イベント以外でプレイヤーに声をかける事は滅多にない。


「第二定都のギルドマスターのジジイと/3 連絡がつかねーんだ。/2

 アードット達も/3 含めて/2 何人か/01 ここから/5 手伝いに行っててな/2 /7 お前んとこ/1 第二定都にも/5 仕事に行ってたろ/2 /7 誰か/1 何か/3 聞いてねぇか/2 ?/6 」


「そうなんですか……/6 分かりました/2 他の人にも/3 聞いてみますね。/2

 まずは/6 会社に/5 聞きに行ってみましょうか/2 」

「きゅーい」

「おう/6 わりぃな/6 頼む/2 」



 開拓VRゲーム。Walkers(ウォーカーズ) on(オン) the() Frontier(フロンティア)。略称WotF。

 舞台は十九世紀前後の科学技術を持ち、魔法が発達している世界の新大陸。

 開拓者、狩猟者、学者、貴族、四つの開拓民が協力して未開の地を開拓し、拠点となる街を開き、魔物を退ける。


 現在βテスト中。実況を通じて視聴者にも不具合や説明不足をチェックしてもらう方針のために、運営会社がベータテスターには実況を推奨している。



 そうして自分の会社に着いて早々。今度は秘書のエオフォンファードさんから衝撃的な報告を受けた。

「エンジ様/1 /7 ここ数日ほどの間に/5 第二定都に/3 向かった/2 船員が/01 戻ってきておりません。/2

 連絡も/1 いまだ/5 ついておらず/2 /7 なにか/6 異常が/01 あったと思われます/2 」



― 次から次へと/6 色々/1 起こりすぎだろ/2 /7 この前/5 北西の平原で/5 魔物が/1 暴れたばかりじゃん/2 /05

― 第二定都は/1 火薬庫かなんかなの/3 ?/6 誘爆すんの/2 ?/6

― また第二定都か/3

― 今北/6 何が/61 あったん/2 ?/6


 視聴者たちがあきれるのも無理はないかもしれない。

 ついこの間、第二定都が占有していた北西の平原が魔物に襲われて壊滅したばかりなのだ。




「ええと……/6 第二定都で/5 暴動……ですか/2 ?/6 」

「きゅーい?」


 情報通信会社に寄ったところでパークサズラムが少ない情報をより分けてまとめてくれた。

「詳細な情報が入ってからと/5 思っていたが……/2 /7 暴動が/1 起こったのは/2 /01 ほぼ/6 間違いない。/3

 正確な被害状況は/1 不明だが/3 /7 何人か/9 ロストした/2 プレイヤーが/01 いるようだ/2 」

 パークサズラムは、外部サイトでもそれっぽい事書いてる奴が居たしな、と、付け加える。


― 暴動って/4 プレイヤー/1 ロストすんの/2 ?/6

― 魔物じゃなくて/1 人間が/1 やってるだけで/2 /7 拠点と/1 本人が/1 やられたら/2 /05 ゲームのルールに従って/4 ロストするんじゃね?/2


「では、/7 開拓者ギルドも/1 それに/3 巻き込まれたんでしょうか/2 ?/6 」

「一部の/6 第二定都の特級市民は/1 街を歩けば/5 NPCから/4 危害を/3 加えられるぐらいに/2 /06 険悪になっていたらしいからな/3 」 

― NPCと/3 仲悪くなりすぎると/2 /05 そんなん/3 なっちゃうのね/2

― 住民感情の数字/1 あるな/2 これは/5


 アードット達が前に言っていた、恨まれている貴族が騒ぎに乗じて……という話を思い出してエンジは身震いする。


 俺はそうなる前に街を抜けたので詳しくは分からないが、と言ってパークサズラムは話を続けた。

「だから/7 北西の平原へ/3 強引に/6 進出したのは/2 /01 第二定都の暴徒から/5 逃げる/2 目的も/01 あったみたいだ。/2

 最初は/5 第二定都を/3 牛耳って/2 守りを固め。/2 次には/5 拠点を/3 増やして/2 /7 第二定都と北西の街でお互いに/4 リカバリーできる/2 態勢を/03 整えてた。/2

 俺達も/1 何とかしようとしてたが、/2 /7 深く介入できなかったんだ/2 」


 ウェルクルス工業会社の引越しが大成功したのがあだとなって潜入工作が難しくなり、第一定都に第二定都の直接的な影響が少ないのと同じぐらいに第一定都から第二定都に干渉するのが難しくなっていたという。


「そんな奴らが/1 巨大な魔物の攻撃で/4 満身創痍で/5 帰って来たんだから/2 /7 後は/5 まぁ/6 分かるだろ/2 」


― クーデター/1 起きたんじゃねーか/2


― 第二定都/1 しょっちゅう/6 事件/3 起こしてると/2 /03 思ったけど/2 /7 因果関係が/1 繋がってるのか/2

― うまく/6 街を/3 回せないせいで/2 /04 NPCの反感が/1 募り/2 /7 更に/6 事態が/1 悪化してく/2 負のスパイラルだったのね/03

― それ/1 前から/5 言われてたから/2 /7 いつかは/5 こうなると/3 みんな/1 思ってたから/2


― NPCって/1 PCを/3 攻撃できるの/2 ?/6 ……と/03 おもったけど/2 /7 強盗やら/9 暗殺者やらの/9 設計からして/4 一目瞭然だな/6


― 狩猟者や/9 開拓者の/9 プレイヤーが/1 ロストしたなら/2 /05 開拓者ギルド/1 潰れてるだろ。/2 /7 第二定都のギルマス/1 死んじゃったんじゃないの/2 ?/6

「あ……/6 」




 エンジが方々に聞き込みをしたせいで、何かあったことを察したメンバーが開拓者ギルドに集まっていた。

「第二定都の開拓者ギルドが/1 つぶれてるとは限らないよ~/2 」

 ロアセフィが手袋の毛玉を取りながら口をとがらせて言う。

「お屋敷、/1 /7 ジェンちゃん助けに行ったなら/5 分かるしょ。/2 第二定都にも/5 でっけーお屋敷/3 建てて/2 そこを/05 プレイヤーの拠点にしてた/2 」

 ジェンシールが北西の平原の街で閉じ込められていたお屋敷。それに似た施設が第二定都にもあるらしいのだ。

 市民の暴動で大勢ロストしたとしたら、潰れたのはそっちだと思う。とのこと。


「なんで/6 ギルドマスターが/1 情報通信会社の俺並に/6 情報が/3 早いんだ/6 ?/6 」

「NPCギルドマスターは/5 コストや/1 制限が/1 ありますが/2 /7 全貴族の職業能力を/3 持ってますから/2 /04 頼めば/2 手伝ってくれますよ/2 」

「やだね/6 めんどくせぇ/6 /7 お前らができる事は/3 お前らが/1 やんな/2 」

 パークサズラムがぼやきドーエクが補足し、ラッタマーシさんが軽口をたたく。

 メタ的な事はスルーして分かる情報だけやり取りするので、実はラッタマーシさんは相当高度な演算人格だ。


「その割には/6 ラッタマーシ殿は/5 耳が/1 早いようだが/3 」

「独自の情報網が/1 あるんだよ/2 /7 要は/6 そこらで/5 酒/3 飲んでる/2 やつらだが/01 」

 いぶかしむエプヴィルに事もなげに酒場のNPC達を示して答える。


「ウォンバーネフの報告だと/4 西の河港には/5 避難者は/1 来てないな/2 」

「混乱が/1 ないのは/2 /01 喜ばしいですが……/3 /7 少し/6 心配ですね……/2 」

 パークサズラムの報告にドーエクが言いよどむ。

― 何で?/6

― ノチリスノイラの社員が/1 戻ってきてないだろ/2 /7 自力で/4 脱出できない/2 状態かも/03



「とにかく/6 詳しい状況を/3 確認するために/2 /04 人を/3 送った/2 方が/01 よさそうですね/3 」

 ドーエクにまとめられて、全員異議はない。


「誰が/16 行きます/2 ?/6 」

「まぁ/6 順当にガナフドラだな/1 /7 頼むぞ/2 警備会社/3 」

「エンジ殿/1 来てもらえんか/2 ?/6 」

「必要があれば/5 行きますけど/2 /7 僕/1 お役に立ちますか/2 ?/6 」

「魔力感知は/1 状況が不明な時は/5 助かる/2 」


「ご自慢の/6 哨戒用の飛行艇や/1 魔導レーダーは/1 どうした?/6 エプヴィル/1 」

「あいにくと/6 飛行船は/1 まだ/6 航続距離が/5 西の河港から/5 第二定都まで/5 届かん/2 」

「魔導レーダーは/1 先日最後の/5 高出力状態で/4 壊れてしまいまして……/2 」

― マジックジャマーか/4

― 航続距離は/1 気球を/3 本体に/5 使って/2 /7 ジェットなり/4 プロペラなりで/4 推進力/3 稼ぐとかじゃ/2 ダメなのか?/6

― それを/5 飛行船と/3 言います/2



「私、イオナさん、ミルフマさん、ウォンバーネフさんは/1 後方支援の/3 準備をしておいた方が/2 いいかもしれませんね……。/6

 追加の物資が/3 必要になったら/2 /05 エンジさんに/4 輸入してもらわないといけないので/2 /04 早く返してくださいね/2 エプヴィルさん/1 」

「そうなんですか?/6 」

 ドーエクから初めて聞く話に声をあげるエンジ。

「そうなんです/3 」

 深々うなずくドーエクを継いでパークサズラムが解説してくれた。

新大陸ここで/5 手に入らない/2 物資は/01 本国から/5 輸入するほかないし/2 /7 街の維持に/5 深く関わる/2 かなり重要な会社だぞ/01 運輸会社は/3 」


― その社長を/3 気軽に/6 前線に/5 放り込んでない?/2

― まぁ/6 前線と補給線の更に後ろだから/5 /7 復活できるなら/2 多少/6 不在にしても/2 /05 困らない/2 ポジションではある/03


「そんな重要な/6 仕事だったんですね……/3

 足りないものが/1 出ないようにっていうのと/2 /7 できるだけ流通網を/3 維持する/2 事しか/03 してませんでしたけど……/2 」

― むしろ/6 基本は/1 大事だぞ/3

「きゅーい」


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