110 【開拓VRβ版実況27】 お祭りとご飯
※お使いのパソコン・情報端末は正常です。
セリフに数字が入力されていますが、本作品の仕様です。
開拓VRゲーム。Walkers on the Frontier。略称WotF。
舞台は十九世紀前後の科学技術を持ち、魔法が発達している世界の新大陸。
開拓者、狩猟者、学者、貴族、四つの開拓民が協力して未開の地を開拓し、拠点となる街を開き、魔物を退ける。
現在βテスト中。実況を通じて視聴者にも不具合や説明不足をチェックしてもらう方針のために、運営会社がベータテスターには実況を推奨している。
第二定都の難民への対応は色々考えてはあるらしい、初めての事なのでうまくいくかは分からないが、何とかなるだろう。多分。
「大体/6 まとまったわね/2 /7 ギルドに/5 各社の人員募集を/3 出さないとね/2 」
「了解した/2 」
イオナの発言を受けてパークサズラムの情報通信会社専用スキルの鳩のエフェクトが方々に飛ぶ。
「工場/3 閉めました。/2 工員の人達が/1 街に/3 出てくると思います。/2 パークサズラムさんのお陰で/4 連絡が/1 スムーズでしたよ/2 」
「何よりだ/3 」
「燃料/3 明日には/5 商店から/5 追加しますので/2 /04 街の灯り/3 増やしてください/2 」
「ああ/6 分かった。/2 」
「宿泊所が/1 足りなかったら/2 /05 港の輸送船を/3 利用してもらいたいんですけど/2 /7 連絡できますか/2 ?/6 」
「船の担当者に/3 連絡入れて/2 /7 公示しておけばいいか/2 」
「開拓者ギルドにも/5 警備の/3 要請できるだろうか/2 ?/6 /7 ガナフドラも/1 警備はするが/2 /7 お互い/6 シフトが/1 分かっていた/2 方が/05 穴が/1 少ないかと/03 思ってな/2 」
「おい/6 俺の仕事/1 多くないか/3 ?/6 」
唐突な話だったが、街は早くもお祭りムードだ。街の皆も避難してきた人たちも、雰囲気に乗せられてなんとなくうきうきしているようだ。
「これは/1 街に/3 出られませんね……/2 」
「旦那は/1 まだ/6 狙われてるかもしれねぇから/2 /04 人ごみはなぁ/5 」
「何か/63 買ってきてほしい/2 もんは/01 あるかいな/2 ?/6 」
― ベクロー/1 買い物/3 行く気かい/2
― わたあめ/3 買ってきて/2
― 俺/5 たこやき/3
― やきそば/3
エンジの視聴者が適当な事を言う。
「きゅーい」
「キューイも/1 ついて来たいんか/2 /7 この人出だと/5 人に/4 踏んづけられるといかんから/2 /04 だめだわな/2 」
「きゅーい」
「はるばるご苦労だったわね/2 フーガス/1 パムーリンズ/1 」
「汽車だったから/4 楽だったよ/3 」
「お嬢~、/1 広場/3 行ったら/2 /05 お肉と/3 パン/3 焼いちゃっていいの/2 ?/6 」
「こんな格安で/3 食べ放題にしちゃって/3 いいの?/6 」
「ええ/6 頼んだわよ/2 」
お祭りを見てイドレードは若干困惑している。
「受け入れの対応を/3 お任せしますとは/2 /01 言いましたけど/2 /7 なんで/6 唐突に/6 お祭りを/3 開くことにしたんですか/2 ?/6 」
北西の平原からNPCを連れ出すところまでは積極的に動いたが、こちらでの対応は丸投げだったようだ。
「いくつか理由があるが/4 /7 何せ/6 NPCの演算人格が/1 想像以上に/6 作り込まれているのでな。/2 素人の浅知恵ながら/4 色々/6 試みることにした/2 」
一つは明確に短時間で支援を打ち切るため。
一つはできるだけ新しい環境で引け目を感じないようにするため。
食、住の支援を行いつつ、ズルズル福祉にしがみつかれないように『運よくお祭りでご飯と寝床にありつけた』という状況を演出したいと考えたそうだ。
― お祭りは/1 短期間で/5 終わるもんな/2
― 運よく/5 お祭りに/3 かちあって/2 回復して/2 /7 その足で/4 就職先/3 探してもらうと/2
― 引け目って/1 感覚的に/5 しんどいらしいからな/3
― 意欲って/1 大事よ/3
― わざわざ/6 お祭りにする必要/1 ある/2 ?/6
― 悲壮感が/1 薄くて/2 いいと/03 思います/2
― 仏教では/5 陰徳っていう/3 匿名の/6 施しが/01 尊ばれたりするもんな/2 /7 改めて/6 考えると/2 /05 善人が/1 たかりに/3 遭いにくくするためなんじゃないかと思う/2
― あっちこっちの宗教で/5 善行は/1 密かに/6 やるべき/2 みたいな習慣が/01 あった気がするから/2 /7 何かあるんだろうなとは思う/2
エンジはお祭りにも行けないし、特にやる事がないのでミルフマの家で夜は更けていく。
「概算で/4 雇用は/5 何とかなりそうだけど/2 /7 当面の問題は/1 食糧事情よねぇ/3 」
イオナが書類を見ながら呟いた。
「厳しいんですか/3 ?/6 」
「全力で/6 増産しないと/2 /05 備蓄には/5 足りないかしら……。/2 エンジ/1 おそらく/6 今のうちに/5 輸入を/3 頼むことになるわ/2 」
「わかりました/6 」
「崖の上の高原は/1 畑に/3 なるでしょうか……?/2 調査のために/4 掘ってみましたが/2 /05 土は/1 わずかで/2 岩や石混じりですわ/3 」
ニスミハの話を聞くと厳しそうだ。開拓しても実入りが少ないのは寂しい。
「ニスミハの報告によると/4 高山から/5 冷たい空気が/1 吹き下ろしていて/2 /04 想像以上に/6 高寒冷地みたいね。/3
高原に/3 適した/2 作物も/01 あるから/2 /04 量自体は/1 何とかなると/3 思うのだけどね。/2 トマトとか/1 育つかしら?/2 」
― ここが/1 新大陸なのに/3 /7 アメリカ産の/9 トマトは/1 既に/6 あるのか/2
― 不思議/6
― ここは/1 異世界なんだなぁと/3
― 稗とか/3 どうだろ?/2
― 育てようにも/2 西洋勢には/5 なじみが薄いんじゃないか?/6
― 農業会社補正で/4 何とかなりそうな気もするけど/2
― 稗は/1 精白が/5 大変/3
「袋栽培とかは/1 無理なんでしょうか/3 ?/6 」
再びエンジは視聴者に聞いてみる。
― 麻袋とかに/5 土/3 詰めて/2 /04 プランター代わりに/3 するやつ/2 /01 ?/6
― エンジが/1 言ってるの/2 /01 化繊で/4 まるっと覆う/2 プランター兼/3 簡易温室の事じゃない/3 ?/6
「……そういえば/6 樹脂は/1 まだ/6 できてないっぽいですね/2 」
― 少なくとも/6 個別包装に/3 使えるほど/2 /06 贅沢には/6 ないだろうね/2
― あの栽培用化繊/1 水はけや/4 日照や/4 頑丈さのために/4 配合を/3 めっちゃ/6 研究されてるんよ/2 /7 企業秘密とかあるから/4 再現できないかも/2
― できたの/1 つい最近だしな/5
― ミルフマさんに/3 量産/3 お願いできないの/2 ?/6
― ミルフマさんとこって/1 鉄鋼業だろ/3
― このゲーム/5 化学工業とか/1 別れてんの/2 ?/6
― プラは/3 まだ/6 やめとかない/2 ?/6
― 石油/3 要るしな/2
― 輸入できるものの中に/5 石油って/1 あるの/2 ?/6
― 十九世紀初めっていうのは/5 ようやく/6 紡績機が/1 実用段階に/3 なったとこなんだよ/2
― 人類は/1 工業化/3 もっとうまく/6 やれた気はするけど/2 /7 じゃあどうする?っていうと/5 分かんないんだよな/2
― 一見/6 エコっぽいのに/3 /7 実は/6 そうでもない/3 現象とか/03
― この時代だと/5 プラじゃなくても/5 有害物質は/3 いっぱい/6 使うようになってるし/2
― ガソリンの四エチル鉛は/3 お父さん/1 許さないからな/2 /06
― この時代の/5 人工樹脂っていうと/1 セルロイド/3 ?/6
― 綿火薬の仲間は/1 お帰りください/2
― ひでぇ/3
― セルロイド/3 使うぐらいなら/2 /05 酢酸セルロースあるでしょ/1
― ベークライト/3
― ガラリス……とか……?/3
― ボワデュルシ/3 作ってみてほしいです/2 先生/1
― この世界に/5 そんなに蛋白質/1 余っているだろうか?/2 消えちゃわない?/2
視聴者も工業化に関して、いろいろ言いたいことは多いが、それでうまくいくかというと分からないことが多いようだ。




