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103 【開拓VRβ版実況26】 西にある懸案

※お使いのパソコン・情報端末は正常です。

 セリフに数字が入力されていますが、本作品の仕様です。


 開拓VRゲーム。Walkers(ウォーカーズ) on(オン) the() Frontier(フロンティア)。略称WotF。

 舞台は十九世紀前後の科学技術を持ち、魔法が発達している世界の新大陸。

 開拓者、狩猟者、学者、貴族、四つの開拓民が協力して未開の地を開拓し、拠点となる街を開き、魔物を退ける。


 現在βテスト中。実況を通じて視聴者にも不具合や説明不足をチェックしてもらう方針のために、運営会社がベータテスターには実況を推奨している。



 北の崖の上にそれなりに広大な高原が見つかってからしばらく経ったある日。


「エンジ殿、/1 船を/3 北西の平原に/5 回せるだろうか/2 ?/6 」

「きゅい」


 エンジがいつものようにキューイを連れて開拓者ギルドに来たところで、ドーエクとエプヴィルの二人に相談を受けた。


 エプヴィルが言うところによると、西の大河の上流の平原に、大至急できるだけ大量の水と食料を船で調達してほしいという。

 何でも、平原の第一定都開拓地の井戸が濁って食料小屋が焼けたと報告が来たらしいのだ。



「商船なら、/3 /05 すぐ日程を/3 調整して/2 動かせますよ。/2 ガナフドラの武装船に/3 比べると/2 武装は/1 心もとないですけど。/3

 第二定都の運輸会社の方が/5 運賃が/1 安いので/3 、/04 定期便では/5 そちらを/3 使われちゃう/2 ことが/01 多くて/3 」

 エンジの返事にエプヴィルが呻いた。

「むぅ……/6 我らは/1 ノチリスノイラ第八を/3 利用させてもらっているが/2 、/7 やはり需要は/1 奪われていたか……/2 」

「やはり安さは/1 それだけで武器ですからねぇ……/3 」

 ドーエクも納得している


 続けてドーエクの相談は土地の利用だ。

「それで、/7 合わせて/2 西の河港の/5 やや下流のノチリスノイラの土地を/03 お借りしたいのです。/2 地図で言うと/5 この辺ですね。/3

 詳細は/1 決まっていませんが、/2 /7 簡易の倉庫として/4 使うかもしれません。/2 /7 これぐらいの範囲に/5 建設許可を/3 お願いできますか/2 ?/6 」

「分かりました/2 」

「きゅーい」

 このゲームの土地の権利関係はなかなか面倒くさい。いっそドーエクに売って管理してもらおうかなと思ってしまうエンジだったが、今、急にそんな事言われてもドーエクも困るだろう。



 不幸は重なるもの、とはいうものの平原の動きを聞いて、視聴者もにわかに喋り始めた。


― 北西の平原で/5 何が/61 あったんだ/2 ?/6

― まぁ/6 予想はつく/2

― 大河の側だろ?/5 水/1 無いの/2 ?/6

― 取水権かなんかを盾に/4 水/3 止められたんじゃね/2 ?/6

― みずとま/6


― 誰か/1 北西の平原/3 行ってる/2 人の/09 動画/3 見てないか/2 ?/6

― 北西の平原の河港の/5 防衛部隊は/01 最近/5 ほとんど/6 実況してない/2

― 実況すると/5 その警備の隙を/3 ついて/2 /04 火/3 点けられるからな/2

― もう燃えたよ/2

― 実況ができない/3 証左である/2


― ダンピング戦略/1 地味に/6 効いてたんだな/2

― ノチリスノイラ/1 赤字廃線か/2

― まだ/6 本数の減少で留めてるよ/3

― まだ/6 向こうのノチリスノイラは/1 ダンピングやってるん?/2


 エプヴィル達との話が一段落したところで、エンジはギルドマスターのラッタマーシさんに呼ばれた。

 なんともない事のようにギルドマスターから爆弾情報を告げられる。


「確かな筋からの/5 情報だ、/04 お前さんに/3 複数の暗殺者が/1 差し向けられてる/2 」


― は?/6

― え?/6

― ほわっ?/6

― 唐突に/6 何だ/6

― 何で??/6


 一緒に聞いていたエプヴィル達も怪訝な顔で固まった。


「えっと/6 暗殺者/1 ってあの/3 /7 新聞に/3 出てた……/2 ?/6 」

「きゅう?」

 エンジは思わず周囲を見回すが、ギルド内には知った顔しかいない。


「あんなんじゃねーが、/3 /7 ボウズだけだと/5 対処に/3 困る事もあるだろ。/2

 ギルドも/1 街の警備は/3 強化するがな、/2 /7 荒事用に/4 こちらが/1 紹介する/2 ギルドの腕利き/03 連れとく事をお勧めする/2 」

「そんなわけで/6 旦那/1 しばらく/6 頼んまぁ/2 」

「「よろしくっす/6 」だわな/6 」

「えと/6 よろしくお願いします/6 」

 いつもの狩猟者NPC三人組だった。


― なんでや/6

― しかも/6 護衛の賃金契約/1 たけぇ!!/3


― こいつらに/3 命預けて/2 /01 大丈夫なのか/3 ?/6

― NPCは/1 プレイヤーより/6 弱いんだって!/3

― アードットは/1 前に/5 助けてくれたじゃん/2

― そもそも/6 暗殺者って/1 何よ?/6 職業なん?/6


 エンジは思わずヘルプキャラクターのハロウさんを呼んだ。

『プレイヤーに/3 代わって/2 、/7 プレイヤーキルを/3 行う/2 NPCが/01 暗殺者です。/3 

 特定条件を/3 満たすか、/2 または/7 悪名が/1 一定以上を/3 超えた/2 プレイヤーが/01 依頼することができます/2 』


― PK推奨システム!?/3

― カルマを/3 積んで/2 解放される/2 スキル?/01 ってことか/3 ?/6

― マジで/6 ロストすんの/2 !?/6

― きっつ/6

― ギスギスシステム/3 やめーや/2

― ねーわ/6


 ハロウさんが続ける。

『ただし/7 暗殺に失敗した場合は、/5 暗殺を依頼したプレイヤーが/1 ロストします/2 』


― ハイリスクハイリターン/6

― 人を呪わばっつーか/6

― ある種、/5 正当に返り討ちできる/2 システムなのか/03 ?/6


― その救済措置が/1 ラッタマーシさんの助言みたいなやつじゃない/3 ?/6

 開拓者ギルドのNPCを/3 護衛につける/2 事が/01 暗殺防止の条件に/3 なってるのかも/2


― じゃあ/6 言うこと聞いた方が/1 いいな/3


 おそらく、わざわざ忠告してきたギルドマスターの意見を取り入れることが防衛条件の要になるのだろう。という事に落ち着いた。


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