夢の葛藤
次の日。私はいつもどおりの仕事を終えて
昨日の広場へ向かった。そこには奏の姿
「おっはよ。奏。元気?」
「うーん。普通かな」
そして昨日のようにお話をしていると
「なんだサボりか?やってくれんじゃん」
翼が来た。私は少し顔をしかめながら
「なによ。休憩くらいいいでしょ?」
「んでその子は?」
「はぁ?あんた院長でしょ?知っときなさいよ。この子は奏よ」
「よろしく。院長さん」
私が紹介してるにも関わらずなにかを考える翼
すると
「おい!今何時だ!?」
「三時くらいじゃない?」
「大変だ!あと一時間でこいつは死ぬ!」
・・・・・・・・
な、なにをいきなりいってるのよ
死ぬ?こんなまだ元気な子が?
「あぁ。悪い。正直に謝る。あの運命ノートに今日死ぬって書いちまった!」
・・・えぇぇぇぇぇぇ!
翼のことによると
午後4時に病気で死ぬと書いてしまった
おそらくその前になんらかのことで病気が悪化する
その前に対処しなきゃ!
「やっほー来ると思ったよん。久しぶりの雅喜でーす」
「全く書くにはもっと頭回してくださいよ~こっちも忙しいんですから~」
そう言ってるのは雅喜と日代さんだ
「こいつの肺がんを今日治す。全力でするぞ」
「「アイアイサー!」」
私はパニクりながら
「なにか私に出来ることある?」
「夢ちゃんが血大丈夫なの?大丈夫なら手をつないで安心させる係でもしてあげて」
血が怖い
怖いのは分かってる
あの過去を思い出しちゃうから
でも目の前の子が死ぬってのに
そんなこと言ってられない!
「・・・・・・・・わかったわ。」
次回は『奏の気持ち』
奏は生きるのか!
そして夢の血が嫌いになった理由とは!?
(それはあとになりそうだけど)
次回お楽しみに!




