表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あの桜の向こう側  作者: ENi(エニ)
3/4

Story3 決意、そして。

月崎高校の教師・生徒


井出川(イデガワ) (アツシ)

32歳(♂)‐2年A組担任・社会科教師‐フットサル同好会顧問

→宥たちの担任教師。独身。

 いつになったら結婚するのかと、生徒たちにいじられている。


神崎(カンザキ) 咲子(サキコ)

23歳(♀)‐2年A組副担任・国語教師‐吹奏楽部顧問

→教師歴2年目。彼氏無し。

 真面目な性格だが、少し天然なところがある。


高橋(タカハシ) 有紀(ユキ)

16歳(♀)‐2年B組―所属:ソフトボール部

→隣のクラスに転校してきた宥に一目惚れ。ずっと気にしている。

 孝に好かれているが、有紀は孝のことを嫌っている。


佐藤(サトウ) (タカシ)

16歳(♂)‐2年E組―所属:軽音楽部

→有紀が宥のことが好きというのを聞いて、宥のことを嫌っている。

 物凄い自己中心的で女子にはあまり好かれていない。


輝沢(カグサワ) (アキラ)

17歳(♂)‐2年A組:所属:剣道部

→不登校。宥と会ったことはない。

 1年の時は普通に学校に来ており、いじめられている訳でも無かった。

 なぜ不登校になったのかは、誰も知らない。









「なぁ、昨日面白い話見つけたんだけどさ」

俺達3人の今日は、この言葉から始まった?

「なんや?おもろいのって」

「幻桜山の都市伝説?みたいな話なんだけどさ」



――幻桜山(ゲンオウザン)


  東桜花町と斎苑町(サイエンチョウ)の間にある小さな山。

  それほど高くはないものの、とても美しく、どこか不思議な雰囲気がある山。



「幻桜山の都市伝説?」

和馬が眠そうに言う。

「幻桜山の頂上に、大きな桜が咲いてるだろ?

 その桜に手を当てて、願い事を言うと、願い事が叶うんだってさ」

「んー、なんか昔聞いたことがあるようなないような・・・」

和馬はまだ眠そうだ。

「その都市伝説、聞いたことあるで」

愛子が何故か誇らしげに言う。

「え?マジ?」

和馬がようやく目を覚ました。

「あぁ、ホンマやで!

 でもな、幻桜山に登った者は、二度と山から出られなくなるとか・・・」

「なんだそれ?そんなの所詮都市伝説だろ?」

和馬が鼻で笑う。

「そんなこと言ってー、まさかビビっとるんちゃうんか?」

「んなわけねーだろ!お前と一緒にするな!」

「なんやて!?ウチがビビっとるいうんか!」

2人がヒートアップしてきたところで、

「まぁまぁ、落ち着けって」

俺が仲裁に入る。

「だったら今度、確かめてみるか?」

俺の発言に2人は声を合わせて、

「え?」

と言った。

「丁度明日、創立記念日で休みだろ?」

「ええわ、いったろやないか!」

「なんか面白そうだし、行ってみるか!」


「じゃあ決まりだな!いざ、幻桜山へ!」

「「おー!」」


丁度いいタイミングで、クラス担任の井出川が入ってきた。

「よーしお前ら席付けー、HR始めっぞー」


こうして俺たちは、幻桜山の桜の都市伝説を調べに行くことになった。












続く

ENiです。

第3話です。

ようやく緊張も解けました。

とても眠いです。

今回も読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。

次回もよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ