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あの桜の向こう側  作者: ENi(エニ)
2/4

Story2 とある噂。

西野家の人物


西野(ニシノ) 明日香(アスカ)

15歳(♀)‐雪丘中学校3年5組‐所属:バスケ部

→宥の妹。兄の宥や、和馬、愛子とも仲が良い。

 和馬によく貧乳を馬鹿にされる。


西野(ニシノ) 明子(アキコ)

38歳(♀)‐専業主婦

→宥、明日香の母親。料理がとても上手。

 調理師免許をもっている。


西野(ニシノ) 宏信(ヒロノブ)

43歳(♂)‐会社員

→隣町にある大手企業の重役。

 ちょっとお茶目なおっさん。









「あいつら、ホンマに元気やなぁ」

愛子が校舎4階にある2年A組の教室の窓から見える、

フットサル同好会の試合を見ながら呟く。


それに気づいた宥と和馬が下で大きく手を振っている。


「ええから試合に集中せんかーい!」

そう言いながら、愛子は微笑む。



――こんな毎日が、いつまでも続いたらええのになぁ。



愛子は心の中で呟いた。








試合終了の笛が、校庭いっぱいに響き渡る。

「3-2、2年チームの勝利!」

「ありがとうございました!」


「いやー、勝った勝った!」

和馬が上機嫌で笑っている。

「まさかお前がハットトリックなんて決めるなんてなぁ」

宥は心底驚いてるようだ。

「俺様の技術が凄いってことさ」

「そうだね・・・」

宥は若干呆れている。


「おーい、お疲れ様ー!」

愛子が校舎から声をかける。

「おーう!」

和馬はまだ調子に乗っているようだ。

「和馬、騒いでないで教室戻るぞ」


宥はなんでこんなに冷静なんだろう・・・。

和馬はとても不思議そうだった。






――――――――――――――――――――――――――――――――――


「お兄ちゃんおかえりー」

「おう、ただいま」

妹の明日香が階段から降りてきた。

「もうすぐ夜ご飯できるってよー」

「うん、わかったよ」

俺は妹とすれ違うように階段を上り、自分の部屋に向かっていった。





夜ご飯を食べ終えた俺は、部屋に戻り、PCに向かっていた。

いつものようにだらだらと、食後の生活を送っていた。

いろんなWebサイトを見ていると、宥の目に、一つの記事が目に留まった。


「幻桜山の桜の伝説、か・・・」


そのサイトには、

『幻桜山の頂上に咲く桜、幻桜(ゲンオウ)に手を当て、願い事を言うと、

 願い事が叶うらしい。

 しかし、この噂を確かめに幻桜山に登った者は、

 誰一人として帰ってこれないらしい。

 この噂を信じるか信じないかは、あなた次第。』

と、書かれていた。


「・・・なんだか、面白そうだな」


俺はその時、この噂が本当なのか、少しだけ気になっていた。










続く

ENiです。

手の震えは止まったものの、

今度は足が震えています。


今回見てくださった皆様、本当にありがとうございます。

次回も読んでいただけたら、土下座して喜びます。

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