第36話(続) 避暑地の貸別荘へ<2220.07.22>_キス未遂?
第36話との区切りを誤って投稿してしまいました。
第36話 避暑地の貸別荘へ<2220.07.22>
第36話(続) 避暑地の貸別荘へ<2220.07.22>_キス未遂?
2話は本来ひとくくりだったのですが、ごめんなさい。
※画像はイメージです。
(え゛っーーーー・・・・・・・・)
びっくりした。まさか高島さんがひとりで出てくるとは想像もしてなかったので、本当に驚いた。僕は長い丸太の角の座席に座っていて、高島さんはその斜め向かいに座った。しばらく何か会話をした後、炭を追加したくなった。炭の箱は僕と高島さんの間の”床”に置いてあった。置いておいた炭をとろうと高島さんのほうに僕の体をゆっくり傾けた。その時、僕のその動作に驚いた高島さんが体を軽く後ろにのけぞらせた。高島さんのその動作にびっくりした僕は、体を斜めに傾けたまま動きをとめて高島さんの方に視線だけを送った。動きの止まった僕と目の合った高島さんは何事もなかったかのように体を元の状態に戻した。一瞬だけ間をあけて、僕も何事もなかったかのように、炭をとる動作を続けた。炭を取る動作を続けながら、今の彼女の反応について考えた。
(普通に考えて今の高島さんの動きは僕が高島さんに”キスをしようとした”と思った動きだよな? ほかに何がある? ・・・)
何をどう考えても、僕が高島さんにキスをしようとしたと思った時の体の動きであるとしか捉えられなかった。そうでないと僕の体の動きに合わせて体を後ろにのけぞるような動作にはならない。
しかしそれは少々不可解だった。それは、僕と彼女の座っている位置からして、とても座ったままキスできるような距離感ではなかったからだ。それに僕は視線を常に下に落としながら動いており、キスをしようと思った動きであれば、高島さんを見つめながら体を動かさないとできることではない。そもそも、お付き合いもしていない女性に突然キスするってことになるのだろうか。経験が無いので分からない。そう考えると、そもそも高島さんがそういうことを考えていたからそういう反応になったのではないのかと勘繰ってしまう。
女心なんでしょうか。




