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第25話 つらつらおもんみるに<第3の選択肢>
※画像はイメージです。
告白に対する返事は「はい」か「いいえ」の2種類しかないと思っていた。だから高島さんに誘われるようにした2回目の告白に対する「待ってください」の返事は少なくとも「はい」ではなかったので、そう言われた僕からすると「いいえ」と否定されているようにしか受け取ることができなかった。前回と今回の2度続けて否定されていると思い込みひどく落ち込んで、この日以降に2回目の告白のことを思い返して高島さんの言葉の意味を受け止め直すことはできなかった。すごく大切な場面なのに、彼女に言った言葉の意味を深く追求することはなかったのだから、我ながら抜けており、残念な性格だと思う。
同じ女性に1年もまたずに続けて振られたと思い込んでいた自分からすると、言葉の意味以前の問題で、あまりに恥ずかし過ぎた結果が原因していた。恥ずかしいことをしてしまったのだから思い出したいわけもない。
1回目はともかく、2回目はふられたわけではなかったのだから、僕と高島さんの想いが噛み合っていない。ただ、高島さんに誘われて告白したのに「はい」と言ってもらえなかった衝撃のすごさは、もはや男女関係以前の問題で、それでも人間不信にならなかったのは、いつものことながら、まずは自分が悪いものだと思い込んでいることに原因していると思う。




