39/66
第20話 県民文化祭の練習<2219.10.某日>(2)
※画像はイメージです。
結局、そのまま練習の終了時刻まで体調は回復することはなかった。この日は朝から夕方まで二日酔いの気持ち悪さは変わることはなかった。
(あっ、しまった)
忘れていた。練習が終わると参加者全員が集まってミーティングをすることになっているの忘れていた。会場に来てしまっている以上参加しないわけにはいかない。しかし気持ち悪すぎて立っていられない。
(し、仕方ない、ここに居る以上行くしかないかぁー・・・・はぁ、もうホント情けない)
這うような気持で集まっている皆のところにまで行った。恐々とさりげなく彼女の表情から彼女の心境を探ろうとしたものの、ひるみ切った心理状態だったからかどうしても怒っているようにしか見えない。
(だよな。そうだよな。そりゃそうなるよな・・・・)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
この日の高島さんが怒ったように思えたのは、まだ高島さんのことがわかっていなかったからだった。僕の記憶にある限り高島さんが僕に対して怒ったことは無い。怒ったような振る舞いをすることは何度もあったけど、高島さんが僕に対して怒ったような態度を取るときは嬉しいときであって、怒っているわけではなかった。




