レベル上げ
色々あってレベルを上げる必要があってダンジョン攻略に出向く。
ダンジョンの中に入ってみると野原が広がっていた。
あちこちに動物がいる心が落ち着くような感じがする。
取り敢えず弱そうなスライムを倒すことにする。
しかし
(どうやって戦うんだ?)
戦い方がわからないから拳でスライムを倒すことを決意する。
一発かましてみたけどブヨブヨしてダメージが入ってるかわからない。
蹴ってもみたけどブヨブヨしてダメージがなさそう。
倒す術が見つからずレベル上げが絶望的になってしまった。そのうえスライムが敵対したみたいで体当たりしてくる。
(痛い。)
体力が1減る。
(体力が失くなったら死ぬのでは。)
こっちの攻撃は入らないが向こうの攻撃は入るという絶望的な状況になってしまった。
死にたくないから全力で逃げることを決意する。
簡単に逃げれた。
(体力回復しないとあと4発で死ぬんだけど。)
「あっいたいた。」
暖かくて優しい声。これは昨日の女性の声。
「無事に登録が済んだようだね。待っててくれればよかったのに。」
「すみません。でも自由行動できるのAランク冒険者からだそうです。」
「そうなの!?ごめんね。私が登録した時は
レベル60だったから知らなかったの。」
「凄いですね。
それよりどうやってレベルを上げればいいんですか?」
「モンスターを倒すといいよ!」
「倒せないんですが。」
「剣とか持ってない?」
「剣もお金もなくてスライムすら倒せません。」
「じゃあ謝罪の意を込めて私の剣をあげる。」
「ありがとうごさいます!」
「私用事あるからこれで頑張って!」
「はい!」
「基本的に叩いとけば経験値入るからね~。」
去っていってしまった。レベル上げを再開する。
すぐ近くにいるスライム目掛けて斬ったら一撃で倒せた。
「初勝利!
レベルは2。」
取り敢えずレベルが上げられるようになった。ユウはスライムを倒しまくる。
「5レベになったらスライムじゃ経験値が少なくて30体位倒さなきゃいけなくなったし、経験値全部一緒で本当に能力発動してるのかわからない。」
能力が発動しているかわからないまま倒して倒して10日が経過していた。
「やっとレベル10になれた!!!!」
結局能力の詳細がわからないままレベル上げに成功した。
「久しぶり。頑張ってるんだって?」
久しぶりにお姉さんに会った。
「久しぶりです!レベル10になれました!」
「後40分上げれば自由行動できるね。自由行動出来るようになったら一緒に旅しない?」
「はい!でも何年かかるか。」
「下の階に行けば?危ないけど経験値多いよ。」
「危ないのは嫌です。」
「私と行けば安全だよ。」
「一緒に来てくれるんですか?」
「今日は無理だけど時間が空いたらいいよ。」
「やった!」
その後レベル上げをずーーーーっと続けてお姉さんが一緒に来れる日になった。
「お疲れ様!じゃ行こっか。」
「はい!何階に行きますか?」
「今のレベルは?」
「今はレベル24です。」
「18階ぐらいが丁度いいかな。」
「18階なんて行けるんですか?」
「えっ!?ギルドに行ってないの?」
「えっ!?1~10階までって言われました。」
「レベル上げた後?」
「上げる前です。」
「先にギルド行こうか。」
「はい。」
昼夜問わずスライム叩き続けてたからギルドに行く時間がなかった。
「えーと、Dランクなので20階まで行けますが自分の実力は把握して自分の身の丈にあった階に行ってください。」
ということで
18階にレベル上げに向かう。
「お姉さんのレベルはどのくらいですか?」
「女性にレベルを聞くのはご法度だよ。」
「そうだったんですか!」
(年齢かよ。)
「何歳ですか?」
「私は17だよ。」
(年齢はいいのかよ。)