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慟哭 後ろ語り1

毎度のごとく遅れました、もう殆ど月1更新になってるねはい、済みませんでした!

あのボス?に、キルられると、視界が反転し、その後、急に視界が真っ黒になった、うーん、初見だとなかなかに怖い、これ、暗殺者みたいな隠れて、一撃必殺、みたいなやつにキルされたら、単純なホラーじゃない?


で、今はなんというか、熱くもなく、冷たくもない水の中にいるような浮遊感を感じながら、待機中、このゲーム、現在生存状態のパーティーメンバーの数に応じてこの蘇生待機状態の時間が変わるんだけど、1人でも、30秒あるんだよね、野良で蘇生してくれる、辻ヒーラーならぬ辻アンビシャーが居ないとも限らないからね、あとどうでもいいけど、辻アンビシャーってすごくすごい語呂悪いね。


あ、どうでもいいこと考えてたら、もうすぐ30秒立つな、さーて、これでようやく普通にプレイできるなー



◆◆◆◆◆◆◆◆◆

そう思っていた時期が僕には有りました、はい、あれだけ重要そうな場所にいて何もイベントがないのはおかしいよね!?


あ、今の状況?今はね、「きゃーっ、かーわーいーいー♡」黒いドレスを着た黒髪碧目のお姉さんに、抱きつかれています、何がどうしてこうなった?


落ち着けー、取り合えず、素数かなにかでも数えて、落ち着け、るかああ!


えー、何が起こってこうなったかって?僕が教えてほしいよ!?


◆◆◆◆◆◆◆◆◆


えーまずは、あの待機時間が終わって、リスポーンしたんだけど、リスポーンした場所が、何かの大聖堂?みたいな場所で、最初は、最初の街のリスポンポイントかと思ったよ?でも、何か寂れてるし灰色だし、女神像とかステンドグラスとかの教会っぽい物が見当たらなくて、さらには人が全く居ないの、プレイヤーどころかNPCも、でよ、次には何かの骨がそっこら中に転がってるのよ、で、確信したわけ。


「あ、ここ街とかの教会じゃねえな」


ってね、取り合えず僕は辺りを探索したよ、そうしたら何か、少しきれいな状態の人骨を見つけたんだよ、何かの本と錆びた鍵を持ってたから拝借しようとしたよ、で、ようやく気がつきました、自分の体がちょっと透けてることに、ほんとに、気持ち透けてるだけだったから、ぜんっぜん気付かなかった、透けさせる意味あるの?って思ったもん、まあ、今はそれよりも鍵と本の話するけど。


取り合えず、ちゃんと持てた、どっちもね、それで本を開けてみたの、そしたらあらびっくり、黒塗りのページにでっかく赤い字で「神」って書いてたもん、ぜーんぶのページが、何?何かの儀式なの?って思ったよ!しかも無駄に達筆なのが妙に腹立つんだよ!顔も知らないのに何故か無性に腹が立ったので本は、投げ捨てた。


で、鍵の方は、鍵穴とか扉探してると、急にものすんごい力で引っ張られて、たぶんステンドグラスが有ったであろう窓枠の下に、ポツンと鍵穴が有ってそこに勝手にはまりました、そしてガチャンと回って、エレベーターみたいに、ゴゴゴゴゴ、、、って床が下がっていったのよ、少し経って、底に着いたら、石造り一本道が有ったから慎重に進んで行ったよ、まあ罠なんて無かったけど、結構歩いたら木製の扉があって、それを開けたら、木製の棺桶?みたいな物が立ってて、それが開いたかと思ったら、また、視界暗転してこんなムービー始まったんだけど。



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆





私はまず、一人の男に聞いてみたわ


「神様って何?」


男はこう答えた、「いつも俺たちを見守ってくれている、崇めるべき方だよ」


私は次に一人の女に聞いたわ


「神様って何?」


女はこう答えた、「私たちに幸運を授けてくださる、尊い御方よ」


私は一組の老夫婦にも聞いたわ


「神様って何?」


老夫婦は口を揃えてこう答えた、「我ら人間に栄光をもたらしてくれた、至高の存在だよ」


私は最後に子ども達に聞いた


「神様って何?」


子ども達は曇りきった目でこう答えたのよ、「とってもすごい人!」



このような答えを、ありとあらゆる人間が同じように答えたのよ、そう、この世界の「神」は人間達の間では絶対至高の存在となっていたわ。


吐き気がしたわ、どんな人間も何もしてもらっていないのに、まるで授かったような反応をするのよ、この世界は腐っていたわ、大地は枯れ、水は汚れ、空は黒く、そして、人間の心も壊れている、文字通り、腐っていたのよ。


自分はそうじゃないって思ってたけどね、ええ、私は神を盲信してたわけでもないし、心もちゃんとしていたからね。


だからこそ、今、私はこうしてあなたに話せてるわけだしね。


そうね、それじゃあどうしてこの世界の人間がああなったのかを話しましょうか。


あれは、20年位前のことだわ、ある日突然、すべての物が『止まった』のよ、本当の意味でね、あなたも見たでしょう?湯気がたったままのスープとかを。


ええ、止まった物は、止まった瞬間のまま、永遠にそのまま。


進むことも、戻ることも、何もできない、永遠という牢獄に囚われるの。


で、勿論、人間たちも止まったわ、『魂』だけがね、本来生物は魂が体から離れて、死んだと判断されるの、でも、その魂が動けなかったら?ええ、体は死んでるのに生き続ける、『生きた死体アライブデッド』になるのよ。


更に厄介な点で、『生きた死体アライブデッド』は、再生するのよ、まるで、魂の状態に体を無理矢理同期させようとしてるみたいにね。


ちょっと話がずれたわね、それで、人間をこんな風にしたのはね、、、、

良いと思って頂けたら★を、また読みたいと思ってくれたら、ブックマークお願いします!

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