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ゲームスタート、少々のブラコンを添えて

テンションMAXになって、書いた作品です、色々と粗削りで、超不定期ですが、宜しくお願いします

マンションの一室、そのリビングで胡座をかいて思案する少年の姿があった


「さて、これはどうしたものか」


今、僕の目の前に箱がある、至って普通の段ボール箱だ、大学生で寮暮らしの姉から送られてきた荷物なんだが、、、


弟の僕が言うのも何だが、姉は少々、、、じゃねえは大分変わり者だわ、具体的には弟の僕に際どい水着を大量に(しかも女物)扇情的な下着を定期的に(これも女物)そしてしまいにはなんかよくわからんラベルにはハートのマークまで送ってくる。


そんな姉が送ってくる荷物だ、警戒するのは当たり前だが、、、


「なんか今回に限っては宅配だったからなあ、何なんだ?」


いつもは手渡しからの拘束、そして強制着衣させられたり、強制的に服薬させられるのだが、と言うかあの薬飲んだ後から記憶無いんだけど、え?なんだったのあの薬?、ってそうじゃないそうじゃない、今はこれだろ。


「つっても開けないことには何も変わらないよなあ」


そう言いながら僕は段ボールを開けると、そこには、大型筐体外部後付け型VRヘッドギアと『オンリー・トラベラー・オンライン』と書かれたソフトケースが入っていた。


「え?姉さんならもっと変なもの送って来ると思ったけど、、、ん?」


そしてもうひとつ、『私の愛しのマイシス、、、マイブラザーにプ・レ・ゼ・ン・ト』と書かれた封筒が、、、開けたくねえ、、、


「開けたくないけど、開けないと行けないよねえ」


僕はため息混じりにハートマークのシールを剥がし中身を読む


『私の愛しの陽月ちゃん、最近暇だって聞いていたので面白そうな新作ゲーム買ってきました~、でもでも貴方のだーい好きなお姉ちゃんは最近忙しくて直接渡せませんでした、、、しょんぼり、、、だから陽月ちゃんはこのゲームを存分に楽しんでください、お姉ちゃんもゲームなら時間取れるからね♪あ、因みにお姉ちゃんはβテストプレイヤーなのでそっちの得点の方を使うから気にしないでいいよー、じゃあ楽しんでね~

 Ps,お姉ちゃんのプレイヤーネームはエリンだから、見つけたら声かけてねえ?』


「ウワァ」


思わず声が出てしまう。


みんなも分かるでしょ!?突然身内がこんな気持ちわ、、、ンン!!変な手紙送ってきたらドン引きするよね!?、、、はあ、考えるのはいいか、と言うか姉さんいつの間にβテスターやってたんだ?僕に真っ先に言いに来そうなものだが、、、と言うか僕暇っていったことあったか?、怖


てか、オンリー・トラベラーオンラインってCMでやってたあれか、剣と魔法のファンタジー世界がモチーフのVRゲームでとんでもなく倍率高かった気がするけど、まあ、姉さんのことだ、何かコネでもあったんだろ、うん、深くは考えるな、呑まれるからね。


後、陽月と言うのは僕の名前だ、そういやちゃんと自己紹介しないとね、僕の名前は鳥上(とりがみ) 陽月(ひつき)だよ、髪は濃いめの灰色で少しウェーブがかったセミロング、年齢は16歳、身長は大体155センチで、右目が金、左目が赤色をしてるよ、コンプレックスは見た目と声が完全に女の子なこと、、、あれ、僕一体誰に?



オンリー・トラベラー・オンライン略してOTO、ファンタジー系VRMMOの最新作、グラフィックやシステムが他社のゲームのそれを完全に超越している為、20年先のゲームと呼ばれている。


βテスターの倍率は驚異の50倍、そして初期ロットは60倍と、その期待は留まることを知らない。


このゲームのキャッチコピーは『貴方だけの旅を、見つけろ』





何はともあれ、姉さんからの好意の贈り物だ、使わなかったらナニされるかわかったもんじゃないからね、やらせていただきましょう。


VRヘッドギアを少々大きめのゲーミングチェアに接続する、このゲーミングチェアって確かオンリー・トラベラー・オンラインを出してる会社、、、ドリームトラベル社のハイエンド品だったっけ、すっごい高性能で座り心地抜群でマッサージ機能からARシステムも搭載、さらにはそんじょそこらのPC何か比べ物にならないくらいのスペックを持つコンピューターが搭載されてる、もう椅子の範疇を越してる物だね。


これってやっぱり高いのかな?父さんから誕生日プレゼントで貰ったんだけどいくらしたかは怖くて聞かなかったんだよなあ、今度聞いてみ、、、いややめとこやっぱ怖いわ、さて続き続き。


「接続した後は、ログインか、これは被るだけで大丈夫なはず」


アカウントは作ってた筈だからね、と言うかヘッドギアって言うよりフルフェイスヘルメットだね、こりゃ、と言うかこれもハイエンド品じゃん、散財し過ぎだろうちの家族、、、


まあいいか取り敢えずソフト入れて、電源入れて、被ったら、、、ログイン出来た、たしか生体認証でログインしてたっけ、普通ならパスワードとか入れないといけないけど、そのあと様々な初期設定をいじくり、OTOを起動しデータをダウンロードする、あ、ちゃんとログイン時オートで起動するように設定したよ、データダウンロードは少し時間がかかるから電子説明書を読む、へえ、人系統以外の種族は進化とかあるんだ、大体20で進化ねえ、ああでもかなりステータス補正がピーキーなのか、こんな風に説明書を読んでいく。


そして、ダウンロードが終わり、完全起動した次の瞬間には白い空間にいた


「うわっ急だなあ」


急にこんな何もない空間に飛ばされるって地味に怖いんだけど。


「フフ、ここにいらっしゃる方々は皆さん同じような反応をされますね」


後ろから女性の声がする、振り向くと、一対の純白の翼を背に持った白色のロングストレートの髪で両目とも碧眼の女性、女神がいた、服装は女神らしいと言うのか純白の白い布を着ている、誰?


「あなたは?」


「ワタシは管理AIです、皆さんからは女神さんと呼ばれますが」


女神は女神さんだったらしい。


「そうなんですねそれで女神さんは何しに?」


「そうですね、今から貴方に初期設定を決めてもらいます、キャラメイクやステータス調整もこれに含まれますね」


ああ、ゲーム始める前と言ったらそれしかないか。


「OK女神さん、じゃあお願いします」


「分かりました、ご不明な点などがございましたらお気軽にお申し付けください」


そう言うと目の前にウィンドウが現れたのでポチポチと弄っていく、プライバシーは、、、別にいいか、撮られて困ることはたぶんないし、描写設定か、まあ15歳以上のでいいか、感覚設定か、う~んこれデフォが80%なんだったら100%でも問題ないよな?まあ一応聞いてみますか


「女神さん、感覚設定って高くしたら何か不味いことってあります?」


「そうですね、基本的にはないです、そもそもフィードバックされる刺激などは軽減されてるため、よほど心臓が弱かったりしない限りは命の危険もないですし」


「分かりました」


そのあともいろいろ女神さんに質問しながら設定を弄くり、次はキャラメイク


「取り敢えず、リアルをベースに作るか」


リアルデータをウィンドウ上に呼び出し弄くる、因みに性別を変えることはできない、変える気は無いけどね、プレイヤーネームは、、、いつも使ってる『ルナン』で良いか。


そうこうしつつ、数分後、ウィンドウ上にはこの世界での僕のアバターが出来ていた、髪は色だけ白に変え、身長は弄らなかった、違和感凄かったからね、目は深い青色にした、うん全然変わんないしなんなら、カラコンとウィッグでしたことあるわこの格好、まあ別に変える理由もないしいいか。


「キャラメイクは終わったので次お願いします」


「分かりました、次は種族とステータスですね」


女神さんが頷くと、目の前のウィンドウが切り替わり、ステータス画面となる、一応初期はこんな感じ

───────

PN ルナン

《種族》:人間ヒューマン


《ステータス》

HP:20

MP:10


STR:5

VIT:5

DEX:5

INT:5

MND:5

AGT:5

LUK:5


SP10

───────



う~んどうしようか、プレイスタイルとか全く決めてないから決められない、種族も種族でいろいろありすぎて良く分からないし、と言うか人外系統の説明欄に『玄人向け』って書いてるんだけど、ステータス傾向も、変態的と言うかなんと言うか、片寄りすぎだね、、、う~ん決められん、女神さんに決めてもらうか?


「すいません、これってランダムとかってできますかね?


「ランダム機能ならございます、全てのスキル及び種族も含めたステータスがランダムになり振り分けられるポイントが5増えますが、、、」


「何かあるんですか?」


「えーと、先ずは一回ランダムを選ぶと再抽選も再振り分けもできなくなります、そして二つ目が、ランダム抽選にしたプレイヤーのほぼ全員がキャラクターリメイクを行っています」


「oh、でもまあ考えても出ないもんは出ないですし、ランダムにします!」


男は度胸!詰まったとしても序盤なら方向修正が効くし、最悪姉さんに頼ればいいからね


「本当にいいんですか?」


「もう、覚悟は決めました、お願いします!」


スキルもなのは少し怖いが、どうせこっちも修正できるだろうし、さあどんとこい!


「分かりました、では抽選します、、、」


女神さんが諦めたような声をだすと、目の前にウィンドウにスロットマシンが現れ、回っていき。


ジャンジャカジャーン!


と言う音と共にステータスウィンドウが出てくる。


────────

PN ルナン

《種族》:幻想ファンタズミックゾンビ  元想:猫獣人 ■■■


《ステータス》

HP:5

MP:15


STR:15

VIT:3

DEX:6

INT:4

MND:3

AGT:27

LUK:7


SP0


《スキルリスト》

腐爛体

夜目

俊敏

遠視

潜伏

歩行術

────────


うーん、暗殺者だねえ、びっくりするほど暗殺者してるねえ、ゾンビの暗殺者って何よ、あ、死体だから暗殺死体か、なんだよそれ、暗殺者が暗殺されてるじゃねえか。


と言うか、幻想のゾンビって何だよ、何か変な項目もあるし、


「おおよそ良いステータスと言って差し支えないかと思います」


「これいい感じ何ですか?」


「そこまでとがり過ぎてるという訳ではないため何ですが、ですが、種族が問題ですね」


「種族が問題?ああ、ゾンビだから走れない~ってやつ?」


「はい、一応多少はふつうの歩行も速くなるんですが、それでも腐爛体が邪魔をしてしまいます、それに加えて、猫獣人としての特性も消えてしまいますし」


「そーですか、、、まあ良いか、とりあえずはじめちゃって下さい、あ、チュートリアルは飛ばしてもらって結構です、説明読みましたんで。」


「わかりました、それでは再びここに来ることが無いよう願っております、それでは貴方だけの道を歩めるように、、、」


女神さんが目を閉じ祈るように両手を合わせると、周囲が光に包まれた。



良いと思われたら★下さい!

感想でも良いです!

それらが1つでもあれば自分のモチベに成ります!

宜しくお願いします!

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