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34.裁縫スキル

 

 刺繍の座禅効果に気付いてからは毎日のように刺繍やぬいぐるみ作りをするようになった。


 なぜだかユグドル先生が暫く家庭教師をお休みする事になったから時間が余っているのだ。その上、魔力感知と思い込んでいた魔力防御もユグドル先生と一緒の時以外は禁止されてしまったのだ。本来の魔力感知ならばいいとの事だったけれど、ようやく魔法の訓練が本格的に始まると思っていたから残念な気持ちが強くモヤモヤした鬱憤がたまっていて―――そう、端的に言えばリーシェルはしょげていた。




 はぁーあ……午前中はアランお兄様の所にユグドル先生が来ているのに私の授業はしばらくないなんて……


 ちく、シュッ ちく、シュッ


 私もはやく魔法の訓練したいなぁ。せっかく全属性の魔法適性があるってわかったのになぁ。

 しばらくってどれくらいだろう……


 ちく、シュッ ちく、シュッ


 ふふ、このまま私、お針子にもなれるんじゃないかしら?ぬいぐるみのクオリティがどんどん上がってるもの。

 もしかして裁縫スキルでも持っているのかしら。

 ララに用意して貰った綿を詰めたぬいぐるみはふわふわで、はやくもクマ・ネコ・ウサギと2匹ずつ大きさ違いでできている。

 大きいほうは抱き心地が良いように枕くらい、小さい方は手のひらサイズで蝶ネクタイもついていてすごく可愛い!まだのっぺらぼうだけど。


 問題は瞳なのよねー。大きい方はボタンでいいのだけれど、小さい方はキラキラのお目目にしたいわ。

 小さい宝石とかあると綺麗だろうなー。


 小さいものでいいのよね。お父様におねだりしてみようかしら……ううん、商人を紹介して貰った方が早いわね!


 よし!お父様の執務室にレッツゴー!!


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