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星々の欠片  作者: ラム
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桜の咲く道

初投稿です。書くのも初めてですので誤字、脱字、文章力が酷いかもしれませんがご指摘ご鞭撻のほうよろしくお願いします。

 まだ肌寒い日、僕は海の潮風と新しい土地のワクワクで船の中で目が覚めてしまった。休憩所からは様々な人がいる中、僕は外の景色を見ようと人をかき分け空いている窓を見に行く。


「えー まもなく沖の鳥大陸に入港いたします、お忘れ物がなきようにお気をつけください」


そんなアナウンスを聞きつつ、僕は窓の景色に夢中になっていた。港には一本道の左右に桜の木が並び、まるで歓迎されている気分になっていた。そして立派な魔術師になるという覚悟を決めて僕は船を降りた。


「うわぁ……」


 降りた途端、船の中では感じれなかった少し強い風とその風に揺られて桜が舞う光景がすごく幻想的でつい浸ってしまっていた、自分が住んでいたところには桜が咲かない地域だったのですこし長く見ていたのだろう。


「……ッ⁉」


そしたら後ろの人にぶつかってしまった。こけそうになったのをなんとか堪え後ろを向くとそこには僕よりすこし身長が高い学院の制服を着た男の人が立っていた。


「邪魔ぁ…」


「す、すいません」


 道を譲ると男の人はすこし睨みながら一本道の方へと歩いて行ってしまった、僕も男の人が歩いていった道を少し歩いた所で女の子に声をかけられた。


「大丈夫??」


その子は年下かなっと思うほど幼い顔立ちだった、けれど自分と同じ制服を着ていたこともあり同い年ということが分かった。


「うん……ちょっと初めて桜を見たから感動しちゃって」


「初めて??」


「住んでいた地域が寒くて桜が咲かないんだよ」


「あ!! だからずっと桜を見ていたんだね!」


これが僕、氷上 零(ひがみ れい)の大陸で初めて知り合った友達であった。


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