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オリジナルスキル:Military baseは強すぎる!  作者: 近衛瑞
ギルド動乱編
86/132

86.カイラの要望2

「明日までには返事するから」

俺はそれだけ言い残すと会議室を後にした。

カイラ達が国際独立軍に入る。

確かに国際独立軍は人手不足だ。

使い魔ではできない仕事だってあるし、使い魔にすべて判断を任せるわけにはいかないためである。

しかし問題点もある。

それは給与制度が整っていないことである。

これまでに国際独立軍に所属していたのは俺とスヴェート。そして奴隷身分である国連事務官である。

奴隷身分の国連事務官は衣食住の保証をしていればいいので給与とかは支払っていなかった。

そして俺とスヴェートは別に食事だけできていればいいので給与はない。

もし必要な物があればギルドメンバー時代の貯金から支出していた。

そこに完全に職員として一般の人が入るのである。

まずは給与制度の整備が一つ目の課題だった。

二つ目に情報漏洩の危険性である。

国際独立軍の軍事情報はこの世界を完全に変えてしまう力がある。

そんな情報がアウトバーナーのような悪い奴らにわたってしまえばこの世界は混沌と化してしまう。

カイラ達が実はスパイだったということは考えたくないが、万が一ということもある。

そこの調査も本来は必要なのだが国際独立軍は調査機関を持っていない。

つまりは調査不可能なのである。

「信用するかどうかは勘で決めるしかないのか」

俺は呟いた。


俺はいろいろと思案しながら情報作戦室へ向かった。

情報作戦室に着くとスヴェートが居た。

「ちょっと相談があるんだが」

俺はスヴェートに話しかけた。

そしてカイラ達が入隊したいと伝えてきたことや、考えられる懸念等を伝える。

「入隊させる以外の選択肢はないでしょう」

スヴェートは俺の話を一通り聞き終えるとそう言った。

「なぜだ?」

俺は聞いた。

「給与は素直にまだ決まってないからしばらく待ってくれと言えば済む話でしょう。それに情報漏洩したところで兵器を作る材料があまりないと思われるので、国際独立軍の脅威になるような規模で敵対する組織は出てこないのではないでしょうか」

「確かに一理あるな。じゃあ入隊を認める方向でいいか?」

「ええ。構わないと思いますよ」

俺はスヴェートと話して「許可する方向で」と結論付けた。

「じゃあちょっと休むから」

そう言って俺は自室へと向かった。


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