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110.世界地図の作成ー龍大陸&魔大陸編
「じゃあ次は龍大陸を説明しますよ」
スヴェートは言った。
「龍大陸はですね、各種族ごとに村を作って生活しています」
言い終わるとスヴェートはドヤッとこっちを見た。
「それだけ?」
「はい。それだけです」
俺が聞くとスヴェートは当然といった感じでうなずいた。
「国家とかないの?」
「龍種は一個体で生きていけますからね。あくまでも種族の仲間意識で村を作っているに過ぎませんので集団で村を守るとか、狩りをするということはしません」
「そ、そうなんだね」
つまり龍大陸は村があるだけで国家があるとかではないらしい。
「魔大陸は誰もわからないか」
俺が言うとみんなうなずいたので魔大陸は保留ということにしよう。
「さぁ世界地図ができたぞ!」
俺はできたての世界地図を作戦情報室に貼り付けたのだった。




