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新たな希望 ③

 魂が自分の身体へと戻ったスレイは、自分が意識を持っていかれていた間の状況を知るために周りを見回すと、魔力の使いすぎからか膝をついてこちらをみているユフィと、同じように闘気を使いきったらしいアカネを見てから、いつ合流したのかはわからないが杖をつきながらどうにか立っているクレイアルラに、クロノスに庇われているジュリア、そして少し離れた瓦礫の中にはフリードとマリーがいるのが確認できた。

 ユキヤとスレイの白楼を持ったヴァルミリアが二人でで更におぞましい容姿へと変化したレーゼスを相手取っていた。全員の安否を確認したところでスレイは、自分の身体に見覚えのない傷がいくつの出来ていることに気が付き、もしかしたらと思いながら黒幻を見ながら話しかける。


「もしかしなくても、ボクがあっちにいる間ウィルナーシュがボクの身体使って戦ってくれてたりするかな?」

『ふん。我としては二度とあんなことはごめんだ。あの小娘に消されかねぬ。だが今回ばかりは苦肉の策ではあったがな。して………小僧の方はどうなのだ?』

「あぁ。ちゃんとその意思も資格も受け継いだよ。だから大丈夫。終わらせようこの戦いを」


 スレイは自分の目の前に突き刺さっている聖剣に向かって手を伸ばすと、その柄を握りながら一気に引き抜こうとしたその時、ユキヤとヴァルミリアが相手取っていたレーゼスが二人を払い除けると聖剣をつかもうとしていたスレイの元へと走り出した。


「ソレハ俺ノ物ダァアアアアアアア―――――――――――――ッ!!」


 聖剣を失いわずかに残っていたらしい感情が甦ったのか、人の言葉を叫びながらスレイに向かってくるがスレイはそれを気に止めた様子もない。


「スレイくん!!」

「「「「スレイ!!」」」」


 ユフィたちの悲壮な叫び声が聞こえるなか、スレイはニッと口元を吊り上げながらソッと聖剣の柄を握ると、一瞬で頭の中を駆け抜けていった情報を見ながらこの聖剣の使い方を理解していった。


「いくよ。聖剣よ 我が求めに──いいや。聖剣よ 目覚めよ!!」


 スレイの言葉に答えるかのように聖剣が膨大な光を放ち出すと、放たれた光の衝撃がレーゼスを吹き飛ばした。そしてレーゼスを弾き返した聖剣の輝きが更に溢れだしこの戦場全てへと広がってゆくと、その光に触れた人々の傷は瞬時に癒された。

 それはまるで天から降り注いだ神の祝福のごとき輝きの光だと人々が思っていた。

 溢れ出した光が消えて行くとその中心に立っていたスレイは、獣じみた眼でこちらを睨み付けているレーゼスに向かって引き抜いた聖剣の切っ先をつき出すと、牙を剥きながら口を引き絞ったレーゼスが叫んだ。


「返セソレハ俺ノダゾッ!!」


 ギリッと歯が砕けるような音を響かせながら叫んだレーゼスは、聖剣を取り戻すべく右腕をつき出すと人の血管や筋肉組織のようなものがまるで一つの生物と化しかたかのような触手がうごめき、そしてすさまじい速度で増殖しながらスレイを絡めとるべく延びてくる。

 だがそれを目の前にしてもスレイは聖剣を掲げたまま微動だにせず、ただ触手が自分ももとへと届くのをみているだけだった。スレイはあれを正面から立ち向かう姿勢を取ると、自分の方へと走ってくるレーゼスに向かってただ悲しい物を見るかのような目を向けながら、小さく口を開いた。


「違うよ。この聖剣はお前じゃなくてボクを選んだんだ。新しい担い手として、だからもう………いいや、違うな───始めっから聖剣はお前の物じゃない!!」


 押し寄せてくる触手を見ながら、スレイは黒幻を地面に突き刺し両手で聖剣の柄を握りしめた。まだ距離があると言うのに聖剣を真上に構えたかと思うと、自分に届く直前の触手に向かって真上から聖剣の刃を振り下ろすと、押し寄せてきた触手の波がその場で停止した。

 その光景をただその場でみているだけだったみんなは、いったいスレイは何をしたのかそう思った瞬間、まるで斬激が遅れて届いたかのように触手が切り裂かれ、さらに吹き荒れた剣圧がその全ての触手と、その後ろにいたレーゼスまでも斬りながら後ろへ吹き飛ばした。

 理解しがたいその光景に誰もが言葉を失うのであった。


 たった一撃であれだけの攻撃を出すとはさすがに恐ろしいなと思ったスレイだったが、突如身体の中から全ての力が抜けて行く感覚を味わいながらも、どうにか倒れないように両足に力を込めて踏ん張っている。すると、ポンっと誰かが肩を叩いてきたのでそちらをみると、そこにいたのは刀となった魔剣を肩にかついだユキヤだった。


「たっく、こんなにも待たせるんじゃねぇよ。お前の儀が終わるまでの間、俺たちだけであいつを押さえるの大変だったんだからな。あの化け物をぶっ倒すまでは何があっても倒れるんじゃねぇぞ?」

「それについてが悪かったと思ってるけど、まだちょっと力が制御しきれないから倒れるなってところは約束を守れるかどうか………とりあえずは倒れないように全力で気を引き締めさせてはもらうけど」


 並び立った二人は聖剣と魔剣を握りしめながら構える。


 かつて世界の存亡をかけた伝説の戦いを征した勇者レオンが携えた聖剣ソル・スヴィエート、そして世界を統べようとし戦いに破れた魔王リュークが携えた魔剣ルナ・ティルカ。

 伝説とされる二対の剣がこの場に揃い、さらにはその担い手となる新たな勇者と魔王が並び立ったこの瞬間を誰もが息を飲んで見入ってしまった。


 立ち上がったレーゼスは自分へと向けられた聖剣と魔剣の刃を見ながら更なる憤怒の怒りを解放する。


「貴様ラダケハ絶対二許サン………オ前ハソノ手足ヲ引キ千切ッテソノバニ転ガシテ、コノ場ニイルヤツラモ皆殺シニシタアト十分ニ苦シメテ殺ス」

「はっ、そんなもんはごめん被るぜ。ってかいい加減うぜぇから死ぬならてめぇが死ねよ」

「それにボクたちはお前に殺されるつもりも、誰かを殺させるつもりもさらさらないよ」


 スレイとユキヤはレーゼスに向かって叫ぶ。


「お前は今この場所でボクたちがぶっ殺してやるからな!」

「テメェは今この場所で俺たちがぶっ殺してやるからだ!」


 スレイとユキヤの声が重なり響くと、ガリッと歯を噛み砕いたレーゼスが吠える。


「グラァアアアアア――――――――――――――――ッ!!」


 背中の翼を広げながらこちらへと突撃を始めるレーゼスを前にスレイが、左手で握った聖剣の切っ先を地面に垂直に向けながらつき出すように構えると、一度スレイが眼を瞑ったその時聖剣が光を放ちながらその姿を変えていった。


「聖なる光に射抜かれろレーゼス」


 光の中から形を表した弓には既に光の矢が携えられている。携えられた矢を引き絞ったスレイは狙いを定めで弓の弦を放すと、打ち出された矢が二つへと増えさらに二つとどんどん増えていった矢がレーゼスの翼を射抜いた。無数の矢によって射抜かれたレーゼスの翼はその巨体を飛ばせるだけの力を失い、その身体が地面に落ちると同時にユキヤが居合の構えを取りながらレーゼスの元にまで一気に距離を積める。


「悪いな、あいつが帰ってくるまでは手加減してたが、全力でいく──居合の型 閃華・羅刹!」


 鞘から抜かれると同時に放った無数の斬激に加えて、魔剣の中に内包する闇の力の宿った斬激がレーゼスの身体を切り刻む。


「グガァアアアアアア――――――――――――――――――ッ!?」


 切り刻まれたところから膨大な量の血を吹き出しながら叫び声をあげるレーゼスは、ユキヤに向かって触手を放つとユキヤは後ろへ後退しながらそれを切り裂く。レーゼスに刻まれた傷は瞬く間に再生されたが、実際のところレーゼスのこの再生能力も今ので打ち止めだった。

 取り込んだフィグマーレスのコアは取り込んだ時点で既に破壊される寸前だった、それをレーゼスが自分のコアと同化させてコアに残されていた力と神気を引き出していたが、もう全て使いきり自分の中に残っていたコアの神気でさえも既に底を尽きようとしていた。


「認メナイ………認メルモノカッ!俺ハ使徒ダゾ!!勇猛ノ使徒レーゼスダ!ナノニナゼ俺ハ負ケコンナニモ傷ツイテイル!?」


 まるでなにかが壊れたかのように呟きだしたレーゼスを見ながら、弓から剣へと姿を戻した聖剣を握りしめながらスレイはレーゼスに向かって言葉を投げ掛ける。


「それはお前が、いいや違うな………お前たち使徒が、ボクたち人を見下していたからだ」

「俺たちはなぁ。今を必死に踠いて必死に足掻いて、今と言うこの一瞬一瞬を全力で生きてる。踠く度に前へと進み足掻く度に壁を打ち破る。そうして俺たちは生きているんだ」

「お前みたいに力を貰っただけで全てを超越したかのように錯覚して、その力に傲っているようなやつにはボクたちは負けるはずがない!」


 少し前までは圧倒的な優位に立っていたはずのレーゼスが、聖剣を奪われさらには立った二人の人に圧倒され追い詰められている。その現実を受け入れられなくなったレーゼスは頭を抱えながら困惑している。


「ソンナハズナイ………俺ハ選バレタンダアノオ方ニ………ソノ俺ガ人ゴトキニ負ケルワケガナイ………」

「いいや、レーゼス。お前はここで終わるんだ」

「違ウ………ソンナハズナイ…………ソンナハズアルワケガナインダァアアアアアア―――――――――――ッ!!」


 レーゼスが叫び声をあげたと同時に放たれたのは竜のブレス、それを小さくして一度に何度も放つようにした神気での攻撃だった。


「チィッ!クソが!!」

「悪あがきかッ!」


 最後の悪あがきのようにも思えるレーゼスの攻撃をスレイとユキヤは聖剣と魔剣で弾いていくが、一度めの攻撃をさばききった二人のもとへさらにブレスを放ったレーゼス、先程よりもさらに数を増やしてきた攻撃を完全には裁ききれずに後ろにいたユフィたちの方へと迫っていく。


「しまったッ!」


 スレイが未だに続く攻撃から背を向け自分がうち漏らしたレーゼスのブレスを追撃しようとしたそのとき、後ろへと飛ばされたブレスが四散して消えていった。

 いったい誰が?そう思ったスレイが見たのは漆黒の剣を握ったフリードを筆頭に、杖を握ったユフィやジュリアたちが魔法や剣技でレーゼスの攻撃を防いでいた。


「こっちは気にするなスレイ!お前はあいつをぶっ倒せ!!」

「やりなさいスレイ!」

「行ってスレイくん!レーゼスを倒して!!」

「レンカ!前だけ向いて、私たちのことは気にしないで!!」


 みんなの言葉を聞いたスレイは踵を返すとその意図とアカネの言葉を聞き取ったユキヤが走り出す。

 身体強化によって極限にまで高められた動体視力と身体能力を発揮し、自分にブレスが当たる寸前でかわし、聖剣と魔剣で切り落としながら距離を積めていく二人にレーゼスは、分散させていたブレスを一点に集め一気に二人を消し去るべくブレスを放った。

 ブレスが迫るのを見てさすがにこれはアカネたちには任せられないと思ったユキヤは、残っている力を一気に解放しブレスを切り裂べく魔剣に闇の力を乗せようとしたそのとき、聖剣に聖の力を纏わせたスレイが一瞬早く目の前に立ちはだかった。


「力はボクの方が残ってる。先に行けユキヤ!」

「はっ、頼むぜヒロ」


 目の前に迫り来るブレスにはめもくれずに走り出したユキヤを見送ったスレイは、聖剣の刀身に光の刃を纏わせると真上から刃を振り下ろし中心から切り裂かれたブレスが左右に別れ誰もいない瓦礫の家を破壊する。

 スレイが振り下ろした光の剣が巻き上げた砂塵を浴びながらあの二人にはブレスが効かないことを察したレーゼスは、残っている神気を使い剣を作り出そうとしたそのとき、砂塵の中から現れたユキヤは抜き身となっている魔剣の刀身に闇の力と闘気を同時に纏わせる。


「最後はあいつにくれてやるが、あと一撃くらいは入れさせろ──斬激の型 夢想影斬・覇刃ッ!」


 レーゼスが作り出した異形の剣がユキヤの技を受け止める。だが、その一刀の一撃が異様に軽く、まるで実体を持った剣閃のようなそれを受け止めたレーゼスは、自分の身体に突如現れた魔剣の刀身に驚く。

 一刀の中に無数の斬激を隠して放つと夢想影斬だが、夢想影斬・覇刃は一刀目を影のような剣閃が見えたそのときにはその裏に隠された真の一刀が敵を切り裂くのだが、ユキヤは魔剣の刀身を通して闇の斬激を放ちレーゼスを斬ると同時に吹き飛ばした。

 技を放ったユキヤは魔剣を地面に突き刺して膝をついた。


「もう、力が残ってねぇが………あとは頼むぜ」


 グラッと身体を傾けたユキヤのすぐそばを駆け抜けたスレイは、聖剣の聖の力と自分の中の全ての魔力を使って作り出した聖闇の魔力と闘気を乗せると、ユキヤの技を受けて深傷を負ったレーゼスを倒すべく地面を蹴りながら走り出す。


「スレイくん!行けぇええええ―――――ッ!」

「やれスレイ!」

「頑張ってスレイちゃん!!」


 スレイは自分みんなが自分の名前を呼びながら声をあげている。みんなの思いを背に乗せながら最後の一撃を決めるべく力を込めるとその中で、ここに居るはずのない人の声を効いて思わずそちらに視線を向ける。


「スレイ!」


 そちらに視線を向けると、そこにはリーフとミーニャに支えられるようにこちらを見ているゾーイの姿がある。


「スレイ殿!決めてください!!」

「お兄ちゃん!!行けぇええええッ!!」

「スレイ………ボルディアにぃを………助けてあげて!!」


 ゾーイの想いを聞いてスレイは視線を向ける。もはやあの姿になっては倒すしかない、使徒となり敵となったレーゼスを殺すしか…………だが、ゾーイのあの言葉にはレーゼスと言う名の使徒から解放するのだと感じると、その想いに答えるべくスレイは技の名前を叫ぶ。


「───聖闇の突撃ッ!!」


 スレイの技を迎え撃つべくレーゼスが自分の中に残る神気を剣に集めスレイの聖剣の切っ先を受け止める。

 力と力がぶつかり合い衝撃が迸るなら、ビシッとレーゼスの握る剣とスレイの握る聖剣の刀身に亀裂が走った。


「終ワリダスレイ・アルファスタ!!聖剣に亀裂が入ッタゾ!モウソンナ鉄屑デハ俺ハ倒センゾ!」

「いいや、終わりじゃない。これでいいんだ」


 スレイは聖剣に亀裂の入ったことに動揺することなく力を込める。レーゼスは自分の剣にも亀裂が入っているにもかかわらず力を込め直すと、同じように亀裂が入っている聖剣を見て驚愕した。


「バッ、バカナッ!?」


 レーゼスが見たのは砕けたはずの聖剣の刀身の下に別の刀身が有ったのだ。


「ボクはこの聖剣を握ったときに言ったはずだ()()()()ってな」


 そう、この聖剣は新しく生まれ変わる。それを知っていたからこそスレイは驚かない。


「グッ───スレイ・アルファスタッ!貴様ァアアアアアア―――――――――――――ッ!!」

「ぅおぉおおおおおおおお――――――――――――――――――ッ!!」


 砕け散った聖剣の刀身の中から現れた黄金と白銀の刀身は、再び聖と闇の炎が溢れだし力がさらに溢れだしレーゼスの剣を砕くと、聖闇の炎と聖の光が戦場を駆け抜けた。


 爆風がやみ最後の戦いが終わったその中心にみんなが視線を向けると、そこには新たな姿を得た聖剣を真上に掲げているスレイの姿があった。


 その姿を見てユフィや今この場に来たばかりのリーフが走り出そうとしたが、それよりも先にゾーイが走り出しスレイを抱き締めた。


「ゾーイ。ちょっと、苦しいんだけど………」

「スレイ、ありがとう。ボルディアにぃを………使徒から救ってくれて………本当に、ありがとう」

「どういたしまして………それと、ごめん。あんな選択しか出来なくて」

「………いいんだ。君の言うとおりだった………本当はぼくが、やらなくちゃいけないのに………ありがとう………本当に、ありがとう。スレイ」

「どういたしまして………それと、ごめん。あんな選択しか出来なくて」

「うんん。違うさ………スレイが言ったとおりだった、だからありがとう」


 そう言ってゾーイスレイのことを見るとモジモジと視線を泳がせていると、突然チュッと触れるだけのキスをした。


「その………お礼、というか………ぼくのきもち………その始めてだから」

「いや、あの………ゾーイくん?……君、男じゃ」


 わかっているが、ついつい口にだしてしまったスレイにムッと来たゾーイが綺麗な下突きを入れられると、治ったばかりの傷跡にジャストフィット、思わずスレイが呻き声をあげるなかゾーイがスレイの耳元で小さく呟いたた。


「知ってるくせに………ぼくが女だって」

「すみません………あの、治ったばっかでまだ痛いから、殴るのやめて」


 ゾーイに傷跡を殴られて青い顔をしているスレイは、今さらになって自分の大胆な行動を恥ずかしく思ったのか顔を赤くしているゾーイに対して早く退いてほしいと思っていると、自分の顔に影が射したのを感じてそちらを見ると、ニヤニヤしながら口元を押さえているユフィと、少しばかりあきれ顔をしているリーフが上から覗き込んでいた。


「あぁ~。とりあえず、浮気ではありませんのでご容赦を」

「いいのいいの。わかってるからぁ~。ノクトちゃ~ん!ライアちゃ~ん!ラピスちゃ~ん!お嫁さん増えるよぉ~!!」

「ちょ、待てユフィ!リーフ!ユフィを止めて!!」

「しりませんよ。ご自分で何とかしてください」

「リーフさん!?怒ってらっしゃいますか!あぁもう!──黒鎖ッ!」


 喜木としてみんなに報告へ行こうとしているユフィを黒鎖で縛り、その正反対にむくれてしまっているリーフ、そして未だに自分の上で恥ずかしそうに顔を真っ赤にしっているゾーイを見回してから、もう色々と限界なので心の中でこのまま意識を落とそうかと考えているスレイだった。



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