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ゾンビ化

 ーあれ…なんで君がいるの?君さっき生まれ変わったはずじゃ…ー


何か、声が聞こえる…誰の声だ?…、周りが暗くて何も見えない。


 ー意識が朦朧としてるね、ちょっと失礼してー


バチッ、電気が放電されたような音が鳴ったと同時に、激痛に襲われた。

 「···」


 ーごめんね?ちょっとやり過ぎたわ、それで…ー


「···」


 ーごめんって、それでね?今の状況なんだけど、生まれ変わるはずだった君が死者が来るはずのここに来たということは…ー


嫌な察しが付いてしまった、

「生まれ変わった瞬間に死んだと。」


 ーうん…そうなる、まさか記憶とかが無くなる前に死ぬとは思はなかったけど、だからね、君にはどの世界のどの種族、国に生まれ変わりたいか聞くことにした、また生まれ変わった瞬間に死んで戻ってきたら困るからね。ー


ただまた同じ事が起こるのが怖いだけじゃ…、これは言わないでおこう。

「どこがあるんです?」


 ーどんな世界がいい?ダンジョンがある世界?人と魔族が戦争してる世界?怪獣がいる世界?ー


せっかく自分で決められるんだしな〜、好きな所に行きたいから悩むな。


ーーーーーーーーーー


30分後


「決まった!」


 ーやっと?それで、どんな世界がいい?ー


俺はゾンビ映画とダンジョン系の小説とバル◯ン星人が好きだったんだ、だから、

「知能があるゾンビと怪獣がいて、ダンジョンがある世界ってあります?」


ー割りとピンポイントだね、まあ在るんだけど、その世界にはアンデッド、怪獣、人、魔物、エルフ、ドワーフ、が居るけどどれがいい?。ー


「各種族の詳細を教えてくれますか?この種族はこんな感じとか。」


ーそうだね、人、エルフ、ドワーフはどこも変わらないから省かせてもらうよ、まずアンデッドはまあ割りと君が知ってるまんまなんだけど、違うのは君が望んだとうり、知能が有るゾンビが稀にいる事、人、犬以外にトラ、ワニ、カラスのアンデッドがいる、大体は知能が高い者が集団を作ってる、ときどきダンジョンを乗っ取って自分達の家としている集団もいる、次に怪獣、知能が高い事が多くて、戦闘力高め、怪獣は基本的に単体で行動してるね、最後に魔物なんだけど、気性が荒くて群れを作る獣、後はアンデッド、怪獣は同じ種族同士、もしくはアンデッドと怪獣で仲がいい、これぐらいかな、他はお察しの通り。ー


アンデッドがかなり魅力的、これはもうアンデッドにするしかない。

「アンデッドがいいです、記憶とかはそのままでお願いします。」


 ーはいはい、それじゃ、死んだらまた。ー


急に周りが明るくなりそのまま俺は意識を失った。


ーーーーーーーーーー


「ん…ん?」

目を覚ましたらそこは死体だらけの部屋だった、これはさっきまで死体だったゾンビに成ったのかな、とりあえず出よう。

「oh…」

なんだこの扉、ドアノブもない上に鍵掛かってるじゃん、…壊すか。

「ふん!」

全力で体当たりしてみると見事に肩が外れた、嘘でしょ、出られないじゃんどうしよう、何か道具ないか探そう、扉の側に倒れていた死体を調べようとすると、ガチャ、と鍵が開く音がして、誰かが入ってきた。

「今日はきっと良い日になる。」

誰だ?この部屋の持ち主か何かか?体当たりの音がしたからではないだろう。

それにきっと良い日になるってどういう事だ?願望じゃなく、確信に近いものが有るのか。

「君には知性が有る、それも人間並、死体を調べようとは知性のないゾンビはしない。」

「あなたは?」

「名前?名前呼んでくれる仲間いないから決めてない。」

「( •̀_•́;)」

「そんな顔されても困まる。じゃあ今決めよう。えっと…場所変えようか、ついて来て。」

「いいんですか?」

「いいんだよ、この部屋は感染してゾンビになる前に死んだ死体をゾンビになるまで置いておく部屋で、知性の有無に関わらず仲間に入れるつもりだったから。ほら行くよ。」

ちゃんとした理由が有って元から仲間にするつもりだったなら付いて行った方が懸命だろうから、素直に付いて行こう。

ゾンビのいる所にしては信じられない程に綺麗な廊下を歩いていると気になる集団が窓から見えた。

「誰ですか?あの人達。」

「人?ああ、あれは…騎士団だよ。」


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