表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
136/349

越久夜町の偽神話 7

「どこかってさぁ」

「じゃあ、考え直してくれ。まだ少し時間があるから」

「…なんで、私に頼むのよ。自分でやればいいじゃない」


「あたしは、今の状態だと直接は越久夜町に手を出せないんだ。もう、巫女式神ではないから」


「どういう事?」

「じゃあ!またな」

 そういうと急ぎ早に巫女式神は部屋から出て行ってしまった。あっという間に暗闇に吸い込まれ、消えてしまう。

 蒸し暑い部屋に夏の風だけが入り込み、辰美はため息と脱力した。


「疲れたわぁ〜」

 巫女式神なのに、巫女式神ではないというのは如何なる事か。謎かけか何かか、と思考停止しつつも網戸を閉める。台所の窓は開いていたが部屋は蒸し部屋状態になっている。

 コップを見つめて放心していたのは、傍から見たら怖いだろう。あれも前兆だったのだろうか。

 畳に寝そべり、大家さんにもらった扇風機を出そうか考える。考えては忘れていたがさすがに暑い。


(越久夜町の神話…もどき?あれが本当なら最後はどうなったんだろう?)

 そして山の女神に対抗できるほどの力を持つ剣がなぜあるのだろうか?

 ──分からない。


 辰美はつらつらと考えて、まぶたを閉じる。暑いと眠気が襲ってくる。

(少しお昼寝しよう…)

今回は大変でしたが終わりです

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お読みいただきありがとうございます。

こちらもポチッとよろしくおねがいします♪


小説家になろう 勝手にランキング


ツギクルバナー


― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ