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星を追う者たち  作者: 矢口
第三章 敵地へ
31/222

30:★異世界の腐女士

「しかし此処(ここ)何処(どこ)ですか? きっれーな場所ですねぇ。

 凄い! この建物、ヴェニスに行った時に見たサンマルコ寺院にチョー似てますよ。 

 と言っても正面からしか見なかったんで、中は知らないんですけどね。 

 あそこも中庭があったのかなぁ?」


 桜田は大興奮状態である。


 それを見ながら巧とヴェレーネは、どう彼女を扱うか声を(ひそ)めて相談中。

 と対照的な光景が生まれる。


「どうします? すぐ送り返せないんですか?」

「すぐは無理よ。次元跳躍は一日の休みをおかないと、術者が疲弊(ひへい)するだけじゃなく、『時空のひずみ』が生まれかねないわ 

 誰か別の人が行うなら構わないんでしょうけど……」

 本当にヴェレーネは困り顔である。


「それ、おねがいします」

「簡単に言わないで!」

 今、ヴェレーネが思いつく範囲で次元跳躍を成功させそうな人物は、一人を除いて全員がシエネを拠点として国境警戒の真っ最中である。

 残る一人というのは、畏れ多くも女王陛下その人である以上、迂闊には呼び出せない。

 それに、今はまだ女王を巧に合わせたくないのだ。


「他に方法は?」

 急かす様に巧が聞いてくる。

「記憶操作という方法があるけど、ひとつ間違えると『廃人』よ」

「じゃあ、やっちゃって下さい。あいつは元々、廃人みたいなもんです!」

「冗談言ってる場合?!」

「誰が!」


「あの~~? お取り込みのところ、申し訳ないんですが、ほんと此処何処でしょう?

 六号倉庫に居たと思ったんですが?」

 桜田が我に返った様だ。

 巧を見上げ、ヴェレーネを見おろしと首を鳩の様に上下させながら訊いてくる。


「ちょっと待ってくれ、桜田」

 そう言って、巧はヴェレーネの手を取って桜田から距離を置いた。


「主任、どうしますかね。ホントに?」

「彼女、知り合い?」

「まあ、昔、駐屯地の同僚でしたね」


 マリアンの訪問後、巧達の分隊と桜田はそれなりに付き合いがあった。


 会計課とはいえ、彼女も実弾射撃等の実地訓練にも参加しないとならない場合があり、その場合は本人の希望が優先されて、巧の分隊で面倒を見ていたのだ。

 決して知らない仲ではないのだが。


「信用できるかしら?」

「全然。無理ですね!」

 巧としては即答である。

 

「トラックの下に隠れてたってだけで怪しすぎるでしょ!」

 巧の言葉は正論である。

 ヴェレーネも頷く。

 彼女をどうするかは決められないものの、そのことだけでも問い正すべきであろう。

 二人は取り敢えず、桜田に向き直ることにした。


「えっと、桜田伍長で宜しいのでしたわよね?」

 ヴェレーネが話しかけると、桜田は目を潤ませて肯定した。

 なにやら感激している様だ。

「どうかしました? 私の顔に何か付いているかしら?」


 ヴェレーネの言葉に答える桜田は、マリアンが男の子だと知ったときのような興奮状態であった。

「いえ、噂には伺ってはおりましたが、主任が『こんなに可愛らしい方だったとは』、と思いまして」


 ヴェレーネは首だけ振り返ると後にいる巧に向かって真顔で言った。

「この子、良い子よ」

「あんた、アホですか!」

 巧はヴェレーネの知られざる一面に驚きを通り越してあきれかえる。

 とにかく、何故トラックの下にいたのか訊け、と顎をしゃくり目でサインを送った。


「えっと、ご免なさいね。さっきの質問に答える前に、こちらからも訊きたいことがあるの」

「はい、何なりと!」

 必要はないのだが、桜田は敬礼と共に答える。


「あなた、何故、トラックの下にいらしたの? 隠れていた様に見受けられますが?」

 ヴェレーネのその問いに、何故だか桜田はチラリと巧を見る。

 そして、巧から少し距離を置いた。


「あの、すいませんがお耳を拝借して宜しいでしょうか?」

 そう言うと、近寄ってきたヴェレーネにだけ聞こえる様に彼女の耳に手を当てて何事かを話し始める。

 最初のうちは『ふむ、ふむ』という感じで頷いていたヴェレーネなのだが、

 ある段階で見る見るその顔から、血の気が引いていくのが分かった。

 最後は逆に真っ赤になって、

「あなた、あの、その、聴いていたの?」

 と訳の分からない質問を桜田に返す始末だ。


 当の桜田は、すいませんと頭を下げる。

「でも誰にも言いませんから、本当です」


 巧としては、何が起きて居るのかさっぱりで、

「ミズ・ヴェレーネ、どうかしましたか?」

 そう言って近付くと、ヴェレーネは、


「こっち、来ないで下さいな!」

 驚く程の大声だ。

 吃驚(びっくり)して立ち止まる巧に、ヴェレーネは、

「この子、明日までは魔導研究所(ここ)にいて貰いますわ」

 それだけ言った。


「いや、いや、(まず)いでしょ?」

 中にエルフやら獣人やらが居たらどうするのだ。

 それ以前に、明日帰って、日付も変わらずに時間も五分と経っていないことに気付いたらどうする。

 というか、気付くだろう。普通は。


 今度は巧がヴェレーネを自分の方に引き寄せる番になる。

 彼女の手を掴んだ時、一瞬何かに驚いた様な顔をしたが、それどころではない。

「主任、何、考えてるんですか?」

 そう言って問題点を説明するが、彼女は下を向いたっきり黙ってしまった。


(困った)巧としてはそれしか頭に浮かばない

 どうするものかと悩んだが、“少し自分が桜田と話をするので、考えをまとめてくれ”と言って桜田と話し始める。


「なあ、伍長!」

「はい」


「君、どうして自分が第二兵器研究所(ここ)に配属になったか、理由を知ってんの?」

 その質問に、桜田の頬がひくついた。

 表情がこわばっている。

「何、しでかした?」

 軽く睨むとあっさり白状した。

「え~、『薄い本』をですね。腐教用に、いえ、布教用に配布していたところ、上から、風紀を乱すと懲戒対象になり掛けまして……」


「で?」

 頭が頭痛の巧が続きを促す。

「まあ、それで二兵研(第二兵器研究所)に行くか、辞表を書くか迫られまして……」

二兵研(うち)は人事からどんな目で見られてる場所なんだ……」

 

 思わず天を仰いだ巧に次の瞬間、桜田はごく自然な口調で衝撃を与えることに成功した。

「ここ、異世界ですよね」


 俯いていたヴェレーネも顔を上げ、巧は驚きすぎて声も出せない。

「な、なん……」

「なんで分かったか、ですか?」

 桜田はそう言ってにこやかな表情を見せる。


 二人が頷くと、『あれ』と言って桜田は天を指した。

 指の先を見ると、地球でも珍しい『昼間の月』。上弦の半月が白く空に浮いている。


「私、昔は天文学大好き少女だったんですよ。 

 だから分かるんです。あれ、地球の月じゃあ、ありません。

 何せ、私たちの世界の月は『私の名前』でもあるんですからね」


 唖然とする二人に、にこやかな表情を向け続ける桜田美月であった。

「そう云えば、ヴェレーネ主任も、星のお名前ですね」


「えっ?」

 ヴェレーネが驚く

「ええ、元々ラテン語で金星、ビーナスのことですよね? 

 ヴェーネノって感じの発音が正しいのかな?」


「え、ええ、そうね」

 答えはしたものの、巧から見たヴェレーネは何故か様子がおかしい。


 巧は唯々その様子を見ていたが、やっと正気に戻った。

「伍長、君の言うことを認めよう。そこで頼みがあるんだが、」

 だまって明日になったら帰ってくれ、そして忘れて欲しい。

 そう巧が言おうとすると、


「お手伝いですね」

 桜田は素っ頓狂な事を言い出す。

「は? あ、いや、手伝いは要らないんだ。本当に、」

 慌てて取り繕った巧の言葉に、桜田の反論は厳しかった。


「そんな訳ないじゃないですか、これだけの装備と機材を持ち込んでおいて」


 返す言葉もない。


「あのね、桜田伍長、人手は足りているのよ」

 ヴェレーネも何とか諦めさせようとする。 

 彼女が桐野や岡崎の引き入れを考えたのは、彼らが実戦部隊の人間であったからだ。

 秘密を守る様に最初から工夫しておいて、事が終われば彼らが何を漏らしても証拠は残らない様にするつもりであった。

 しかし、戦闘力のない会計課の人間は今回、居ても困るだけなのだ。


「私の感だと、あの件と人手不足は関係している気がします」

 桜田が何やら妙なことを言い出す。


「あの件?」

 そりゃ何だ?と巧が桜田を問いつめようとした時、ヴェレーネが凄まじい勢いで自分よりずっと大柄な桜田を脇に抱えて二十メートル程ダッシュし、巧から引き離す。

 ヴェレーネの身長は見た目一五〇センチに届くかどうかと言うところなのだ。


 巧は勿論の事ながら、当の桜田も固まってしまった。

 その中でヴェレーネの声が絞り出される。

「い、いいですか……」

 息継ぎ(ブレス)が入った。

「分かりました。その件についてはこれから話し合いましょう。

 ですから約束は守って下さいな。そうでないと」


 そう言うと、ヴェレーネはゴルフボールサイズにも満たない小さな火炎を宙に浮かせ、それを凄まじい勢いで庭の大木にたたきつける。

 轟音、いや爆発音と言って良い音が響き渡った。

 大木は辛うじて立ってはいるが葉が殆ど落ちてくる。

 幹がえぐれて、深々と穴を開けているのだ。

 

 AK47の至近弾貫通力と対人地雷の爆発力を遙かに超える威力である。


「あれの十倍の奴をお見舞いした上で、この地に埋めて地球では行方不明者扱いにします」

 はっきりと脅迫した。


 桜田は光のない目と共に首を何度も縦に振っているが意識はあるのだろうか。


 小さな火炎とは云え、カグラという世界では頂点に立つかも知れぬ魔術師の放った力である。

 凄まじい爆発音と衝撃波に建物のガラスが震えた。


 所員が次々に飛び出して来る。

 人間だけならまだしも、エルフ、獣人、そしてどこから紛れ込んだのか、或いは所員なのか小妖精(ピクシー)まで居る。


 最早、取り(つくろ)いようもない。

 二〇五〇年代の車両・装備品とファンタジーが絡み合った中、もうどうにでもなれ、と思う巧であった。



    ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇


 出発までに、二日を要した。

 その間に問題が三つ起きたのだ。


 まずは巧が小銃を持ち込んだことにヴェレーネが怒り狂った。

 しかし、排莢口エジェクション・ポートに薬莢袋を使用すること、車内の銃眼(ガンポート)以外からは撃たないことを約束し、何とか了承を得た。

 それでもヴェレーネは念を入れ、数名の魔術師に命じて、銃弾の薬莢全てに精神量子の振り分けを行わせたのだ。

 自分の意識を切り分けて後程回収するのである。

 大変な魔力がいる。

 戦闘力は低くとも魔力の高い魔術師を総動員して、作業は二日目の終わりにようやく完了した。


 二十数年前まで、国軍が旧隊だった頃、薬莢の再利用の為、一筒も紛失(なく)せなかったという話を巧は思い出していた。


 そして、もしかしてヴェレーネはこの可能性を考えていたのではないのか、或いは書類に気付いていて見逃したのでは、とも考えた。

 怒り狂う割には、魔術師の手配が早すぎるのである。

 排莢構造のある小銃は、本来は『必要ではある』がこの世界には持ち込めない。 

 ならば万が一、巧が持ち込んだ時、どの様な形で解決するのかを考えていたのではないのだろうか。

 巧はそう思うと、『勝てんなぁ』と呟くだけだった。


 二つ目は桜田の扱いである。

 命の危険があると言ってもついて行くというのだ。

 エルフや獣人を見てミーハーに騒いでいる点は、相変わらずの彼女の有り様だが、

「柊曹長に不義理は出来ない」

 と妙なことを言うのだ。

 その顔が真剣すぎて引かないであろうと思うと同時に、手は必要だという意識から巧達は桜田の申し出を承諾してしまった。


 基礎訓練は受けているのだと、銃の整備分解と射撃をやらせてみたところ基本は出来ていた、どちらかというと水準以上で拾い物かも知れない。

 彼女は巧の分隊に参加した時にはこれほどの能力は示さなかった筈なのだがと、不思議に思うばかりではあったが。


 パワーローダーは、研究所の若い魔法士に扱わせてみると操作の飲み込みが早く、すぐに憶えてしまった。

 彼に魔方陣から、連続してシエネまで先に跳んで貰う。


 残るは、シエネまでの車両の運搬である。

 基本的に軍用魔方陣で飛ばして貰うのだが、途中で、フェリシア人にも運転を覚えて貰いたいと思って、最初のうちだけでも魔方陣一つおきに車を走らせることにした。

 日数が余分に掛かるが仕方がない。

 

 三十式偵察警戒車両は巧が乗り、リンジーという名のダークエルフの少女と共に動く事になった。

 二両の四トントラックはハインミュラー老人と桜田、こちらにはアルバという子と、狼人のロークという名の青年が添乗した。 それからピクシーのスプライト

 だが、最後にラヴィと呼ばれる軽装甲機動車をヴェレーネが運転すると言って聞かないのにはまいった。

 まあ、対向車が走るでも無いし問題あるまい、と言うことで巧としてはOKを出したのだが、その代わりカレルというエルフの医師が助手席に乗り込んで視界をカバーすることにしてもらう。

 それぞれのフェリシア人は途中で少しでも車の操縦を憶えて貰うことになり、日数は余分に掛かったが何事もなくシエネに到着した。


 いよいよ、此処からが本番である。


    ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇


 三十式偵察警戒車両の他、トラックを一両のみ補給用に出し収容所を探してから再度出発するか、全車両を動員して収容所を発見次第、一気に戦闘に入り収容者を救出するか。

 五名から十一名(ローク、スプライトを含む)に増えた会議は再開され、結局、後者の案で行くことになった。

 桜田の存在がトラック二台の運用を可能にしたことは大きいが、最大の理由はそれ以上のものによって決まった。


 ヴェレーネがタイムリミットは二十五日と言いだしたのである。

 その後は急ぎ二日以内で南部に向かい、防衛線を敷かなくてはならないと。


 理由を聞いて全員の血の気が引いた。

『魔獣の出没』……、地球の住民である巧や桜田ですら何とは無しに想像は付く。

 ハインミュラー老人は熊やトナカイを相手に狩りをしたことがあるので、その十数倍の体積を持つ野生動物の恐ろしさは実感できた。


 正しく『タイムリミット』である。急がねばなるまい。



「目的地まで平均時速五十キロで十時間走ったら、五百キロは走破できる計算になるが、『あちら』の高速道路を使ったとしてもそんな事は不可能だ。未舗装地だらけで、時速三十キロ出せるかどうか」


「道そのものがあるかどうかも怪しいですよ」

 巧の言葉に桜田が冷静な意見を返す。

「確かにね。普通にやってちゃあ、往復千キロの走破は難しいだろうな」


「夏場で良かったが、夏は夏なりに泥地の問題がある。 

 全ての車両にウインチワイヤーが付いているのは有り難いが、そのような土地にはまったら難儀するぞ。 

 車間はきちんと開けて警戒していかないとな。

 といっても今回はクルスクの時みたいな大部隊でもないしな」

 ハインミュラー老人が言っている『クルスク』とは独ソ併せて六,五〇〇両が参加した史上最大の戦車戦である。

 冗談のネタとしてはハードモードだが、彼にとっては未だマシな戦いの部類だったのであろう。


 それはさておき問題はトラックだ。

 三十式偵察警戒車両は元々から『威力偵察』、即ち軽い戦闘を行って相手の力を計る作戦も視野に入れて設計されている。

 しかし、トラックは違う。しかも、補給用の燃料や、簡易だが宿泊設備まで詰んでいるのだ。

 全員が悩んでいると、桜田が一つ案を出した。


「先に三十式が先行して魔方陣を設置するってのは、どうでしょうか? で、そこにトラックを呼び込む。どうですか?」


「つまり三十式は、行きは魔方陣の設置、帰りは破壊をしながら進むことになる訳だな」

「そうなります。でも、トラックも全く走らない訳には行かないんですわよ」

 巧の言葉に反応したのはアルスであった。


「私が魔方陣を作ることになると思いますが、最大二十キロしか跳ばせません。

 しかもですね。 

 一日に二回も跳ばせば魔力はすっからかんですわ。

 跳躍ってものすごく魔力を使うんです。魔法は万能ではありません」

 アルスの言葉は、きつい感じではなく自分の力のなさを詫びる様な声であった。


 軍用魔方陣というものは、何らかの地脈の様な力にあわせて十人を超える上級の転移専門魔術師が運用しているのだそうだ。

 一人で二十キロ飛ばせると言うだけでも充分に上級以上の能力である。


 そして、アルスの言葉に続いてはカレルが容赦ない現実を突きつける。

「つまり、魔方陣の上で呼ばれるのをじっと待っているよりも、走ってみたらそっちの方が距離を稼げたって可能性もある訳だ」


「やっぱり、着実に進むしかないか」

 巧の口調は重い。


 ハインミュラーの体験では独ソ戦の時、初期には戦闘しながらでも一日に六十キロは進めたという。

 目的地までは戦闘を避けて、それに近い速度が出せる平原を探して進むしかない。

 という結論に達した


「まだ、開拓されているわけではないだろうから人里も殆どないだろうが、絶対とは言い切れん。 

 森の近くを進んで、すぐに隠れることが出来る様にするべきだがな」

 と、老人は付け加える。


 条件が厳しい。

 川沿い、森の近く、速度を稼げる土地。

 様々な話し合いの元、ルートを決めていく。

 結局、それだけで夜が明けた。



    ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇



 翌日、軽い仮眠の後、桜田はヴェレーネにトラックの護衛を行う予定の、或る人物を紹介された。

 その人物を見て彼女は腰が抜ける程に驚くことになる。



挿絵(By みてみん)

9月25日挿絵挿入

このサブタイトルは日本SF界でスペースオペラをスタートさせた高千穂遥氏(クラッシャー・ジョウが有名ですね)が、同じく日本初で書いた『異世界召還ヒロイック・ファンタジー』物語から頂きました。

1979年「異世界の勇士」ですね。

今の転生モノ、召還モノの完全な『ひな型』ですので、若し宜しければ手に取ってみてはどうでしょうか。

「全てはここから始まったのか」、という感慨を持ちながらページを捲って居ります。

言ってることの割には、タイトルパロが酷いですね。

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