182:どこからなりともカグラへひとつの卵
「闘争へ向かう?」
「そう」
「どの様な意味でしょうか?」
ルナールと『軍師』の会話は続いている。
“この世界に人と魔獣を混在させたい”
と『軍師』が願う理由についてルナールは理解する処から始めなくてはならない。
それが“許せる理屈”であるかどうかは、さて置くにせよ、だ。
『軍師』はルナールの心理など知らないが、ルナールはこれからの会話のひとつひとつから、この『存在』をどの様にしてスーラから排除するか、或いは滅する事が可能かという情報を得ようとしている。
言葉ひとつ取っても実に慎重に事を進めていた。
尤も『軍師』の方としては、ルナールの考えに気付いたとしても、話の内容を変えようとは思わなかったであろう。
ルナールが裏切ることまで計算に入れた上で『彼女』の計画は進んでいるのだ。
そうして『軍師』は重大な秘密でも打ち明けるかのように、ごく当たり前の理屈をルナールに示す。
『人の集団はある程度の大きさになれば、必ず意見が分かれるわね』
「ある程度でなく、高々ふたりでも意見が割れることはあります」
ルナールの返事も至極真っ当なものだ。
それに頷きつつ、『軍師』は続ける。
『民主主義という制度があるわね』
「我が国も議員間に於いてのみですが、“議会の建前”としてはそうですね」
『あれは単なる共和制であって、国民に参政権が有る訳じゃないわ。
まあ、それはともかく、民主主義についての質問があるんだけど』
「何でしょうか?」
『民主主義に於ける最も重要な原理は何だと思う?
つまり、民主主義の原則を壊さない為の最低限のルールね』
何を馬鹿な事を尋ねているのだ、とルナールは不思議に思いつつも自然に答える。
「それは、選挙に見られる通り、“多数決の原理”ですね」
ルナールの言葉に一度は頷いた軍師ではあるが、“やはり其処までか……”と如何にも残念だ、という口調で呟く。
「違うと仰るので!?」
ルナールが驚くのも当然だ。
確かにこの国そのものは『民主主義』などと云う言葉からはほど遠い。
身分制度があり、平民にすら選挙権は無い。
つまりは選民による共和制といった処である。
その選民である議員ですら、食糧生産力によっては一人で最大三票の権利を持つ者までおり、平等とはかけ離れたシステムだ。
地球に於ける古代ギリシャ式民主主義や帝政時代のヨーロッパ議会に近いと言えるだろうか。
この様にシナンガルの制度は地球で意味する『民主主義』とは大きく異なるものだが、それでも議会での決議はやはり“投票”とその結果である“票決”が物を言う社会だ。
一人一票の“平等選挙”の原則など知らぬルナールではあるが、『数こそが力である』と言う選挙制度の根幹は一応に守られている事から、彼の民主主義に対する認識に大きな間違いは無いと言えた。
だが、その基本的な部分についてもう少し考えろ、と彼女は言ってきた訳である。
此は実に不可解な問いであり、ルナールでなくとも混乱するのは当然だろう。
首を傾げ続ける彼を観るに、これ以上の思考の転換は難しい、と『軍師』は考えたようだ。
加えて新たな問いを発してきた。
『あのね、私はその”多数決の原理”を壊さないためのルールとは”何か?”を訊いているのよ。
仮に多数決で物事が決まるにせよ、“決定した結果”をどうしても認めない者が居た場合、どうなると思う?』
この言葉には意表を突かれる。
はて、確かにそうだ。
議員間選挙に於いても一度決定した事柄が、主導議員の急死によって白紙撤回される事は希にだがある。
急死とは言うが、そんな都合の良い話はそうそう起きない。
要は“暗殺”が横行している事を示している。
共和制度とて必ずしも適切に動いている訳では無い事が分かる一例に思い至ったルナールは、その暗殺について思い当たる事を素直に軍師に語り、それがヒントになるのかを尋ねる。
その言葉に“なるほど”と頷いた軍師であるが、ならばそこから更に進めて考えてみろと言ってきた。
「進めて、とは?」
『案外、鈍いのね。つまり一人ふたりを暗殺したぐらいじゃ、結果の変更に影響がない事態だとしても其れを覆したい、となった場合を考えなさい、と言っているのよ!』
そう言われてルナールは考えを巡らせるが、結局、答はひとつしか出ない。
「いや、極端な話、内乱になるしかないのでは無いでしょうか?」
そう、話し合いで片方が納得せず、我を張るというなら、最後は実力行使しかない。
地球でも議会封鎖などと言う無茶な行為を取る野党が存在した歴史は各国に存在した。
結果、其の程度で済めばいいが、あまりにも対立が激しすぎれば最後は国家が二派に別れて内戦が起きた事もやはり地球の歴史の事実であった。
例えば過去の、そして今のアメリカが実際そうなのだ。
「つまり、負けた側が負けを潔く認められなければ、議会は成立しない、と云う事ですね」
『その通り! その“負け”を受け入れる為には、最後の最後に於いて自身の利益より国家の利益を優先させる人々によって議会が運営されなければならない訳ね』
「最後の最後で?」
妙に気に掛かる言葉の意味を問うと『軍師』は意地悪く笑う。
『日頃、国民の事など考えて居ない政治家は幾らでもいるって事よ』
「なるほど、」
詰まる処、小さな利権争いは存在する。
しかし、自分の利益のためなら内乱が起きても一向に構わない、という人間が集まったなら、最早それは『国』では無い。
正しく負ける事が出来る人物達に因って議会が運営される事こそが、議会制民主主義の要諦なのだ。
「それで結局、この話から“魔獣が人の生存圏に現れた今”を、どの様に納得すべきなのでしょうか?」
この時のルナールの口調はついつい敵対的になっていた。
しまった、と思いつつも、そう長く感情を押し込められないのだ。
それに、スーラと共に有る時に同じような感情を表したなら、結局は同じ事なのだ。
無理な芝居をするより、最も重要な反逆の意志、つまり『軍師の抹殺』という狙いにさえ気付かれなければ良い、と開き直る。
『ねえ、ルナール』
「何でしょうか?」
『人々が三百年に渡って、全く戦争をしない事が可能だと思う?』
「三百年処か、過去四百年にわたって戦争は起きていませんでしたよ」
『それはシナンガルとフェリシアの間だけについてね。
しかも“大きな戦争は起きていない”と云うだけで六十年前のリース・シエネでの闘いは元より、国境際での小競り合いは三年に一度の割合では起きていた筈よ』
なるほど、とルナールも頷く。
「そうですね。それで、何を仰りたいので?」
『何故、戦争が起きるか、という事を訊いているのよ」
そう問われると、ルナールとしても困る。
戦争の理由などひとつに収めきれるものでは無い。
まず、ロンシャンから東に入植が禁止されていた頃は、食糧不足が問題であった。
スゥエンにせよルーファンショイにせよ東側の土地の管理については長く意見がぶつかり合い、其れこそが内戦の理由にすら成りかねない為、『棚上げ』の形が長く続いていた。
六十年前のトガ侵攻の頃から、奴隷制度の導入で開墾の労働力問題も解決した為、ようやく土地所有の話し合いも動きだし、今に至っている。
しかし、そうなると今度は食糧に係わる戦争は不要になった筈だ。
つまり生存圏の確保という大義名分は薄れた。
結局、今起きている戦争は、一部の議員達の『夢』の実現の為に引き起こされているとしか言いようが無く、実に馬鹿げたものなのだ。
「様々な理由が在る、としか言いようが有りませんね」
『その“様々な理由”の中のひとつに、強迫観念が有ることを知っているかしら?』
「強迫観念?」
目が点になるとは、この事を指すのだろうか。
今、軍師は『恐怖から戦争が起きている』と言ったのだ。
さっぱり分からぬ、という顔をしたルナールに、『軍師』は遂に結論を口にした。
人が人である限り、人は人を恐れ、結果として戦争からは逃れられない。
人間はどの様な存在よりも、まず『人間を恐れる』
ならば人間以上に強い敵を生みだし、より純粋な闘いを生み出せばよい、と。
ルナールは思わず喉を鳴らし問い掛ける。
「魔獣と人が闘う内は人間同士の闘いが避けられる、という事ですか」
『そうよ』
「馬鹿げています。戦争など、原因を潰していけば、いつの日かは必ず消えるはずです!」
軍人の自己否定とでも言うべき言葉ではあるが、そう叫ばずにはいられない。
そんなルナールに対して、『軍師』からは予想通りの冷笑が帰って来た。
『甘いわね。人は生き物なのよ。
生きている限り闘いから逃げられる筈がないわ』
「何故、そう言えるのですか」
ルナールの問いに応えて『軍師』が語り始めた内容はルナールの手に余るものであり、会話を終えて部屋に戻る彼の足取りは重かった。
後、暫くすれば『鳥使い』達は此処から北西六百キロ地点に到達するであろう。
そう、都市シーアンを魔獣から守る防衛戦に彼等は乗り出す。
その時までの間に、新首都ロンシャンはどの様な決定を下すのだろうか?
平野部に於ける戦闘は、今までと違う新しい、いや規模を拡大した六ヶ国戦乱期の古い戦争を呼び起こそうとしていた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
眩いばかりの光に包まれ、三人の人影はカグラの地に降り立った。
五十代に届きそうな男はダークグレー、残る若い男女も似たようなチャコールグレーのスーツ姿であり、新橋や新宿の雑踏の中では容易に風景に溶け込んでしまうだろう。
目立たぬ、と云う事に慣れた服装であり、また彼等自身も極力、日頃からそう在ろうと心がけている。
彼等の仕事の性質上、目立って良いことなど何一つとしてないのだ。
だからこそであろうが、この土地では自分たちはあまりにも目立ちすぎる格好であることに直ぐさま気付いて、妙な気分になった。
周りは軍人だらけであり、そうでなければ、フードを纏った魔術師か、皮鎧の剣士達だらけである。
尤も此方の心配を余所に、“魔法陣から変わった連中が現れるのは今に始まったことではない”とばかりに、彼等は特に此方に目を向ける事もなく自然に通り過ぎていく。
「初の異世界だが、あっさりしたものだな」
「主任、幾ら少数精鋭とは言え、たった“三人”は酷いんじゃないんですか?」
「まあ、そう言うな玉川。いずれ応援が必要なら人手は幾らでも貸すそうだ」
「なら良いんですがねぇ」
そう言って溜息を吐く玉川は捨て置き、白川はもう一人の女性刑事に迎えの車両に乗り込むように促した。
僅か数百メートル先に見える高さ二十メートルを越えるシエネ市の城壁ではあるが、流石に歩くには少しばかり距離がある。
何より今の段階でだが、彼等は余り人目に付きたくなかった。
車内で女性刑事がようやく口を開く。
「あの、主任、宜しいでしょうか?」
やや、おどおどした感が無いでもないが、初めての異世界でも首を巡らして、如何にも『初めてです』と不審がられる様なヘマをしない点は、合格点をやっても良い、と白川は思う。
「九条さん、この場ではあまり鯱張らずとも結構ですよ」
「いえ、未だ駆け出しです。階級は兎も角、年功の序ぐらいは守らせて下さい」
階級について話すとき、彼女は運転手である兵士に気取られぬよう声を潜めた。
今回、警視庁から引き抜かれ公安委員会へ再出向となった白玉コンビであるが、現地での活動に於いて女性捜査官はどうしても必要である。
そこでキャリア組である彼女の応援を得た。
年齢は二十四才ながら、階級は既に白川と同じ警部である。
名前は九条飛鳥。
「真逆、こんな不思議な場所に来るとは思いませんでしたので、実際緊張しています」
「それは、僕らも同じですよ」
九条の感想ににこやかに同意を返す玉川だが、此処では階級を示すような言葉遣いは出来ない為、一言ごとに気を遣っていた。
今回、白川達は通常の警察官としてではなく、公安外事課所属としてカグラに派遣された。
その正体も完全に秘匿しており、今は『政府連絡員』という身分である。
彼等は此処カグラで行われている地球人のある種の行為が、どれだけ進んでいるのか突き止めなくてはならない。
ひとつ間違えると、この世界を狂わし兼ねない行為。
即ち、布教活動であった。
「太田垣 実、二十四才。三代前から『望みの扉』の熱心な信者ですね」
「と言っても、本人が積極的に礼拝に向かう様になったのはカグラ派遣以降の事ですから、元々は親に従っただけに過ぎなかったんでしょうがね」
シエネ議員会館の五階、ヴェレーネの執務室に詰めたのは八名。
三名の刑事の他にはヴェレーネ、池間、五十嵐。そして現地スタッフとしてアイアロスとオレグが同席する。
「国防軍は入営に際して宗教関連の背後調査には甘いですからねぇ」
ヴェレーネの言葉に池間が“心底参った”という様に首を横に振りつつ言い訳じみた台詞を吐き出す。
「先進国では、カルトと中東教以外は触れない事が暗黙の了解になってるんですよ」
それに対して、五十嵐がやや意地の悪い言葉で池間をへこませる。
「お陰でEUの混乱は待ったなしだ。うちの国もいい加減、内規を改める時期だと思うぜ」
「それを俺に言うのか?」
「いずれ陸幕二課に行く人間に注文を出して何が悪い!」
五十嵐の最後の言葉に池間がギョッとした顔を見せた。
陸幕二課とは、国防陸軍内の諜報部門である。
どうやら成果の割に池間の出世が遅れていた理由は此処にあった様だ。
幕僚長の岸田は今後の事を考え、池間が目立つことを嫌ったのである。
「やっぱりそうか」
五十嵐がしてやったり、の顔を見せると池間は頬を顰めた。
「くそ、カマを掛けられるとはな!」
「二人とも今、それは置いといて下さいな」
ヴェレーネが脱線し掛けた話を元に戻す。
今回、太田垣という少尉が調査の対象に上がったのは、小田切が追っていたある宗教団体からの繋がりであった。
地球では各国政府がフェリシアに興味を示すものの、その内情は市ノ瀬のレポート以外、全く知られない。
先のロケットに関しても、本体は未だ二兵研内部に保管された状態で有り、ゲームの完成と共に世界的ネットワークの構築に使用される、という事で片を付けてある以上、その方向から情報公開を求める事も出来なくなった。
事実、地球に於いて未確認のロケットなど打ち上げられては居ないのだ。
よって彼女達の広報に不合理な点は無く、追求も出来ない。
ならば、残る方法は非合法な『誘拐』しか無いが、海外の組織が彼女を捕らえるにせよ、二兵研内部は下手な軍施設以上の警戒態勢であり、それこそ手が出ない。
しかし、今年中頃からアメリカに本部を置く在るキリスト教系の一派が多数の信者を国内に送り込んで来たことから、公安外事課はカグラの情報の拡散に関して、大きな変化が起きつつ有る事を知る。
南北戦争の最中とは云え、彼等は中立州の住人である。
そのため入国を止める事も難しく、気付けば、あっという間に二千人を超える信者が、ひとつのビルを買い取って集団生活を始めていた。
都内の四つの教会も、より広い敷地に移転、或いは建て増しを行っては施設の拡充を図り始める。
そしてその中に於いて、その団体は『カグラこそが、聖書に於ける“約束の地”である』と主張して来たのだ。
また、市ノ瀬が配信したもの以外のカグラに係わる映像を多数保持していることも明らかになってきた。
カグラ・フェリシアから地球への『物質』の持ち出しは基本的に不可能である。
ヴェレーネが魔法陣に掛けたプロテクトは、微生物、特にウィルス関連に置いて強い効果を発揮し、人体の表層に付いたダニすらも転移時には完全に切り離している。
流石に体内菌まで切り捨てる訳には行かないが、有り難いことに地球とカグラでは微生物はDNAレベルまで近似値にあり、転移後の人体表層に必要な細菌類はカグラの自生菌で代用され、特に問題は無い。
通常の物質は尚更であり、身に付ける服装以外の私物は全て別送される事で情報流出を防いでいた。
しかし、データについては限界があった。
見聞きした情報を一人ひとりの記憶から削除する訳には行かない。
連続した記憶無しに兵士の作戦参加は不可能であり、何より桜田が転移した際にヴェレーネが巧に語った通り、記憶を弄ることは対象となる人物を廃人化させる危険性まで在るためだ。
よって転移時に電子的な処理は一切行われていなかった。
つまり、ふたつの世界に於いて隠し持った電子的データの移動は可能なのだ。
しかし、それでもこの事を大きな問題としなかったのは、先に上げた方法でカメラなど私物の持ちこみに制限を掛けていた為である。
また万が一にも多少漏れた処で、市ノ瀬のレポート以上に興味を引く映像は、エルフや獣人の少女達の美貌程度のものであり、笑って済ませられる範疇だと考えていたのだ。
だが、其処が甘い考えだとしか言いようが無かった。
人の姿をした獣、と云うものは巧達の国ではどちらかと言えば好意的に受け止められる存在だ。
無宗教というより、宗教が生活の中に自然に一体化しているため、宗教を意識しない国民性は、どの様な生き物でも、そこに『人間らしさ』を見つけては愛でる心得がある。
『萌え』であるとか、『ケモナー』などと云う言葉は一見しては馬鹿馬鹿しいが、其処には『異物』を受け入れ消化する懐の広さがあると言っても良い。
節操がないと言えばそれまでだが、良い方に捕らえるなら、『許容範囲が大きい』のだ。
これは巧達の国の基幹宗教が多神教であり、自然崇拝を色濃く残している事に由来するのだろう。
だが、完成された一神教は彼等の神が認めた外の“異物”の存在を許さない。
人ならぬ者達が豊かな大地を背景に衣服を身に纏い、言語を操り、技巧を持って農耕を行い、文化的生活を営んでいる。
一神教の教義から見て、彼等を『悪魔』と断罪するには充分であった。
そして何よりは『魔法』の存在である。
政府もその存在を完全に隠し切れておらず、強力なまでの戦闘力を示した魔法の情報は僅かずつでは在るが、地球に於いても広まりつつ有った。
件の教団は魔法戦闘に係わる映像こそ手に入れてはいないようだが、それも時間の問題であろう。
いや、何より時空を越えるという現象は事実として起きているのだ。
教団が持つ情報源は何処か!
小田切の調査によって突き止められた人物こそが太田垣実少尉であった。
今すぐ彼を更迭してカグラへの転移を二度と認めない、という方法もある。
しかし調べるにつれ、この宗派に属する、或いは近付きつつある兵士は派遣旅団内部で既に三桁に達しつつ在るのではないか、と思われる状況証拠が出揃って来た。
死を間近に感じる特殊な環境と相まって、死者との会話すら成り立った異常事態。
その中での太田垣の布教活動は見事なまでに成功していたのだ。
彼ひとりをカグラから追い出して終わる話では無いようであり、この宗教に係わる兵員を一網打尽とする必要がある。
キリスト教系宗教集団『望みの扉』は、米国ではひとつの街を支配し、所属する州の政治に影響を成すほどの巨大宗教集団である。
ひとりふたりを摘発するイタチごっこで終わらせる訳には行かなかったのだ。
サブタイトルはマーガレット・セントクレア『どこからなりとも月にひとつの卵』改変です。
今回のゲスト出演は「あすか」さんです。
少々長く出て貰うことになるかもしれませんので、すいませんが宜しくお願いします。




