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星を追う者たち  作者: 矢口
第八章 俳優交代
177/222

    登場人物紹介

ここらで、少し登場人物を纏めたいと思います。

お時間のある方はどうぞ。

 登場人物紹介(年齢はいずれも初登場時のもの)


【地球側】


〔柊家関係者〕


 ひいらぎ たくみ

   この物語の主人公 二八才

   国防陸軍から第二兵器研究所へ出向中。

   史学科卒、歴史的な造詣を戦術に当てはめた事が緊急時における作戦の成功を呼び、結果上層部の注目を浴びる。

   マリアン命の超弩級ブラコン。

   香取神道流系統のものと思われる剣術を父親から教えられている。

   但し、体力は無い。


 柊マリアン 

   巧の弟 チェコ出身の小学五年生 十才

   少女と見紛う容姿は本人のコンプレックスになっているものの、母との思い出となった髪を切ることが出来ない。

   柊穣の後妻であるエルフリーデの連れ子であり、巧と血の繋がりは無い。

   巧に非常に懐いており、数理に非凡な能力を示す。


 ひいらぎ あんず

   巧の姉。ドイツ語の翻訳家。巧に負けぬマリアン好き。


 ひいらぎ ゆたか

   巧の父、商社マン。死去。

 

 柊 エルフリーデ 

   穣の再婚相手、マリアンの母親。死去。



〔国防軍関係者〕


 岸田きしだ まこと

   国防陸軍大将 次期三軍調整官へ最も近い人物。リアリスト。

   巧の能力を早くから見いだし、池間に監視を命じる。

   その後、巧の行動を影から観察、或いは階級の調整をしていく。


 下瀬高千しもせ たかち

   国防陸軍中将 五六才

   岸田の追い落としを狙っていたが、『武装難民流入事件』の後、自分の狭量さに気付き、軍を去る覚悟を持って日々を過ごす。

   後に旅団編制後のカグラ派遣軍最高責任者に指名される。

   巧の二つ名『殺人者リパー』の名付け親。


 池間いけま いわお 

   巧が現役時に直接の上官であった人物。三一才 

   『剃刀』の二つ名で知られる切れ者。

   フェリシア転移前に少佐に昇進、現地の実戦指揮を統括する。


 桜田美月

   軍曹 会計課技官

   無駄に高性能な変態。二三才

   後に国防三等勲章を得て更に怖いものが無くなり、暴走に磨きが掛かる。



※旧第四分隊(過去に巧が率いた分隊)


 山崎 すすむ 二七才

   格闘戦の上級者であるが人当たりは良い。 

   副官として巧の代行を勤めることも多い。


 岡崎 けい  二二才

   やや長身、垂れ目、貧乏性の世話焼き。先行警戒を得意とする。

   後に巧の後を追ってASのパイロットを目指す。


 石岡裕海ひろみ 二二才

   一九五センチの大柄な体格に似合わず以外と素早い。

   機械関係にも強く、無線や重機を担当することが多い。

   繊細な一面もある。


 桐野 すばる 二一才

   女性兵 過激派の渾名を持つ。

   狙撃手にあこがれているが、実は単なるトリガーハッピーである。


 城之内 りく 二六才

   巧が軍を離れた後、最も早く軍曹に昇進。

   『切り通しの闘い』と呼ばれた激戦区を抜けた後、指揮官であった相田了少尉と行動を共にする。



※旅団編制後の軍関係者


  深谷     少佐  航空輸送部隊指揮官 オスプレイ、UH、SHを統括。

  大崎     少佐  攻撃ヘリ部隊指揮官 主力はAH―2S

  柏 典明   大尉  戦車中隊長。二十両の戦車と三人の少尉を率いる。

  柳井     大尉  シエネ・レーダー部隊指揮官

             デフォート城塞北壁登頂部指揮所で総指揮を執る。

             実質上の全レーダー統括責任者


  長尾     大尉 ネルトゥス搭乗輸送ヘリ中隊隊長   三六才

            小西小隊を護衛部隊として指揮下に持つ。


  小西 悠真  少尉 長尾隊麾下の攻撃ヘリ小隊長     二六才

            スマッシュ・アッパー(壊し屋)の異名を取る凄腕の操縦士


  佐野裕治郎  中尉 歩兵中隊砲術科 中隊長  巧が入営時の上官であった。


  相田 了   少尉 歩兵小隊長

           『切り通しの闘い』でトレ・コリットにより命を救われる。


  内山     軍曹 相田の部下、重機関銃の名手。


  小笠原    先任曹長

         ゴース守備隊の指揮を西方守備隊から委任されている。

         戦闘指揮は一級品であり、兵士からの信頼は篤い。


  磯谷(いそがい) 真    伍長

         ゴース守備隊 城壁中央に配置される。

         ダミアン・ブルダの錯乱に際して、フェリシア軍左翼方面を救出するために国防軍の積極攻勢を進言。

         アルスの信頼を得た。


  平木達実   准尉 

         任務上必要とあれば味方も殺す、と噂される男。

         沈着冷静でありながら、表面的には熱い士官を演じている。

         シエネ城壁左翼部隊指揮官


  三田村    准尉

         平木とコンビを組みシエネを守った中央部隊指揮官。

         後に国防軍ゴース駐留部隊の総指揮を執るために移動となる。


  高橋     デフォート城塞北壁 ミサイル車両部隊中隊長

         アルバが八岐大蛇(ムッシュマッヘ)の一部である

         キネティックを撃破した際、その裏方として部下を率いた。



  田万里将雄たまり まさお 曹長  三十八才

         南部中央軍給養班、班長     

         何故、食事を作っているのか分からない程に戦闘力が有る。

         不思議系コック。 醤油の味に煩い。






〔第二兵器研究所関係者〕


  アルメット・鈴音すずね

    十五才にしてオランダから帰化した天才工学博士。

    レーザー防空網、AS完成の鍵となった人物である。

    第2兵器研究所主任研究員にして、事実上の所長

    周りから『魔女』と呼ばれる若さと頭脳を誇る。

 


  五十嵐いがらし はじめ

    第二兵器研究所所属少佐。ASテストパイロット最古参の一人

    フェリシア派遣軍少佐昇進後は空軍の総責任者としてF-3D、C-2Wの運用責任を持つ。

    地上業務に廻されたことで空軍上層部に対する怒りは激しい。


    他の古参組に横田純一、岩国孝司(いずれも少尉)



  相沢忠洋あいざわ ただひろ

    ASテストパイロット。

    五十嵐が混成連隊航空隊に戻る際に同時に少佐昇進、AS隊中隊長を引き継いだ。


  柴田・小野  

    いずれも少尉。ASパイロット。ゴースにて魔獣リヒト、リンスを撃破。



  新田

    曹長 第二次シエネ攻防戦に於いて、魔獣に乗っ取られた無人戦闘機AF2を早撃ちで撃破。

    ASにおける瞬間照準撃破の最速記録保持者となった。



  新見要にいみ かなめ

    軍曹 対潜哨戒ヘリSH-80K射撃手(ガンナー) 

    ラハルに閉じ込められた巧と共にいたクリールに向けてエネルギー送電を成功させた。

    使用武器は八八〇キロワットレーザーキャノン。



  坂崎 のぼる      二九才

    研究開発員、他人の脳を使って計算を行う特殊能力を持つ。

    柊杏に惚れている。


  繰根美沙くるね みさ    三一才

    重傷を負ったロークの手術を成功させた外科医、 腕は天才級。

    付属病院院長 魔法の秘密に興味を持ち始める。


  米谷紘子よねや ひろこ   二十代後半 

    付属病院看護士、救急救命士の資格を持つ。

    後に部下を率いてフェリシアに派遣される。




〔政府・警察関係者〕


  首相

    影は薄いが調整型の首相として、国民の支持率は高い。


  御厨みくりや

    副首相、四十代後半にして卓越した外交センスを持ち合わせており、次期首相の呼び声も高い。


  曽地そうじ       六一才

    官房長官、落ち着いた人物であり、血気盛んな御厨のフォローを行う。



 小田切俊介         二八才

    国家公安委員会・外事課(旧国際課)所属 参事官(課長級)

    府警察官時代に柊家の誘拐事件に関わる。


 白川(たすく)警部、玉川弘樹巡査部長

    県警から警視庁に出向し、その後、公安の小田切指揮下に再出向となる。

    『国家テロ代用、小学児童誘拐殺人事件』の犯人逮捕を僅か三日で成し遂げた名コンビ。


 九条飛鳥          二四才

    新任警部、フェリシア派遣に於いて女性捜査官として白玉コンビの下に付く。

    所謂、キャリア事務官



      ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆



【惑星カグラ側】


〔フェリシア王国関係者〕


 ※王宮・魔導研究所


  女王

    妖精種、本名を公開していない。

    また正確な年齢も分かっておらず、少なくとも四百才を越えると言われている。

    管理機構をして『危険な女王』と言わしめる。

    マーシアの母親の姉に当たる。



  マーシア・グラディウス 

    王宮近衛隊長、戦 魔 王ザーストロン・ルシフェルの異名を持つ妖精種。

    ハルベルトと呼ばれる『戟』を主武装としている自由人(バロネット)

    桁違いの魔力量を持ち、マリアンの計算能力と組み合わさって以来、更に進化を続けている。

    本来王宮では近衛兵六十名を従えるが、現在は副隊長に仕事を一任している。

    子供の頃の体験から一部の記憶を持たない。

    柊マリアンの精神を自分の内部に住まわせており、いずれが最終的な人格を得るか不明である。



  ヴェレーネ・アルメット

    魔導研究所所長、混血妖精種

    戦時の天才と言われ、女王の代行を務めた。

    準王族扱いながら、王位継承権は第一位である。

    地位については『諮問院の希望』との兼ね合いから。

    魔力量は不明。

    但し、気候変動の可能なマーシアを止める力を持つ、と断言したことがある。

    単体で翼竜を始め、七十から八十を越える大型魔獣を狩っている。

    巧に気持ちが傾いている様である。

    この物語のヒロイン?



  カレル・バルトシェク

    魔導研究所、主任研究員・事務長 妖精種

    意外な事に年かさであり、カグラの戦乱最終期を見届けたとも言われる。

    戦闘力に何らかの制限が掛かっている。年齢不詳。



  アルシオーネ・プレアデス  二二才

    魔導研究所所属、戦闘研究員。『氷のアルス』の二つ名を持つ妖精種。

    通常、表に現れる魔力量はマーシアを凌ぐ。

    冷静、冷徹ではあるが、やや子供っぽい処もある。

    可愛いものが好きで、「可愛いは正義」を地で行く。

    カレシュ・アミアンの純粋性を読み取り、自分の妹分にしてしまった。

    やや強引な部分と胸のコンプレックスがある。



  マイヤ・プレアデス     二四才

    魔導研究所所属、医療研究員。アルスの姉。

    苦労性、自身が飛行能力を持たないため航空機に憧れている。

    回復魔法の使い手。



  リンジー&アルバ

    魔導研究所所属 総合研究員、妖精種

    リンジー=火炎、電撃、重力系魔術師

    アルバ=水系統魔術師(気体のイオン化から雷撃も可能)

    開戦後は希望してハインミュラーと行動を共にする。

    スーパー爺コンの二人である。



  アイアロス・ビーリー

    魔導研究所所属、理論研究員 人類種 

    『魔法の本質に迫る男』、『白き風の支配者』などの異名を持ち、

    平均以下の魔力ながらも魔導研究所所員、一般兵士、いずれからも尊敬される存在。



  ローク・ブランシェット

    魔導研究所所属、警備兵 青狼種(狼人種)

    巧と共に旅をするなかで、戦闘指揮官としての能力に目覚める。

    後に西部方面防衛隊 シエネ城塞右翼大隊長代行へ転属。

    彼の負傷が、地球-フェリシアを大きく繋げることとなる。

    レイティア・ハンゼルカに対して、怪我への励ましと共に求婚したことが、後々悩みの種を生み出す事となった。



  スプライト

    魔導研究所に非常勤的に所属する小妖精ピクシーである。

    明確な男女の性別を持たないが、性格としては男性と見て良い。

    レイティア、ティーマのボディ・ガードでもある。

    特有の能力は“電撃”

    連発は出来ないものの、研究所に所属するだけはあって、威力は絶大。

    黄虎(おうこ)族をも一撃で打ちのめす力を持つ。

   


  アレンカ・ブルダ

    魔導研究所所属 機材・魔道具研究員 

    実家は名門議員の一族だが、父親と何らかの確執が在る様である。


 ※山岳民救出作戦に参加した魔法兵達四名

   トレ・コリット  『切り通しの闘い』に於いて戦死

   ネロ・レオーニ   北方戦線に於いて相田少尉と共同で部隊を率いた。

   ロッソ・ファデインカ

   ビアンカ・フローレ 女性魔法兵 現在は部隊長

 



  トリエ・ルニッツ

  ジョバンニ・シェストラント

    いずれも北方国境警備隊、トガ砦の十人長

    それぞれ、南下するジャイアント・トードの生態を調査し、その正体が『バスター・フロッグ』の幼生である事を突き止めた。

    また、その活動から自由人による魔石の裏取引構造にまで辿り着く。



 ※王族(全て妖精種)

   パトリシア……女王の姉

   フィルギア……男性彫刻家

   ハミング・エラー

        ……最年少王位継承権候補者。十五才



 ※フェリシア議会関係者


  ヴィンス・バートン

    護民官(首相)、人類種

    穏健な人物であり、人類種と亜人種の融和を図る政策を基盤としている。


  アルヴァー・ブルダ

    有力議員。

    王宮に対して騎士制度の復活を持ちかけ、最終的には貴族制度を目論んでいると思われる。

    高潔な人物と見られているため、賛同者も多い。

 

  ダミアン・ブルダ

    アルヴァーの息子、高位の魔術師だが他者を一段低く見る傾向が強い。

    後に大きな火種を生み出す。




 ※フェリシア軍関係者


  エドムンド・アルボス

    東部方面防衛隊長。青狼種(狼人種)

    軍事のみならず、社会的な問題に対する視点も鋭い。

    地球との連合開始直後に五十嵐と諍いを起こすも、それを切っ掛けに親友となる。


  フェリクス・バルデン 人類種

    西部方面防衛隊長、寡兵による防衛戦を研究し尽くした人物。


  オレグ・バチェク 人類種

    バルテンの副官、後にシエネ城塞司令官。


  ポージー・ツァロテカ

    バルテンの第二副官。人類種・女性。

    軍規違反で処刑される可能性もあった処をオレグに救われ、何故か結婚を迫る。


  レヴィナス・クー

    王宮近衛副隊長。人類種(男性) 四二才。


  ペンドルフ

    首都防衛隊、大隊長。

    臨時職ではあるが、北方戦線における最終防衛ラインの指揮を任された。


  


  


 ※一般人、自由人など


  アーキム・グラディウス&ラリサ・グラディウス

    マーシアの養父母

    マーシアの姓は、この養父母からのものである。

   (マーシア自身の希望もあり、女王も敢えて彼女には本来の名を教えることをせず、自身で思い出す日を待っている)



  ティーマ・シルティ(ケット・シー:紫猫(しびょう)種)

    山村ジェリを襲ったシナンガル兵に捕らえられ、奴隷にされていた少女

    巧が現地に於いて初めて接触したフェリシア人。

 

  レイティア・ハンゼルカ(ケット・シー)

    ティーマと共にシナンガルに捕らえられ口周りの皮を剥ぎ路られた少女。

    細胞再生手術を繰り返し回復したが、男性(人類種)恐怖症になっている。

    青狼(狼人)種であるロークとの結婚を望んでいる。



  エルト

    ドワーフの青年。

    身長一五〇センチ前後だが怪力、頭脳明晰、技巧抜群の存在。

    ドワーフに多い『万能型』である。

    自由人(バロネット)としてシガールとチームを組むことが多い。


  シガール  

    ティグロ:黄虎(おうこ)族の青年

    二メートルを越える巨体ながら、エルトを凌ぐスピードとパワーを合わせ持つ。

    自由人としてのキャリアはエルトより長く、兄のような存在だが、日頃はエルトに仕切られている。

    エルトと共に杏や坂崎の護衛を受け持った。



  ジゼッペル・グリッド  人類種

    グリッド協会と呼ばれる自由人組合バロネットギルドの立ち上げを行っている。

    過去に賭博場を経営しており、それを潰されたことから王宮に恨みを持って行動していた。

    唯、悪人という訳ではない。

    その甘さから坂崎を見捨てることなく助けた際に逃げ切れず、カレル・バルトシェクに捕縛された。

    容疑は「死体隠匿罪」であり、今の処は情報漏洩の罪には問われていない。

    現在はオベルンによって監督され、広田に協力して行動している。

    部下に、エミリア・コンデがいる。



  エミリア・コンデ   妖精種

    ジゼッペル・グリッドの部下

    政治的手腕も高いが、通常の妖精種と比べても非常に高い戦闘力を持つ。

    ヴェレーネが取り逃がした事もある。

    現在は二千名の戦闘系自由人(アーツ・バロネット)を率いて姿を消した。

    またマーシア・グラディウスの首を狙う戦闘狂的な側面もある。



  ヴォークト(人類種)&リトキア(妖精種)

    シエネの人気食堂、『ヴォークト&リトキア』の主人と従業員

    店名から分かる通り婚姻も間近。

    マーシアはこの店が生まれることに大きく役立った。

    名物は『ポルカ風鳥の串焼きトマトソース』、デザートの『アップルタルト』など

    値段も程よい人気店である。





〔シナンガル人民共和国〕


 ※首都関係者


  ワン・ピン  五六才

    現在の国家主席、一人娘であるスーラをルナールに預けるなど、奇矯な行動が目立つ。

    有力議員を集め宇宙船建造の秘密を求めている、と思われる。


  マークス・アダマン  三八才

    ワン家の懐刀と呼ばれる議員。 

    実際はワン家や政治との縁を切りたがっている。



  ワン・スーラ

    ワン家の一人娘。十才。

    ある日を境に、異常なまでの軍略能力を見せ始める。

    『軍師』の依り代



  ルナール・バフェット

    母親が奴隷でありながらも当人の高い能力を見込こまれ、父親から議員の家名を名乗ることを許された青年。

    二八才の若さでルーファンショイ所属大隊長にまで上り詰めた。

    更なる栄達を求め、マークス・アダマンの招聘に応じたことが彼の運命を大きく変える。



  シムル・アマート

    ルナールの副官

    公平・公正な人物であることが災いして四十才近くなるまで出世に縁がなかった。

    自分を引き上げてくれたルナールに忠誠を誓っている。


  フィンチ

    ルナール軍荷駄隊の隊長。老齢だが何らかの借金のため軍に残っている。

    ルナールの良い相談相手でもある。



  軍師〔=フェアリーⅡ〕

    ワン家別宅の地下に潜んでいた存在。スーラに取り付いている。

    ルナールに自らの『駒』となることを求める。



  ナルシス・ピナー

    『ルーファンショイ』所属軍団長 将軍

     補給任務と国境警備の中でマーシア・グラディウス捕縛のチャンスを得る。

     基本的に兵士に対しては公平な人物であるが、シナンガル人レベルで欲は深い。


  テレンシオ・ベルナール

     名門議員階級の嫡男であり、次期国家主席の座を狙う中央軍第6位将軍。

     東征都督として第二次以降のフェリシア攻略戦に総指揮を執る。

     最初はルナールを駒にして使い捨てる予定であったが、次第に彼の能力を認め、最後は手元に置きたがる様になった。



  サミュエル・ルース       三三才

     奴隷制度と戦争に反対して牢に繋がれていた元議員だが、巧達によってフェリシアに連行される。

     シナンガル国内での反乱を企て、国防軍とフェリシアに援助を求めた。



 ※スゥエン関係者


  オレガリオ・ドラーク

    スゥエン城塞指揮官。マーシアの砲撃を見たことで伏せってしまう。

    人格はどちらかと言えば高潔。  五十代

    内心ではフェリシアとの戦争に反対しているが、国家に対する忠誠から反対できない。


  アンドレア・ハーケン

    城塞第一大隊長、首都から危険視されている人物。  四十代

    兵士へのカリスマ性も高く、野心を隠さない大胆な男でもある。


  ラデク・チェルノフ

    城塞第三大隊長。シナンガル人としての意識が強い。

    根は単純である。


  ヤン・ホルネン

    シルガラ砦の十人長。過去には百人長も勤めたベテラン 三十代前半

    後にピナーに引き抜かれる。


  ボーエン・ベズジェイク

    シルガラ砦の若い兵士。 

    ヤンに引き立てられ、後にドラゴンライダーとなる。



  フーデック・ポアンスク

    北方戦線に於ける撤退捕虜部隊の総責任者を命じられる。

    フーデックの自己中心的な性格は巧にとって計画における貴重な“駒”となった。

    名門議員家系の一員。 巨大な財力により私兵を多く抱える。

    帰還ルートに於いても物資の横領を行った。


  エフライム・マッツァリーノ

    北方戦線に於ける撤退捕虜部隊を前方、後方に分けた際、後方部隊指揮官に指名される。

    正義感は強いが、物事の考えに甘えた処がある。

    その点を巧に利用される事になった。




【管理機構側】


 『セム』

 『ガーブ』

 『アクス』

 『フェアリーⅠ』

 『フェアリーⅡ』




【その他の人々:地球・カグラ】


  コペルニクス

    山岳民救出作戦時に現れた謎の人物。 二五歳前後の外見。

    マーシアをして『竜以上の化け物』と言わしめる力を持ち、魔獣を触れずに倒した事もある。

    人格と姿を「コッペリウス」、「コッペリア」という少年少女に分離することがある。


  クルト・ハインミュラー  七三才

    一九九二年の統一直後ドイツからフェリシアに来た義勇兵。

    ヴェレーネが祖父の様に慕う人物。

    巧は戦車戦エースであったクルト・クニスペルではないか、と考えている。


  カレシュ・アミアン    一六才

    元シナンガル魔法部隊隊員

    巧の攻撃によって魔法が使えなくなる。

    ランセと名付けた『碧竜』を従え、フェリシアに亡命する中で、岩国孝司少尉と恋仲となる。

    岩国遭難時の救出活動などが認められ、フェリシアに帰化する事となった。



  ヴェチェスラフ・ヴォリン(略称:ヴェティ)

    半島国家ガーインの若き元首。 二十才

    十二才の時に実父を殺害して地域の安全を守った。

    巧やルースに対しては好意的で、『ヴェティ』と呼ぶことを認めている。

    経済感覚も鋭く「消費者のない生産活動は無意味」である事を地域に説いている。



  エレコーゼ・オベルン

    ラキオシアの通商大臣。 色々と不明な点の多い人物。 三五才前後



  広田修身ひろた おさみ

    第二兵器研究所の親会社副社長。 故柊穣の親友。

    ヴェレーネとは三十年来の付き合いである。



  セリオ・チャンドラー

    ポルカの若い商人、広田に見込まれ彼と行動を共にする。

    内需の拡大方法と人口増加策についての調査・研究中

    生身でシムラス(ステップスラッグ)を倒す実験に駆り出された事が有る。



  結城、本条……広田の部下、いずれも二十代前半。

         眼鏡を掛けた細身が結城、やや筋肉質な方が本条

 


  市ノ瀬(いちのせ)衣乃(その)     三一才

    子供の頃の吃音が原因で対人恐怖症であった処をエルフリーデに救われる。

    その後は心神耗弱状態で有った杏を助けて共に生活を送って来た。

    現在はフェリシアレポーターとして政府公報を受け持っている。

    刑事、玉川弘樹の恋人でありベストセラー作家。



  クリール

    近頃、人格を持ちつつある魔獣。

    本来はある存在の補助装置である。

   


第137話「スラッグ・スイーパー」に於きまして、シムルスを倒す役割を与えられたセリオ・チャンドラー(ポルカの若い商人)の名前をトガの十人長トリエ・ルニッツにしてしまいました。

お詫びして、訂正します。


また、「この人がいないよ」とお気づきの場合、教えて頂けると嬉しいです。

今回は間に合わなかった人もいますが、次回の紹介で書きたいと思いますので。

ネルトゥスの響伍長や内藤操舵員、飯島レーダー手などですね。

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