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僕の世界は厨二病 ~厨二病でも真っ当な社会人として生きていきたい。が無理のようです~  作者: 笛伊豆


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40.そこまで設定を盛らなくても(泣)

 つまり矢代邸って本拠というよりは決戦用の要塞だったわけか。

 戦略的拠点なわけね。

 誰だか判らないけど敵を誘い込んで殲滅する。

 最悪の場合は僕たちが脱出して要塞ごと爆破。

 何かエヴァン○リオンみたいじゃない?

 使徒とかに来られたらどうするんだよ?

「多分、大丈夫ですぅ」

 信楽さんが僕の方を向いて言った。

 僕、そんなに読みやすい?

 やっぱテレパシー並か。

「根拠は?」

 静姫様がゆったりと聞く。

 どうもこのメンバーでは静姫様がツッコミ役みたい。

 後はボケばかりか。

「とりあえずぅ物理的な攻撃はぁないと思いますぅ。

 というよりはぁ矢代邸(ここ)は矢代財団の中心ですぅ。

 現時点でもぉ物理攻撃に対する防衛体制はぁ構築済みですぅ」

 さいですか。

 ますます某超人気ラノベみたいになってきている。

 いや、そういう設定のラノベって結構あるよね。

 昔のアニメにも。

 「科学要塞研究所」(笑)とか。

 ひょっとしたらスーパーロボットの格納庫とかもあったりして。

(あるかボケ)

 良いでしょ!

 夢くらい見ても。

「すると精神攻撃を想定しているわけか。

 信楽殿は」

「色々考えてますがぁ。

 今のところはぁ会ってみないとぉ判らないですぅ」

「だからこそ私たちが必要なのですね」

 相沢さんが頷いた。

「判りました。

 私、歌います!」

 いやマ○ロスやシ○フォギアじゃないんだから(笑)。

 そういえば0048とかもあったっけ。

 でも相沢さん(聖女様)の歌は時間を止めるからなあ。

 ひょっとしたらアニメより威力があるかも。

 問題は周囲の僕たちも止まると言う事で(泣)。

「相沢先輩はぁいてくれるだけで充分ですぅ」

 信楽さんが慌てて言った。

 そりゃそうだよ。

 うっかり歌われて何もかも止まってしまったらどうしようもなくなる。

 まあ信楽さんなら大丈夫かもしれないけど。

 後はパティちゃんか。

 稼働可能戦力が二人とも前衛どころか後衛ですらないのが辛い。

「我々もいるだけで?」

 (エン)さんが聞いた。

 この人の場合はいても何も出来そうにもないけど。

 見かけ通りの中性的なヤサ男/女だもんね。

 それなりのカリスマはあるけど人外には通じないと思う。

「はいですぅ。

 何が有効か判らないのでぇこちらの引き出しはぁ出来るだけたくさん用意したいですぅ」

 そういうことか。

 これは不正規戦だからね。

 信楽さんが慣れている「常識」が通じない可能性が高い。

 そういう時の信楽さんはあっさり自分の非力を認めるんだよ。

 そして使えそうな戦力を揃える。

 静姫様を引っ張ってくるとか。

 超能力者(エスパー)を受け入れるとか。

 作戦指揮官として凄いと思うよ。

 僕、やっぱラノベ脳?

(そうだ)

 無聊椰東湖(オッサン)、少しは同情とかしてくれないの?

(同情しても始まらんだろう。

 矢代大地(ガキ)矢代大地(ガキ)が出来ることをやればいいんだ)

 珍しく無聊椰東湖(オッサン)がまともな忠告をくれた。

 そうするしかないか。

「というわけでぇ、よろしいでしょうかぁ。

 矢代先輩ぃ」

 信楽さんが確認するように聞いてきたので頷く。

「いいよ。

 全部任せた」

「はいですぅ」

 任せたも何も僕に出来る事ってそれくらいだし。

「ではそういうことでぇ。

 作戦会議はぁこれで修了ですぅ」

「了解した。

 案外あっさり終わったな。

 もう少し長引くと思ったんだが」

 静姫様が意外そうに言った。

 確かに。

 みんなでこの矢代邸に泊まるという話になったもんね。

 深夜まで会議なのかと。

 信楽さんが視線で合図するとパティちゃんが立ち上がった。

「それでは。

 これから矢代邸第一回懇親カラオケ大会を実施しようと思います。

 反対の人はいますか?」

 パティちゃん。

 もう副司令官をやってるの?

 ていうかもともと信楽さんの副官なんだったっけ。

 しかも所属はシャルさんの下だ。

 つまりエンタメ部門。

 そっち方面の担当?

「賛成です!」

 (エン)さんが真っ先に手を上げた。

「いいですね」

「ダイチ様に捧げる歌を歌います!」

「久しぶりに本気で歌えそうです」

 いや相沢さんが本気出したら奇跡が起こるから止めて(泣)。

「では全員参加ということで」

「それはいいが。

 どうするんだ?

 これから宝神に行くのか?」

 静姫様の疑問にパティちゃんがにっこり微笑んだ。

「この矢代邸にはカラオケルームがあります。

 高精度大画面ディスプレイ付きです」

 歓声が上がった。

 みんな好きだなあ。

 ていうかそれはそうだろうね。

 矢代財団は何をするにも金に糸目はつけない。

 何せ未来人(アナライザー)がいくらでも金のタマゴを産むので金銭感覚が麻痺しているんだよ。

 お金が足りなくなったら未来人に会社名を選んで貰えばいいと思っていたりして。

「それでは早速お摘まみと飲み物の用意を」

 比和さんが立ち上がる。

 メイドさんの本領発揮か。

 いいんじゃない?

 どうも比和さん、最近ストレスが高まっているみたいだし、ここらで思い切り発散しておいた方がいいかも。

 僕も楽だ。

 何せ比和さんの暴走の防止担当(ストッパー)はいつの間にか僕になっているんだもん。

 僕のためにも頑張って下さい。

「パティさん、お手伝いをお願いします」

「はい。

 師匠」

 そういえばパティちゃんって比和(メイド)さんの弟子だったっけ。

 しかも直弟子だ。

 最高のメイドさんである比和さんの後継者?

 本人はロンズデール・グループのお嬢様な上に天才で、しかも前世が精神生命体(ヴァイトン)だけど。

 そこまで設定を盛らなくても(泣)。

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