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真・枕営業の魔法少女  作者: 木mori
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【第一章】第二十六部分

久里朱は乱れた髪を直しながら、久里朱は暗いエレベーターを降りた。

魔法少女省の内部情報で、関東徳川組の場所を知った久里朱は大きな門から正面から入っていった。

複数の黒服のヤクザが出てきたが、あっという間に蹴散らして内部に入った。

たくさんの鯉が泳いでいる池に橋がかかっている。その橋を越えると、天守閣の入口が目の前になる。

そこに、黄色と緑色の反社会的魔法少女が立っていた。

「栄知を返しなさいよ。拉致してるのはわかってるんだから。今なら、リンチを2割引にしてあげるわ。」

「魔法少女省の役人がリンチって、こちらサイドの用語を使ってる~。」

「そのまま頂いて、ふるさと納税の違法返礼品をさしあげますわ。」

黄色ブルマの瓜莉は、毒を撒こうとはせずに、久里朱に抱きつくように飛びかかった。久里朱はあっさりとかわして、瓜莉は庭石にぶつかった。『ガラガラ』という音を立てて、庭石は崩れた。

「この前は遊びだったからね~。からだ自体が毒なんだよね~。」

「石を腐らせて、破壊するとは、毒の威力が増してる気がするわ。」

「それはワタクシにも、あてハメられるフレーズですわ。」

緑色ボンデージの暑姫は、久里朱から10メートルは離れていて、その場でからだを左に動かした。瞬間、その姿が見えなくなった。

「ぐはっ。」

久里朱はお腹を押さえて膝をついた。少々吐血して、手のひらが赤く染まった。

「緑色が消えたわ。あの位置から何かを飛ばしてきたわ。いつあたしに攻撃をしたのかしら。いったいどこに逃げたの。」

「ワタクシは深夜の武器は持ってませんわ。」

「武器に、昼も夜もないよ~。」

瓜莉と暑姫は、性悪な笑顔を浮かべて並んでいた。

「ワタクシはナニかを投げたとか、なめたとか、くわえたとか、疚しいことは一切しておりません。言葉が疚しいだけですわ。」

「暑姫、自爆してるよ~。」

「武器を使ったのではなく、動くスピードが半端ないということですわ。イクのが速いのです。」

「いちいち疚しいルートを通る必要があるのかなあ~。」

「お兄ちゃんズと枕営業すると、スゴく魔力が上がるんだよ~。」

「なんですって?黄色いのが、栄知と枕営業したって?」

「そうですわ。お兄ちゃんズがあんなにカタクなるなんて知りませんでしたし、それを使うと、頭からシビレてしまい、笑点してしまいましたわ。」

「『笑点』っていうところでエッチ度を多少緩和してるけど、あたしでもまだ栄知に枕営業してないのに。栄知め~、なんというハレンチの高級ブランドのヴァレンチノな行為を~。メラメラメラ。」

久里朱の回りから燃えるようなオーラが出ていた。


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