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お姉さまの言う通りですわ!

「いや、俺は価値のあるレシピ本でもあれば読みたいな~くらいの気持ちで協力してたから。」

追い付いた静路が、声を発する。

さすが陸上部。


「それに、例え退学になっても俺はシェフかパティシエになりたいのであって進学は考えてない。もちろん高学歴の方が有利なことはたくさんあるけど。俺は、新ちゃんに協力したかったからしたってこと。」


「会長の理由は分かりましたが、チサトさんが協力する理由はありませんわよね。」

そうですわね。

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