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管理人さん、蜂さんのポテンシャルにちょっと引いた

途中で切れてましたので調整しました。

ごめんなさい<(_ _)>


 

 爺さんが試飲を終えてあーでもないこーでもないと議論を交わした結果、家の蜂たちがチートだった。

 いや、ギルドで様々な特性を兼ね備えたって聞いた時もすでにすごいなぁとは思っていたけど彼らが作った蜂蜜すら市場に流したら殺し合いが起きるような代物と判明してしまった…。

 これなら、わざわざ酒を買う必要はないけど容易に出せないものってのもめんどくさい…

 爺さんとの話し合いでわかったミードは薬草と蜂蜜の成分が混ざって疑似的なポーションになっているとのことだった。

 まぁ、色んなのぶち込んで生まれた偶然の産物だからきっと量産できないけどね!

 樽で二つ分しか無いし。

 これで、人を招いても大丈夫!…だと思う。

 ぶっちゃけると生き物が基本、城に出てくることが無いからどこまで気をつけていればいいのかわかんないんだよね。






 夜のうちにヒュビリスにお城に侵入してもらって転移に必要な指輪を三つほど枕元に置いてきてもらった。

 軽いサプライズだけど喜んでくれたかな?




 《王様視点》

 朝起きると、枕元に突き刺さったナイフとそこに括られた三つの指輪入り封筒がありそれはもう大騒ぎだった。

 暗部が誰一人感知できない腕前を持った敵だと思われたが、封筒に入っていた地図とお招きしますという一言で犯人が分かったのは僥倖であった。

 あれが相手では責めるわけにもいかんわ。

 地図は前にくれてやった家の位置を示してあったが場所が問題だった。

 何しろ、要求がなぜか治安の悪いスラムと庶民街の中間の裏路地という意味の分からないところであったのだ。

 普通は貴族街にしろ商人地区にしろ治安や交通の良い処を選ぶものだろうと問うと笑って邪魔するなら血筋や繋がりごと消すと言われて背筋が寒くなった。

 あれは狂気と表現していい貌だったからだ。

 ともあれ招いてくれるなら行かねばならんな…

 最悪、心象悪くすれば国ごと無くなると言えるだろうしな。


「宰相及び騎士団長よ。

 あやつらから招きがあった。

 時間を調整しなるべく早めに顔を出すぞ。」

「「御意。」」




 おれが貰った家で商店まがいのことにせいを出していると早速、お三方が来た。

「ようこそ、何でも屋へ」

 練習していたスマイルが決った!

 流石に適当過ぎるとお客とか来ないなと危機感を持ったおれは密かに練習を重ね、笑顔ってなんだっけというゲシュタルト崩壊を起こしかけたがスマイルという技を身に着けた!


「うむ、招かれたから来たのだが…

 なぜこんなところで店を?」


「そりゃ、王様。

 簡単なことだよ。

 国を荒らす気が一切ないけどおれは後ろ暗いことも商うつもりだからね。

 相手を調べて売るけど、そんなのが表通りにあったら不味いでしょ!

 あ、ちなみに騎士団長が見てる瓶の中身は膀胱に寄生する寄生虫が入ってるから気を付けてね?

 大森林で見つけた変異種で尿道から侵入して膀胱で産卵するんだけど、孵化すると内臓を破って全身に移動するんだ。

 その痛みで悶死する類だから開けないでね~。」


「な、なんという危険な代物だ!」

 顔面を蒼白にした騎士団長が慎重に瓶を棚に戻す。

 まぁ、実際は中身は水で寄生虫は工房にあるんだけど。


「さて、みなさん。

 この何でも屋というのは仮の姿。

 貴方たちはあの扉を抜けることでそれを理解するだろう!」

 ポーズを決めながら店の奥にあるぼろい扉を指さす。

 この扉は外見こそボロく仕上げてあるが模様に隠れて転移陣を書き込んである一種の転移装置だったりする。


「それじゃ、行こうか

 ちなみに指輪を持ってない人は通れないからね。」

 おれは反応を待たないでさっさと扉を抜けて城へ向かう。


「「「おおっ!?」」」

 指輪を持った三人だけが扉を抜けて浮遊城へ足を踏み入れた。


「ここがあの伝説の地か…

 一見何も変わらない城に見えるが?」

 王様が怪訝な顔で訪ねてくる。


「ここは陣を刻んだただの部屋だからね。

 この城は危険なところが多すぎてあんまりみせられないとこがあるからむやみに行かないように言っとくよ?

 とりあえず、書庫と大森林と孤島くらいかな。

 普通の人が入っても大丈夫なところって。

 まずは書庫から行こうか。」

 おれはそう言って全員を書庫へ転移させる。


「な、んという…」

 唯一これの価値を理解出来たであろう宰相が唖然と呟いた。


「わかるの?

 すごいな。

 今を生きる人たちはきっとわからないものと思っていたよ。」


「では、全部本物なのですか…?

 これ全て遺失した知識なのですか…」

 宰相はよろよろと本棚へ近づき、一冊を手に取り開いた。






「はっ!?」



「ご満足なさいましたか?」



「え?

 あれ?

 他の者が…」

 一人、本を開いていた宰相は呟いた。



「宰相様は夢中になって読んでおりマスターがお声を掛けても全く反応しなかったので他の方々の案内を優先されました。」

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