久々に女性に手を貸したら、腰が痛い
また、か・・・
僕は今、服屋にいる。
なんでかって?
そりゃ僕だって知りたいさ!
----------------朝のこと
まだ昨日の疲れが残っているのか、ガウラスとシャリアスは寝ている。
女性陣は僕を囲んで壁に追い詰めている。
「今日はどうせガウラスたち起きないだろうし、私たちと一緒に買い物にでもいきましょう!」
と言ってくれるのはいいが、僕はそこらへん何をしたらいいかわからない。
と思っていると
「ついてこればいいだけよ」
アリスがそういうと嘘くさい。
何か裏があるのでは?
で、一軒目:服屋
二軒目:服屋
三軒目:アクセサリーと来て
四軒目にまた服屋
僕本当昨日からなにやってんだろ・・・
あと、僕をついてこさせた理由が薄々わかってきた。
昨日もきっと大変だったのではないだろうか。
部屋の隅に袋いっぱいあったし
そう、要するに荷物持ちだ。
「一馬、次行くわよ」
僕はいつでも外で待っている。
こういうのはお母さんがよくやっていた
ので慣れていた。
しっかし、なんで女性ってこうもまあアクセサリーとか買うんだろうか
「ちょっと、ボケっとしてないで急ぐ!」
アリスにそう言われるとムカつくなんというか、こいつ僕と似ているところがあるのではないか?と思う時がある。
だってそうだろ?
内面と側面で全く違う。
昼の休憩、僕はこの街でしか食べられないらしい、
『ガウダンス火山の溶岩』
というものを食べていた。
美味しいかどうかはさておき、変わっている。
ハンバーグをぐちゃぐちゃにした感じがある。
「あたしたちはたまにはこういう買い出し
があるのよね」
とホーランが言うと
「そうそう、たまに」
「でも、昨日も行ったんですよね?」
そこでホーランたちの顔が凍りついた。
「ちょ、なんで知ってんのさ」
結構慌てた表情、まずったか?
「いや、だって、部屋の隅に袋いっぱいあったじゃないですか」
「お、おいセレナ」
と思った瞬間、セレナは魔法を使ったのだろうか風のように走って逃げた。
「あいつ!」
そんなこと言っている場合ではない。
「そうだった。早く帰ろう」
僕たちは全速力で帰宅した。
セレナはほったらかしておく
のだが・・・
案の定それらは見つかっていた。
そのままお説教タイム・・・
かと思いきや、口論が始まった。
ガウラスたちは酒、ホーランたちは服つまり・・・どっちもどっちだ
ここは僕の仲介ですかな
「みなさん!そんなことはどうでもいいです。僕を早く帰してください!」
すると、みんな黙って、僕に向かい
「そうだったな、悪い」
「ですわね、すいませんわ」
口論は終わったので、良かった。
最後に一言僕はつぶやいた
「アクセサリーなんてつけなくてもホーランたちは十分可愛いと思うけどなー」
ホーランたちはそれを聞いたのか、顔をポッと言わせ赤面していた。
やっぱり可愛いじゃないか




