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フィーカスのショートショートストーリー

熱闘!ペナントレース

作者: フィーカス

ちょっと台詞ばかりで読みにくいかと思いますが……。

「さあ、エンジョイスパローズと阪兵ジャガーズ最終戦、9回裏ツーアウトまでやってまいりました! 現在一対〇でエンジョイスパローズのリードです!」

「あと一人でリーグ戦制覇ですからね。お互い慎重になっています」

「ここまでお互い八一勝六二敗の同率一位、そして今日は奇しくもエース同士の対決となりました!」

「エンジョイスパローズの先発いとう投手はここまで二〇勝の負けなしという恐るべき戦績を残しております。一方の阪兵ジャガーズのたなか投手も二〇勝一敗というすばらしい成績です」

「たなか投手が負けたのは、たしかいとう投手が先発したときの開幕戦でしたよね」

「ええ、それ以来対戦がありませんでしたがお互いそれ以降負け無しですからね。もはや球界を代表する大投手と言っても過言では無いでしょう」

「さあ、マウンドに集まった選手がそれぞれのポジションに着きます! セカンドのさとうせいや選手とショートのさとうえいた選手がガッツポーズで組み合って、お互い気合いを入れているようです」

「この『ダブルさとう』の壁もすばらしいですね。今期二人で守備機会二百回を越えてエラーがたったの二回でしたからね。今日もセンターへ抜けようかという当たりをさとうえいた選手が華麗に捌きましたから」

「九回の裏ツーアウト、ランナーなしだ! そしてバッターボックスに立つのは四番のたかはし選手だ! 先発いとう投手の前にここまでわずか一安打に抑えられてきた阪兵ジャガーズ、解説のすずきさん、この状況をどう見ますか?」

「たかはし選手はここぞという場面で打っているイメージが強いですから、もしかしたら……ということはありますね。ここまで頑張っているたなか投手のためにも、最多勝をプレゼントしたいところです」

「そうですね。九回まで完投のたなか投手も、まっすぐにスコアボードを見つめています。たかはし選手の昨日の逆転ホームランは誰も予想していませんでしたからね。今日はその大きなアーチを見ることはできるでしょうか。さあ、マウンド上、この状況でもクールないとう投手、第一球目を投げました!低めに決まってストライク! 155km/hです!」

「いやあ、あのコースは手が出ませんねぇ。さすが、コントロールとスピードはバツグンですね」

「カウント一ストライクからの二球目、投げました! たかはし選手打ち上げた! いや、これは、伸びる! 伸びる! レフトのごとう選手、追いかけない、入った! 入った! ホームラン! なんとたかはし選手、昨日に引き続き見事な逆転ホームラン! 九回ツーアウトから、一対二で阪兵ジャガーズが見事に勝利をおさめました! 阪兵ジャガーズ、これで八二勝六二敗、リーグ優勝を果たしました!」

「いやあ、あの高目をよくレフトスタンドにもって行きましたねぇ」

「選手たちがベンチからホームベースでたかはし選手を迎え入れます! そして、この試合での勝利投手はたなか投手! 今期最多勝が決定しました!」

「いやあ、最多勝はたなか投手が掲げていた目標でしたから、これは嬉しいでしょうね」

「しかし、いとう投手に負けをつけられなかったのは残念でしたね。最高勝率のタイトルも目標に掲げていましたからね」

 よく見るなぞなぞでなれた人は、最後まで読んで「あれ?」と思ったところがもう1箇所あったかもしれません。このネタを作るために選手の名前を全てひらがなにする必要があるので、読みづらかったかもしれません。

 「え、何がおかしいの?」と思った人、解答は感想で(ぁ

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― 新着の感想 ―
[一言] そういえば、一時期のスワローズは、先発に伊東投手がいて、抑えが内藤投手でしたね。 「勝利投手は田中」「勝利投手畑中」とか、いくつか同じパターンが思い浮かびました。
[一言]  はじめまして とりあえず、一回読み直すことになりました。ランナーは『なし』選手、最後に打たれたのはクール『内藤』投手ということでしょうか?  合ってるかどうかはわかりませんが、とても楽…
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