表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

みんなのことはわかるのに、自分のことだけがわからない

作者:露草 ひより
最新エピソード掲載日:2026/05/04
新潟の小さな町から、東京の名門・白鷗学院に転校してきた結城莉子(16歳)には、昔からひとつだけ不思議な癖があった。
誰かの声が少し揺れていたり、目の奥がどこか遠くなっていたりするだけで、その人が何を抱えているのか、なんとなくわかってしまう。
人から「すごい」と言われるたび、莉子は首を傾げる。それが才能だなんて、思ったことが一度もないから。ただ、見えてしまうだけで——見たくて見ているわけじゃない。
転校初日、莉子は迷子になった廊下で、一人きりで泣いている女の子を見てしまった。
白鷗学院で一番きれいで、一番人気があって、誰もが羨む存在——天堂澪。
その日から莉子の周りに、「本当の自分」を持て余した人たちが集まりはじめる。笑顔の裏で誰かを探している人気者・神崎颯。自分の存在ごと消えようとしている傍観者・桐島藍。そして、完璧を演じることに疲れ果てた澪。
「なんで私にだけ話してくれるの?」
聞かれるたびに、莉子は答えられない。
だって莉子は、みんなのことはわかるのに——自分のことだけが、ちっともわからないから。
これは、人の気持ちを読みすぎて、自分の気持ちを読み忘れた女の子が、はじめて「私」を見つけていく物語。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ