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死角

作者: MANA

前回の続き。


このサイト・・


R15だけタップすると、「年齢を指定してください」


「連載」をタップすると、「投稿できません」になるときが。


どうなってる?


さて、国営テレビ局のビデオ編集室。


鳴った電話を取ったのはカメラマン。


「はい、ビデオ編集室」


相手は国内報道部の副部長。


「警察本部が追悼式のビデオを見せてほしいと言ってきた。


私と警察本部の人がすぐそちらに向かう」


警察本部の人は、「現場」を再度見た、若い刑事。


ビデオを再生して、やはり、小枝のしずくが問題にされた。


刑事は、「撮影はこの場所からだけでしたか?」


「そうです。こちらのカメラは1台だけ。ビデオカメラです。


あと、新聞社代表のカメラが別の方向から1台。ビデオカメラではなく、静止画を撮るカメラです」


「そちらのビデオカメラは大統領の左側ですね。新聞社は右側?」


「そうでした」


「大統領が頭の小枝を払い落としてから、右手でハンカチを使っていますね。どこを拭いたのでしょうか?」


「たぶん、顔の右側だと思います。こちらのカメラからは、白いハンカチの端がちょっとだけ写っていますが」


「あの日もそうでしたが、汗をかくほどの陽気ではありませんね。何かのスポーツをしたとか、建設作業などの場合は別として」


「確かに、大統領が汗をかいていたのではないと思います」


「専用のクルマから降りて、献花した墓までは歩いて5分ほど。ふつうに歩けば汗はかかないでしょう」


「ハンカチで拭いたのは、小枝のしずくかも」


「頭から顔の右側に落ちた」


「あのときの新聞社代表に電話しましょうか?」


「お願いします。これからすぐ行きます」


「電話して了解されました」


「ありがとう」


「ちょっとだけよろしいですか?しずくというか、液体の毒物ってありますか?こちらはそのへんに疎いので」


「実は・・いろいろあります。ただし、この件は内密にしてください」


「わかりました」

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