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NIA―episode0―  作者: なのん
1/1

NIA

────音がする。

雄二(ゆうじ)は「音でない音(・・・・・)」で目を覚ます。

耳では聞き取れない「それ(・・)」は、身体中の骨に響くような。

脳を(くすぐ)るような。

肉体を震わす様な。

そんな「音」がすぐ近くで聴こえる。

だが、「それ」の正体は直ぐに分かった。

────何故なら、「それ」は雄二の目と鼻の先にあったからだ。


それは、卵だった。

いや、卵と言うには語弊があるかもしれない。

目の前の「それ」は鈍い、耳では聞き取ることの出来ない音を発し、蛍のような淡く儚い光を宿し、雄二の丁度腹の真上で浮遊していた。

そして、何より特徴的なのはその大きさだ。

楕円形(だえんけい)の「それ」はスクールバッグ程の大きさがあり、渦巻き状の模様らしきものも確認出来た。

「ぇ────────」

思わず間の抜けた声を出してしまう。

しかし、以外にも雄二の心は冷静でいた。

「それ」はあまりにも幻想的で非現実的な、幻と夢が創り出す幻影にしか思えなかったからだ。

そんな半覚醒状態の雄二の頭を覚ますかの様に、今度は耳でも聞き取ることの出来る音が聞こえた。

殻を割る、とても綺麗な音色(おと)が。


────雄二の日常を変える鐘の音(おと)となって。

誰か1人でも読んでくださればまた続きを書きます。ら

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