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0話 自己紹介します

 初投稿ですが、よろしくお願いします(*´∀`)

 筋金入りの機械音痴なので、無事に投稿できるか心配です(´・ω・`)




“女子校の騎士様(ナイト)



 自分がそう呼ばれていたことが今はとても懐かしく思える。


 小学生時代の私は少し責任感が強いだけの普通の女の子だった。

 ずば抜けて優秀というわけではなかったが、生真面目さを買われて学級委員に選ばれたこともある。

 いつも周りにはたくさんの友達がいて毎日楽しかった。


 けれども、クラスメート全員と上手くいってたかというとそんなことはない。


 友達に対して悪ノリが過ぎる子達と対立してクラスを二分してしまったこともあった。

 やんわり注意したつもりだけど、それが相手の気分を害したらしい。

 私も女子なんだけど、あのときは痛感した…………女子の集団マジコワイ。


 そんなときに事態が収束するのは、意外にも無関係な男子の一言だったりする。

 「女子!いい加減にしろ!!」とか「空気悪くなんだよっ!」とか。


 男子の立場だからこそ女子の余計なしがらみがないというか……


 つまり私が何を言いたいかというと、女子社会というものはストッパー役の男子がいる方が円満だということだ。

 あくまで個人的な意見だけれども。


 それに気付いた私は、中学生から中性的というか……女子が思い描く理想の男子像を目標にした。

 体力をつけようと柔道を習い始めて体を鍛え、運動神経は良い方なので色んな運動部の助っ人もした。

 ……立ち振舞いとかは、母が某有名女性歌劇団の大ファンだから少し影響されたところもある。


 最初は人間関係に波風を立てたくない一心でやっていたことだが、それは予想以上に周りに好評だった。

 それに、私としてもあのときから本来の自分というものを出せたと思う。


 同じ女子だからこそ分かることには共感出来るし、女子として指摘しにくいことも角をたてずに注意出来る。



――――騎士のように振る舞うことは、私にとって処世術であり理想の生き方だった。



 高校は家の近くの女子校に進学して、色々あって生徒会長にまでなった。

 たしか女の子に告白されるのも日常茶飯事だった気がするけど、そこら辺から記憶があやふやなんだよなー……。


 あ、ここではっきりさせておきたいのだが、私の恋愛的思考はノーマルだ!!


 女の子たちは可愛いと思うし大切だけど、恋愛感情を持ったことは一度もない。

 庇護する対象というか、一緒に笑っていたいというか……とにかく友人の枠組みからはみ出ないのである。



 あー……えーっと……途中で脱線してしまったし、長々と昔話に付き合わせてしまって申し訳なかった。


 “私”というものを知ってもらうにはあの異名が付くまでの過程を話すのが一番だと思って。



 そんな私の今はというと――――……



「あら、目が覚めたの?ラピスラズリ」



 淡い若葉色の瞳と髪をしたお母様が穏やかな笑みを浮かべてベビーベッドから私を抱き上げた。

 まだ幼さの抜けていない少女のようなその表情は、母というよりかは姉の方が合ってる気がする。

 しかし、これが実の母親なのだから驚きだ。



「あーう」



 上手く発音できない口からは年相応の幼い響きの音しか出てこない。

 早く喋れるようになりたいんだけどなー……。


 あ、前世のことばかり話して今のことを全然説明していなかったよね?



――――改めまして、ごきげんよう。


 私はヴァイオレティーニ公爵家の長子としてこの世に生を受けたラピスラズリ=ヴァイオレティーニ、0歳です。



―――――悪役令嬢です。




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