ジャスミン
花開く
そんな香りを求めてる
跳んだり
跳ねたり
浮かんだり
沈んだり
茶色い世界は
淡い思いでいっぱい
濁っていくのに透明な
嘘つきな世界
深呼吸をするたび
浮かんでいる気持ちが少しずつほぐれて
息を吐き出すたび
崩れて
落ちて
そうやって
浮き沈みを繰り返すうちに
少しずつ
少しずつ
沈んで
沈んで
結局
浮かばなくなる
ガラスを通して
香りは甘い
それは沈んだ犠牲の上
浮かばないものも
浮かぶものも
濾しとったら
みんな同じ
甘いのに
口当たりは苦くて
でも砂糖は入れない
甘いのは香りだけでいい
なんとなく、ジャスミンティー。
ありがとうございました。