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魔法剣士になろう  作者: 白王
オレンガスト大陸編
3/54

第2話 大地の星

 ゴルトマリーの村。

 ゴルト山の麓にある小さな村で、人口は僅か100人前後。近くの都市と多少の交流があるとは言え、ほとんど自給自足で賄っている自治区に近い。夜も更け、今外には誰もいない。


「着いたわ。私の家はこっちよ」


 アンジェリカは杖の炎を掲げ、すたすたと歩き出す。


「結構近くにあって助かったー」


 愛梨はホッと一息吐き、アンジェリカに続く。悠斗はまだ愛梨の背中で寝息を立てていた。


「しっかしユートはいつまで寝てんのよ? 起こしちゃっていいんじゃない?」


 ユートが気を失ってからもうすぐ2時間が経つ。死の淵から一気に緊張の糸が切れたとは言え、二人は起きない悠斗を心配し始める。


「そ、そうだね。アンジェリカさんの家に着いたら起こそ」


 愛梨は悠斗の顔をまともに見れないでいた。少し慣れてきたとは言え、さっきチラッと悠斗の寝顔を見たらまた顔がトマトのように赤くなってしまった。


「それもそっか。……ここよ。入って」


 アンジェリカの家は他の民家より少し大きかった。他は木造の屋根であるのに対し、煉瓦のように赤い石造りの屋根が目を引く。


「ふわー! かっこいい家だね」


「ありがと。中もいい感じよ、ほら」


 アンジェリカは少し照れながら愛梨を中へと促す。

 家の内装も白い箪笥や丸いテーブルなど、家具や小物にところどころこだわりを感じさせた。


「アンジェリカさんておしゃれなんですね」


「アンジェリカでいいわよ。まあこれでも女の子だからね」


 愛梨は悠斗を椅子に座らせる。相変わらず目を覚ます兆しはない。アンジェリカは壁の四隅に立て掛けてある松明に火を灯した。部屋全体が明るく照らされる。


「ベッド使っていいわよ?」


「お、女の子のベッドに男の子はちょっと……」


 アンジェリカがしれっと言うと、愛梨は戸惑った。


「へ、変な言い方しないでよ! もう……ええと、世界地図だったわね」


 アンジェリカは話題を切り替え、本棚を探し始めた。



 ☆



『目醒めよ』


「うん? ここは……? 」


 悠斗は目を覚ました。しかし、妙な違和感を感じる。

 全身に浮遊感があり、現実離れした感覚。まるで夢を見ているかのような。


『汝、己が運命に選ばれし者なり』


 悠斗の目の前には、あの車輪。そして頭に響く荘厳な声。


「あ、テメェ! あん時の車輪! 俺たちをどこに飛ばしたんだよ!?」


 掴みかかろうとするが、体は動かない。ふわふわとその場で停滞している。


『何人たりとも運命の輪を止めることは叶わぬ』


「運命運命って……さっきからそればっかだな。そんなん人の勝手だろうが。テメェの勝手に俺の運命どうこう言うんじゃねえよ!」


運命の車輪ホイール・オブ・フォーチュンは廻り続ける。止まるのは、死を以ってのみ』


「だから、勝手に決めんなっての! 誰かに決められた運命なんざクソ食らえだ。んなモン俺がぶっ壊してやる!」


 悠斗はそう言って車輪を睨みつけた。


『……フ。面白い。ではやってみせよ。人の子よ』


 車輪は薄く笑うと、高速で回転し始めた。回転によって黒い渦が生まれ、次第に大きくなる。


『運命を乗り越えんとする者。名を何という?』


「はあ? んなことも知らずに俺たちを巻き込んだのか?」


 悠斗は呆れてため息を吐き、車輪に向き直る。


「俺は悠斗。立花悠斗だ。覚えとけ」


 悠斗がそう言うと同時に、渦が全てを呑み込んだ。


『悠斗……立花悠斗か。覚えておこう。……久しく見ぬ愚か者よ』



 ☆



「ん? 何処だここ?」


 悠斗は目を覚ました。テーブルに突っ伏して寝ていたようだ。


「あ、立花君!」


 体を起こすと、愛梨とアンジェリカがいた。


「良かった! あれからずっと目を覚まさなかったから心配で」


「私達に感謝しなさいよね」


「東風谷と……誰?」


 直後、ムカッという音が聞こえた気がした。


「命の恩人の顔を忘れるとはいい度胸してるじゃない……」


 アンジェリカはこめかみに青筋を立てて怒りを露わにする。


「命の……ああ!」


 悠斗はアンジェリカの顔を思い出し、ぽんと手を打つ。


「ありがとな。東風谷だけじゃなくて俺まで助けてくれてよ」


「ふん! 助けなきゃ良かったかも!」


 アンジェリカは頬を膨らませてそっぽを向いた。


「まあまあアンジェリカ。あなたのお陰で私達助かったんだもん。改めてありがとう」


 愛梨は宥めるような口調でお礼を言う。


「う、うん。アイリがそう言うならいいわ。ユートは生意気だけど」


「なんだそりゃ。ていうかなんで俺の名前知ってんの?」


 悠斗は愛梨から気絶している間のことを聞いた。


「なるほど。色々説明してくれたんだな」


(こ、東風谷におんぶして貰ってただと!? 

クソッ! なんで目を覚まさなかったんだ俺!)


 悠斗は心の中で自分を恨む。


「で、肝心の世界地図がこれよ」


 アンジェリカはテーブルの上に地図を広げた。


「……ん?」


「……えっ?」


 悠斗と愛梨は地図を見て眉を潜め、顔を見合わせた。


「こ、これどこの地図だよ? 世界地図じゃないじゃん」


「はあ? 魔狼(ウルフ)に殺されかけて記憶喪失にでもなったの? これが世界地図に決まってるじゃない! むしろこれ以外を見たことないわよ」


 悠斗の疑問にアンジェリカが信じられないとばかりに声を張る。


「日本どころか、イギリスもアメリカも無いし。えっと、アンジェリカ。今は何年なの?」


「? 帝暦452年だけど……?」


(まさか……見知らぬ土地、国、年号。なのに何故か通じる言葉。これって……)


 愛梨は事態を半ば飲み込みつつあった。悠斗は訳が分からないという顔で頭から煙を出している。


「まさかだけど、ここは地球じゃない……?」


「チキュウって?」


 アンジェリカの一言で愛梨は理解した。


「ああ……やっぱり」


「? 地球じゃないってどういうことだ?」


 悠斗はまだ理解できていなかった。


「ここは、異世界ってヤツなのかも」


「異世界……異世界!? えっマジで!? ゲームとかアニメとかラノベでよくあるアレ!? ファンタジーっぽいの!?」


 異世界という単語を聞いて悠斗はようやく理解したらしく、驚き半分興奮半分で大声を出した。


「そう。そのアレ」


「あと、夜なんだから静かにね。小さい村だから皆起きちゃうわよ」


 アンジェリカが人差し指を唇に当てて静かにしろとジェスチャーする。


「あ、悪い。でも、異世界なんて本当にあるんだな。変な車輪も出てくるし……そうだ! 車輪と言えば……」


 悠斗は夢で起こった出来事を2人に話した。


「ええええ!? 貴方、運命の車輪に選ばれたの!?」


 アンジェリカが驚いて思わず仰け反った。


「ん? 静かにしなくていいのか?」


「それどころじゃないわよ! ユート、その話本当なの!?」


 アンジェリカのテンションの変わりように2人は戸惑う。


「アンジェリカ、落ち着いて」


「本当だ。俺たちはそのなんたらチュンに選ばれし者とか呼ばれてたしな」


「…………」


 悠斗が話し終えると、アンジェリカは顎に指を当てて考え込んだ。


(アイリから車輪と聞いて一瞬頭に浮かんだけど、まさか本当に運命の車輪だったとはね……。2人ともそのことの重大さに気付いていないみたいだし、どう説明したものかしら……)


 ぐうううう〜


 言葉が途切れた沈黙を、愛梨と悠斗の腹の虫の音が掻き消した。


「そ、そう言えば私たち……」


「夕飯まだだったな」


 2人は苦笑してお互いを見る。服や顔に泥がついており、悠斗に至っては腕の傷口からじんわり血が滲み出している。


「ふふっ。そっか、異世界から来てまだ何も食べてないのね。ちょっと待ってて」


 アンジェリカは小さく笑うと、扉も仕切りもない台所へと向かっていった。とても広い家なのにほとんどワンルームだ。


「そうだ。お風呂沸かしておくからご飯作ってる内に入っちゃいなさい」


 アンジェリカは部屋の片隅にある小さな個室に向かって指を鳴らした。それに応えるように個室の扉が開く。


「おお! 魔法だ!」


「すご〜い!」


 2人が拍手をすると、アンジェリカは見る間に上機嫌になった。


「驚くのはまだ早いわ。……清めの水よ。(ほむら)と交わりて癒しの泉を生み出さん。清湯泉(ウォーム・スプリング)!」


 アンジェリカが詠唱を終えると、個室の奥にあった空のバスタブに水が溜まり、たちまち湯気を放ち始めた。


「へえー! 便利だな! ガスも電気も水道も要らないなんて! 」


 悠斗は腕組みをして感心したように頷く。


「着替えはアイリの分ならあるけど……ユートはどうする? 」


 アンジェリカの言葉に悠斗も答え兼ねる。


(流石にアンジェリカの服で俺に合うのないだろうし、この泥だらけのままってのも家主のアンジェリカに失礼だしなあ……)


「アンジェリカよ。こんな夜中にどうかしたか? 」


 ドアがノックされ、扉越しに声が聞こえた。老成した男性の声だ。


「あ、師匠。そうだ! 師匠の服を借りましょう」


 アンジェリカはそう言うと家のドアを開ける。ドアの向こうにはアンジェリカと同じく黒の三角帽子とローブを纏った老人が立っていた。白く蓄えられた髭が如何にもな雰囲気を放っている。


「ふむ。そちらの2人は?」


 老人は悠斗達をジロリと覗き込む。警戒と観察の意を視線から汲み取った2人は思わず姿勢を正した。


「お客さん、いえ、勇者様かも」


「……ほう?」


 アンジェリカの言葉に老人は興味を示し、再び悠斗と愛梨の顔をジッと見つめた。



 ☆



「なるほど。運命の車輪に選ばれし者か。それも異なる世界からの来訪とは」


 老人はアンジェリカの説明を聞き終え、豊かな顎髭を撫でる。


「どうも。俺は立花悠斗っていいます。こっちは……」


「東風谷愛梨です」


 2人は自己紹介をしてぺこりと会釈する。


「おお、これはこれはご丁寧に。紹介が遅れましたな。ワシはサイガス・グリントフィールド。この村で色々なことをやっております。薬を煎じたり子供たちに魔法を教えたり」


「もう師匠! いつも話が長くなっちゃうんだから。2人はご飯が先よ」


 アンジェリカはなんやかんやで先に完成してしまった料理を悠斗達の前に並べる。


「美味そうだな〜。手も洗ったし、話は聞きながら食べようぜ」


「そうだね。それじゃあ」


「「いただきます」」


 2人は手を合わせて食事にありついた。


「ほう。それがそちらの世界での儀式ですか。簡素でありながらしっかりと感謝の念を感じるいい挨拶じゃ」


 サイガスはそう言って感心したように頷く。


「そうね。作った方も嬉しくなっちゃうわ」


「んー! 美味い!」


「本当、美味しい!」


 空腹なこともあったが、アンジェリカの料理は悠斗達に好評だった。


「この肉は何の肉なんだ? 鶏肉みたいな味がするな」


「クックっていう食用の鳥の肉よ。それにゴルトマリー産のスパイスとかハーブを馴染ませて焼くの。クックは色んな料理に使えるし手に入りやすいから便利なのよね」


 美味しそうに料理を頬張る2人を見てアンジェリカは満足気に説明する。


「ハーブかぁ。このパンに入ってるのもそうなの?」


 質問や会話を交えながら、悠斗と愛梨は異世界の食文化に舌鼓を打った。

 食事を終えると、サイガスが改まった面持ちで悠斗達に色々と質問を始めた。


「異世界、という存在には驚かされましたが、常識や倫理観などはそう遠くないようですな?」


「そう、ですね。こっちの世界でもご飯に感謝したり、人を殺すのは良くないことだしな……です」


「ほっほっほ。無理に敬語を使わずとも良いですぞ。どうか話しやすい語調で話して下され」


 サイガスは温かく微笑みながら答える。


「そ、そっか。んじゃあサイガスのじっちゃん。俺たちも色々訊きたいことがあんだけど」


「た、立花君。それはいきなり砕け過ぎじゃないかな?」


「構いません。それで、訊きたいこととはなんですかな?」


 慌てて止める愛梨だったが、サイガスは気に留めていない。


「えっと。運命の車輪って奴について知ってることを教えて欲しいんだ」


 悠斗の言葉に、サイガスの笑顔が一瞬強張る。サイガスは言葉を探すように押し黙った。


「……少し長くなりますが」


 サイガスはゆっくりと話し始めた。



 ☆



 大地の星(テラ・ステッラ)

 いつしかこの星はそう呼ばれるようになった。

 恒星である燃ゆる太陽(フラマ・ソール)の恵みを受けたこの星には全ての物質に豊富なエネルギーが存在した。かつての人々はそれをマナと呼び、マナを営みに利用しだしてからは魔力と呼ぶようになった。

 人々は魔力を様々なものに取り入れた。製鉄、造船、農耕、医療……。

 そして、豊かに繁栄した人類は魔力の研究を進める内、とある概念に気付く。

 運命。人々はそれをそう呼んだ。

 テラの大き過ぎるエネルギーが生命の流れを強引に決めてしまうのだ。動植物の進化。人類の歴史、文化、文明の変遷。果ては個人の感情ですら、運命によって決められると信じてしまった者もいた。

 人類は最初運命に抗おうとした。己の思考が他者に操られていると認めたくなかったのだ。しかし、テラはそれを嘲笑うかのように、はたまたそうなることがテラの思惑であるかのように、人類に運命の存在を確信させた。

 預言碑文(アカシック・レコード)

 人々が運命という概念に気付き始めた時、とある地層から石碑が見つかった。

 人類誕生以前の時代の地層である。

 石碑に書いてある文字は人類が広く使っているものだった。人類が存在しない時代のものであるにも関わらず。

 しかし驚くべきは文字の種類よりも、そこに書かれていたことだ。

 石碑には、人類の歴史が書かれていた。人の誕生、進化、栄枯盛衰が、やや粗くはあるものの歴史書と同程度に記されていたのだ。

 それだけではない。石碑には、少し未来のことも書かれていた。そしてそれは漏れなく起こった。

 石碑が発見されたタイミングも相まって、人類は運命という存在を認めざるを得なくなった。

 そして、超自然的な概念はいつしか宗教へと昇華する。

 フォーチュン教。

 大地の星、テラは意志を持った一つの意識体であり、その存在はテラに棲む全ての存在を超越している。テラを崇拝することにより、人類はより恵まれた運命を与えられるのである。

 とする教えで、現在この世界では主流の宗派である。



 ☆



「……つまり、フォーチュン教の象徴が預言碑文に記されておった運命の車輪というわけです」


 サイガスは話を区切り、アンジェリカがいつの間にか淹れていた茶で喉を潤す。


「…………ぐぅ」


 悠斗は割と序盤でリタイアしていた。


「……なるほど。なんとなく分かった気がします」


 愛梨はサイガスの話を噛み砕いて理解しようとする。


(私達の世界で言うと、ええと……運命の車輪は十字架みたいなものなのかな?)


「……少し時間を置きましょう。続きはまた明日にでも」


 サイガスは2人の様子を見てそう判断した。


「あ、待って師匠。ユートの着る服を分けてくれない?」


「ユート殿に? 分かった。少し待っていてくれ」


 サイガスはアンジェリカの家を出て、すぐに戻ってきた。悠斗は愛梨に起こされていた。


「お下がりの寝間着ですが、どうかこれで我慢して下され」


「……じっちゃんさぁ。アンジェリカには普通に接してるのになんで俺たちにはそんな敬語なんだ?」


 悠斗はサイガスの丁寧な態度を受け入れつつも、もう少し親しみを持って接して欲しいと訴えた。


「ほっほっほ。その理由もまた明日にしておきましょう。一先ず体を休めると良いでしょう。では、お休みなさい」


 サイガスはそう言ってお辞儀をし、家を出て行った。


「ユート。師匠は紳士的な性格なのよ。だから初対面の人には年齢とか人種関係なくああやって敬意を持って接するの」


 アンジェリカがサイガスをフォローするように言う。


「……そっか。いい人そうだもんな。うし! 風呂入るか!」


 悠斗はアンジェリカの言葉に納得し、話を切り上げた。


「待った! 女の子のアイリを先に入れてあげるのがマナーでしょ? 全く、師匠とは真逆ね」


「うぐ。わ、悪い東風谷」


「う、ううん。私は気にしてないよ。立花君先に入ってきなよ!」


「いやいや! 東風谷は俺をここまで担いできてくれたし!」


 ここからしばらく譲り合いが続き、業を煮やしたアンジェリカに順番を決めてもらうのだった。



 ☆



「ふぅ」


 温かく清潔な湯船に浸かり、愛梨は一息吐いた。


(シャワーはないけど、浴槽のお湯がいつまでも綺麗だから汚れが取れていく感じがする。疲れも……なんだか気持ちいい)


 この数時間で目まぐるしく起こった出来事に、愛梨の疲労はピーク近くまで溜まっていた。思わず浴槽に寄りかかり、微睡みに身を委ねそうになる。


「タオル場所分かるー?」


 口が半分湯船に沈んだところで扉越しからアンジェリカが声をかける。


「っぷは! うん、大丈夫!」


 愛梨はハッと起き上がって答える。


「そ。お湯が色んな汚れとか疲れとか取ってくれるからゆっくり浸かってね。溺れちゃ駄目よ?」


「あ、あははは……はぁ」


 愛梨は苦笑して再び湯に沈んだ。


(とにかく、ゆっくり休んで明日に備えなきゃ!)


 一人決意を新たにする愛梨であった。

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