『星の銀貨』
グリム童話、星の銀貨をアレンジしてコイントス!優しい女の子?が異世界に転生しちゃうお話。
むかし、むかし、とても心が綺麗で誰にでも優しく、素直で、道にゴミが落ちていたら必ず拾い、困っている人がいたら必ず助け、決して怒らず、笑顔を絶やす事なく、まるで夜空に一際きらめく星の様な・・・焦げ茶色の筋肉がいました。
何がとは言いませんが、残念と断ずる事に些かの戸惑いもありません。
かりんとうのような筋肉はそれはもう貧乏で、住む家はなく、来ているピッチピチのタンクトップのほかには、隠していた粉末状のプロテイン一袋しか持っていませんでした。
ある日、筋肉が草原を軽快にスキップしていると、一人の貧乏そうな男が声を掛けて来ました。
「何か食べるものをくれないか?お腹が空いて死にそうなんだ」
筋肉は持っていたプロテインの袋を男に渡すと、ものっそい笑顔で言いました。
「己の肉を良く育ててくれ」
かけられた言葉の意味が全く分かっていない男を残し、筋肉はまた歩き出しました。
すると、今度は子供?の変装をしているように見えなくもないけどやっぱり見えないあっ!さっきプロテインをあげた男が今度はガタカダと震えていました。
「寒くて寒くて死にそうだよ。何か着るものをくれないか?」
筋肉は着ていたタンクトップを華麗に脱ぎ去ると男に差し出しました。
こうして筋肉は全裸になりました。
・・・
・・・
・・・
・・・( ゜д゜)!?
そうなのです、筋肉は最初からタンクトップしか着ておらず、下半身はナイストゥーミーチューしていました。
筋肉はお手本のようなモストマスキュラーのポージングを全裸でとりながら言いました。
「私を目指すが良い」
全裸で草原の真ん中でポージングとは、完全に変態ではありませんか。
着るものと引き替えにでっかいトラウマを植え付けられた男を残し、筋肉はまた歩き出しました。
さて、筋肉は持ち物も着ているもの綺麗さっぱりなくなりましたが、説明のつかない爽快感に包まれていました。
思わず叫び出したい衝動に駆られている時、夜空の上からたくさんのお星さまがバラバラと降ってきました。
何とも幻想的な光景ですが、その中の一つが筋肉にミラクルヒット!
かりんとうみたいな筋肉は当たって弾けてハンバーグの材料になりました。
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数年後、異世界に転生した筋肉は流れ星に乗って異世界一周の旅に出ました。
おしまい
流れ星のツッコミは「やりすぎです!」でお願いします。
この作品は「流れ星、怒りの一撃」を書きたかっただけです。
ごめんなさい。




