邂逅
ライラ視点に戻ります。
「んん・・・。ここは・・?」
「おお、お嬢ちゃん。目が覚めたか。」
ガタゴトと揺れている・・・?馬車の中か。
私は何故こんなところに・・・。そうだ、学校に居たら、頭に強い衝撃を感じて・・・・。あ!
「ここはどこ?あなたは誰?」
「なんだその記憶喪失のやつがいいそうな言葉は・・・。」
ふむ、このおっさんの格好は、絶対に貴族が着るようなものではない。それに、私と面識ないし・・・。
誘拐か・・・?誰が命令したんだろう?
まあいい、とりあえずここから脱出しないと・・・。
「ああ、脱出しようとしたって無駄だぜ?ここ、魔障結界張ってあるし。」
魔障結界・・・。この結界を張ると、魔法が使えなくなるっていう・・・。ただ、確かこの魔法、弱点があるのよね。それは、この魔障結界を張った魔法使いよりも、魔障結界の餌食になっている魔法使いの方が技量が上だと魔障結界は壊れてしまう・・・というもの。まあ、今の私より強い人はほとんどいないだろうし・・・。
「まあ、お嬢ちゃんが何かしようとしても無駄だな」
ガッハッハとおっさんは笑う。
「・・・・どうだろうね?」
この言葉と一緒ににっこり笑ってみる。
「・・・・・・・お嬢ちゃん、何をするつもりだ?」
「さあ?何なら今からやってあげようか?」
と言いつつ、魔力を体内で練っていく。そして、
「さあ、壊してみせよう。」
私は魔力を解放させた。




