あとがき
「厳冬期八経ヶ岳」を書き終えました。総文字数は、18,523文字。短編の紀行文になります。僕の紀行文はスーパーカブ関連で、これまでに9本ご紹介してきました。長いものでは8万字を越えるものもあります。それらに比べると、かなり短い。
僕は歴史的な史跡を巡ることが多いので、紀行文の多くは歴史考察を交えた内容が多い。今回登頂した八経ヶ岳にしても、その名前は飛鳥時代の伝説の人物である役の行者が法華経八巻を山頂に埋納したことに由来しています。そうしたエピソードを混ぜても良かったのですが、今回はそうした歴史的な考察は省きました。純粋に、読者が雪山を体験できるような内容にしてみたかった。僕が文章を書き続けている理由は、上達の為です。読みやすくて伝わりやすい文章を意識していました。ただ、これがなかなか難しい。読み心地はどうだったでしょうか。コメントを頂けたら、とても嬉しい。
登山に関しては、昨年に登頂することができなかった長野県の白馬岳にもう一度挑戦してみたい。コースは、大雪渓になります。GWに予定していますが、ちょっとだけトラウマ。少し怖い。当日の天気が悪ければ登ることは出来ませんが、それまでに登れるだけの脚を作っておかなければ、そもそもが登れません。3,000m級は伊達じゃない。
登山家だった従兄は、白馬岳から五竜岳までの縦走を終えたのち、下山中に滑落して亡くなりました。従兄の存在が、僕を登山に駆り立てる切っ掛けの一つにはなっていますが、そこまで本格的な登山をするつもりはありません。ただ、白馬岳には登ってみたい。僕には挑戦して登れなかった過去があるからです。これは、従兄ではなく、僕の問題になります。
従兄は、滑落する一か月前に六甲全山縦走に挑戦していました。須磨から宝塚まで、六甲山地の尾根を縦走するコースになります。総距離50km。僕も歩いてみたい。従兄は一日で歩き切りましたが、僕は山中で一泊する予定です。そんでもって、例の如く酒を飲みたい。これが楽しい。いつ決行するかは決めていませんが、白馬岳に登るのなら、それくらいのトレーニングは必要でしょう。
僕の人生の目的は、聖徳太子の物語を紡ぐことなのに、最近は横道ばかりに逸れていました。最近は、山登りに関する文章ばっかり書いていたので、本が読めていません。当分は、歴史の世界に浸りたいと思います。




