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神様誕生 ―神承者たちの覚醒―  作者: konatsu


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第5承 第7和【共闘】

富士山麓一帯は、

もはや“戦場”という言葉すら生ぬるい地獄と化していた。


赤黒い火山灰が空を覆い、

大地は蛇の巨体がのたうつたびに砕け、

空気そのものが“絶望”に染まりつつあった。


神承者たちはすでに限界だった。


海里は草薙剣を封じ込まれ剣が抜けない、

蒼真は弓は風頭に弾かれ、

LUNAの神歌を封じられ、

レイの零式コードは空間そのものが破壊されて作動しない。                                 激しい闘いの中で、神承者は乱離拡散され、                                            美桜、バニー、虎永、進藤・日本武尊

は行方不明だった。                                                          【YAMATO】本部は4名の生態確認を急ぐが、妨害により、確認が取れない。


誰もが理解していた。


――このままでは、勝てない。


八岐大蛇の八つの首が一斉に動き、

神承者たちを “喰い尽くそう” と迫ったその瞬間。


空が、世界の色ごと反転した。


天から降り注ぐのは――


蒼い星光。

金の雷。

紅蓮の覇気。

白銀の霊脈。


四本の光柱が、神承者たちの前に突き立った。


信承者しんしょうしゃ四柱、参戦。


八岐大蛇の炎の首が、海里へ襲いかかる。


その間に割り込んだのは――蒼い術式の壁。


近藤實光(陰陽)


「神承者の皆さん。

ここからは……“我ら”も共に戦います。」


実光が扇を一振りすると、

炎の巨流が空中で消え去った。


神承者たち全員が目を見開く。


雷の首が蒼真へ、雷撃を降らせる。


そのとき。


「通さないわよ!!」


麗香の右手から解き放たれた雷槍が

“雷そのもの”を打ち砕いた。


蒼真が驚愕する。


蒼真「雷を……雷で破壊した……!?」


麗香「私は天神の娘。

雷は私の言葉に従うの。」


神承者と信承者が、初めて目を合わせて頷いた。


氷の首が大地を凍らせ、海里の足が奪われる。


だが。


轟音とともに氷が砕け散った。


そこに立っていたのは――覇軍の化身。


天地信長


「退がるな、海里殿。

戦は、前へ進む者だけが生き残る。」


信長が一歩踏み出すたびに、

大地が震え、八岐大蛇の巨体が後退していく。


海里が息を呑んだ。


海里「……これが……戦国の覇気……!」


毒の首が地形ごと毒霧に沈めようと迫る。


神承者の誰も防げず、諦めかけたそのとき。


糸が、一歩前へ出た。


静かに目を閉じ、古代語で囁く。


「日の本の霊よ……我に力を……」


大地が光り、霊脈が上昇。

毒の首の動きが完全に止まった。


レイ「時空停止……? いや、違う……“霊脈拘束”……!」


糸「卑弥呼の血は、災厄を鎮めるためにあります。

皆さんを……必ず守ってみせます。」


残る四つの首が同時攻撃を仕掛けてきた。


主蛇が低く呟く。


「小さき光が四つ……

だが、我を止めるには足りぬ。」


その瞬間――


海里

→草薙剣《火焔連斬》


実光

→式神陣《五星結界》


麗香

→雷槍《天衝雷撃》


蒼真

→神歌《赫灼の和音》


信長

→覇気《天下布武・烈進》


LUNA

→《月影・穿光》


→霊脈《巫護の環》


レイ

→《富嶽零式・龍脈共鳴モード》


誰も予想していなかった。


八人の力が重なり、

世界そのものが軋むような音を立てる。


そして――


全員の力が一点に集まり、

八岐大蛇の“風の首”を吹き飛ばした。


初めて、大蛇が苦鳴する。


「……人間……ごときが……!」


◆ 6. 神承×信承:完全融合の兆し


海里が叫ぶ。


「いける……! 押してる!!」


麗香が雷を纏って笑う。


「なら、もっと強くしてあげるわ!」


実光が淡々と術式を重ねる。


「調和します。

貴方たちの攻撃、すべて増幅させましょう。」


信長が剣を構える。


「これぞ、時代ときを越えた共闘だ!」


糸の声が戦場を優しく包む。


「皆さん……私がつなぎます……!」


霊脈が八人の足元で一つに融合する。


世界中のモニターがその光景を映し、

子どもも老人も、兵士も科学者も、

誰もが息を呑んだ。


人類が――初めて完全に一つになった瞬間。


八岐大蛇の“白い首”(主蛇)が動き出した。


世界の理を喰らう災厄。


剣も魔も科学も、何も通じない“絶対の首”。


主蛇が大地に牙を突き立てると、

戦場そのものが“消失”し始めた。


「……来るぞ!!

本当の地獄が……!!」その瞳には――

人智では “認識できない” 悪夢が映っていた。


主蛇


「よかろう……

我以外の首は、“枝葉”にすぎぬ。

我こそ……“根源”。」


次の瞬間。


大蛇の身体から“光”が放たれ

それぞれの首が再生していった。


海里


「なっ……!?

再生……!」


レイ


「違う……これは“増殖”だ……!

あれが……本当の八岐大蛇……!」


主蛇


「世界を創った神よ……

よく聞け。

世界そのものを神を我が喰らい尽くしてくれよう。」


地獄は終わっていなかった。


共闘は始まったばかり。

だが、ここからが本当の戦いだった。

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