表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神様誕生 ―神承者たちの覚醒―  作者: konatsu


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

41/79

第5承 第1和【八岐大蛇 出現】

富士山噴火警報が全国に鳴り響いた瞬間、

MIKADO崩壊後の混乱に追い打ちをかけるように、

地殻そのものが「悲鳴」のような低周波を吐き出した。


地上の誰もが――

胸を握りつぶされるような圧迫感を感じた。


次の瞬間、富士山頂火口が、

赤黒い光柱 とともに破裂した。


噴煙ではない。

火山弾でもない。


それは――“神代の災厄そのもの” だった。


八岐大蛇ヤマタノオロチ顕現


地中深くから叫び声のような轟音が響き、

日本列島を背骨から折るかのような地震が続く。


そして――


八つの巨大な影が、火口から突き破るように出現した。


一つ一つが、都市を崩壊させられるほどの巨体。

それぞれが独自の意識を持ち、

違う戦闘本能、違う属性、違う破壊衝動をまとっていた。


炎の首


雷の首


毒の首


氷の首


風の首


土の首


暗黒の首


“理を喰らう”白い首(主蛇)


八つの首が同時に咆哮した瞬間、

世界は“終わり”の匂いに包まれた。


◆ 特別自衛隊 ―― 陸・空、瞬殺


日本政府は直ちに国防レベル7を発令。


陸上の最新鋭対大型兵器、

空のステルス戦闘機群、

海からの長距離誘導兵器が同時に八岐大蛇へ向けて発射された。


しかし。


八岐大蛇の首の一本が、

まるで“風を払うだけ”の軽さで振り向いただけで…


地上部隊は一瞬で蒸発。

空の航空団は、雷の一閃で空白になった。


人類の兵器は、

まったく通用しなかった。


各国も震えた。


「これは……災害ではない。

 神話の侵略だ。」


◆ 神承者出撃――だが、絶望


海里、蒼真、LUNA、レイ、美桜、バニー、虎永、

そして傷を負った者を除く全神承者が集結。


しかし。


彼らの神器の攻撃でさえ、

八岐大蛇の“皮膚の浅層”にすら届かなかった。


ただ一振りの尾が跳ねただけで、

海里は草薙剣ごと数百メートル吹き飛ばされ、

蒼真の神歌は周囲の空間が歪むだけ、

美桜の天照炎は別の首に吸収され、

レイの富嶽零式コードも干渉不能。


バニーがかろうじて防壁を展開したが、

それすらも数秒で粉砕された。


神承者たちが初めて抱いた感情――

「勝てない」だった。


そのときだった。


◆ 高天原より閃光降臨

―― 日本武尊ヤマトタケルの神承者


戦場全体に、

まるで天の門が開くような白い光が差し込んだ。


空間そのものが“さざ波のように揺れ”、

風が止まり、火の粉が空中で静止する。


世界が「待つ」ように沈黙した。


次の瞬間――


天上から、

一柱の神が舞い降りた。


その姿は、

八岐大蛇の八つの首すべてを睨み据えるほどの威圧と、

静かな神気をまとっていた。


白銀の鎧。

火を宿した剣。

そして暴風のような気配。


周囲の空気が震える。


海里が息を呑む。


「……あれは……!」


虎永がひざをつく。


「まさか……“英雄神”……!」


LUNAが囁いた。


「高天原が……ついに動いたのね……」


そして、その神の影から、

静かに、一人の男が降り立った。

その光から現れたのは、


ひとりの“英雄の魂”。


日本武尊ヤマトタケル


そしてその器となったのは――

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ