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第7話 小さなもふもふがいっぱい

 小さなもふもふがいっぱい


 ぷららのお家の中には、もう一人のもふもふがいました。

 ぷららのお家は丸っこい白い壁のものの少ないお家でした。そこに可愛らしい装飾のある白いベットや、おしゃれなタンスや、丸いテーブル、それに小さくてぴかぴかしている台所がありました。

 丸いテーブルの上には小さな白い花瓶があって、花が飾ってありました。赤い花です。(飾ってあるお花の名前は、わたしにはわかりませんでした)それに小さな半円形の窓があって、白いレースのカーテンがありました。

 もう一人の小さなもふもふはぷららが帰ってきたので、「あ、お帰りなさい!」と言って、にこにこしながら、満面の笑顔でぷららを見ました。

 でも、そこにはもちろんわたしもいました。

 小さなもふもふはわたしを見て、とても驚いた顔をしていました。

 そしてわたしも(小さなもふもふがとっても驚いていたので)驚きました。

「はゎ!」

 と目を丸くしながら、白いうさぎの耳をぺたんとして、自分の顔のもちもちのほっぺたに両手をつけて、小さなもふもふは言いました。

 白色の美しい長いふわふわの髪の毛の頭の上には動物の子うさぎのみみがありました。

 白いワンピースのおしりのところからは、動物の子うさぎのふわふわの丸いしっぽが驚いているためなのか、ぶあっと逆立つようにして、膨らんでいるみたいでした。

「まいな。なにをしているんですか? まったくもう。お客さまの前ですよ」

 そんな小さなもふもふを見て、ぷららは言いました。

 どうやら、部屋の中で、ぴたっと石になってしまったみたいにして、固まっている小さなうさぎのもふもふは、まいなと言う名前の、とっても可愛らしい女の子のもふもふのようでした。

 ……、まいなの(わたしをずっと見ている)潤んだ涙目の丸い大きな瞳はとても魅力的な翡翠色をしていました。

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