表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/8

第6話 わたしはなんのもふもふ?

 わたしはなんのもふもふ?


 月の村にぷらら以外のもふもふの姿はありませんでした。

 小さな丸っこい白い大きな石のような家が少しあるだけで、そこで暮らしているはずのもふもふたちはどこにも見えませんでした。

「みんなあんまり外には出ないからね。もふもふはめんどくさがりが多いから。あんまり気にしないでよ。めいちゃん」

 ぷららはゆっくりと月の村の中を歩いて行きました。

 わたしもぷららにくっついて歩いて行きました。

 そして、ぷららは一軒のお家の前まで行きました。

「ここがね、わたしのお家だよ。めいちゃん」

 とにっこりと笑ってぷららは言いました。

 月の村のお家はどれもよく似ていて、道を覚えていないと、ここがぷららのお家だってわかるような目印のようなものはどこにもありませんでした。(村の入り口のように木の看板もなければ、名前も書いてありませんでした)

「あ、そういえば、ぷららちゃん。わたしってなんのもふもふなんだろう?」

 どうやらもふもふはみんなうさぎというわけではなくて、いろんな動物のもふもふがいるようなのでした。(やっぱりぷららが教えてくれました)

「めいちゃんはいぬさん」

 と、はっきりとそうぷららは言いました。

「いぬか。なるほど。たしかにいぬっぽい耳としっぽですね」

 わたしはわたしの動物のみみと、それから動物のしっぽを見たり触ったりしながら言いました。

「じゃあ、どうぞ。めいちゃん」

「ありがとう。ぷららちゃん」

 わたしはそう言って、ぷららのお家の中に入っていきました。(どきどきです)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ