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四元世界オプスデイ

この世には、3つの世界が存在する。


天国、地獄、人界。


それぞれの世界には怠ることの許されない、重大な役割が与えられていた。


天国に住む天使たちは、世の穢れを取り除き、人々に救いを与え、


地獄に住む魔族たちは、神に代わり罪人を裁き、


現世に住む人間たちは、土を耕し草木を植え、世を整える。


生きとし生けるものは等しく神からの寵愛を受け、日々己のなすべきことのために生きていた。



しかし、創世から月日が流れ、人々は己の役割を怠るようになった。


種族間で差別し、争い、協力して生きることを忘れたのである。



神は嘆き悲しんだ。


なんと愚かなことであろうか、と。


神の流した一滴の涙は、世に染み渡り、罪深い生き物たちに裁きをもたらした。


神の怒りに触れた人々は、自らの罪を思い知った。


そして、互いの持ちうる力を合わせ、神の作ったものに似せた、第四の新世界を作り出した。


自らの罪を悔い改め、互いに協力し合い、2度と過ちを繰り返さぬために。


これが、我の住むこの世が、四元世界オプスデイと呼ばれる所以である。




                                     『聖書』第一章「創世記」より抜粋





ーーーーその新世界で、彼らは再び世界の秩序を取り戻すため、さまざまな機関を設立した。


そのうちの一つが、リングア・ラティーア学園である。





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