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under 500 Ⅱ

いい、いい、いい、いい

いい意味の良い。


そして、良くないという意味のいい。


二つだけしか言わない。


そんな女がここにいた。




「じゃあ、映画にしよっか?」


『いい、いい、いい、いい』


「行くんだね。行きたがってたもんね。僕が運転するから」


『いい、いい、いい、いい』


「えっ、上達したからさ。前は危なっかしかったけどね」


『いい、いい、いい、いい』


「分かったよ。でも、帰りは運転するからね」


『いい、いい、いい、いい』


「疲れるだろうから、してもいいんだよ」


『いい、いい、いい、いい』


「じゃあ、今から行く、映画の詳しい説明をするね」


『いい、いい、いい、いい』


「そっか、お金は全部僕が出すからね」


『いい、いい、いい、いい』


もう、良い『いい』なんて、滅多にない。

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