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予選

慌てて作ったので所々おかしい所があると思います(いつもですが)。

 フィールドは砂漠に飛ばされた。動きにくく何もない環境下でどれほど適応できるか試すために設定されたらしい。

 暑さは防具のシステムによって凌ぎ切れる。が、破壊されたり、故障したりすると56℃の猛暑が一斉に降り注いでくる。

 VS4の乱戦である。一人倒すごとにポイントが入る仕組みになっている。ポイントが多ければ多い程評価されやすい。

 トーナメントに進出できるのは上位2チームであり、ポイントが高いチームが進出する。

 果たしてテレたちは予選を勝ち上がれることができるのか?


 -「いるか?」

 「いいや点でわからないわ」

 「こちらもわかりません~。」

 「お、同じく。」

 テレたちは防具の特性で砂に身をひそめ双眼鏡で敵の位置を探っていた。味方同士との距離中間程の距離で敵に包囲されないようにするためである。

 「どうする?ブラード、このまま動きがないようなら動きをいれるか?」

 「いいや、このままじっとしておきましょう。こちらから動き出したら敵の思うつぼです。敵も探りを入れているでしょうし、集中攻撃されますよ~。」

 ブラードは冷静に判断をした。模擬戦で学習したからである。

 「!、今動きがありました。方向はBの方です。」

 リクエイドが敵を捕らえた。どうやら我慢ができなくなり動き始めたようである。

 「マークはしておきました。このまま攻めにいきますか?」

 「いえ、ここから狙撃をしてしまうと他の敵に勘づかれてしまう~。恐らく他のチームも気づいているはずなので、釣りに引っかかるまで待ちましょう~。」

 そして、そこから数秒後、すぐに獲物が掛かった。

 「よし、皆さん行きますよ。あくまでも敵に気づかれないように慎重に行動して、できるだけ距離を置いて行動してください~。」

 そこからは簡単だった。移動もせずに完全に油断しきっている所をブレードで刺した。すると男は物凄い絶叫をし、離脱した。

 「しまった、今の絶叫で他の奴らにばれてしまう!一チームだけならともかくニチーム、三チームと来たら厄介なことになるぞ。」

 <テレは実際に痛みを感じる>ということを忘れていた。

 「大丈夫です~。他の所でも戦闘が始まっているようです~。どうやら先程撃たれたチームが、人数的に有利とみられて狙われていたようです~。」

 しかし安心は出来なかった。予想通り先程の絶叫を聞いてチームの一員が駆けつけてきた。

 そこから先は物陰に隠れての銃撃戦になった。人数の有利と仲間の離脱に困惑していたのもあってか戦況は有利に進んだ。

 だが、いまいち決定打に繋がることはなかった。それは痛みを感じるということ、実際に攻撃を受けてみて、人を傷つけることによる抵抗感+自分にも訪れるという恐怖感からくるものであった。

 そこで、リクエイドが

 「皆さん、僕に考えがあります。恐らく相手は恐れているでしょう。人を傷つけるのも、自分が傷つけられるのも。皆さん、支援してください。僕が突撃します。」

 と自分から提案してきた。

 「だが、それはお前も同じことだろう、無理をして行かなくてもこちらが有利なのは変わらないわけだし・・・。」

 「それじゃダメなんです。速めに終わらせないとあちら側で戦っているチームも加勢してくる場合もあります。それに遅かれ早かれ自分たちの星を守るためにこういう状況が起きると思うんです。傷つく事を恐れていては前に進めないと!」

 テレたちはリクエイドの言葉に心を打たれた。

 「はは、お前の言う通りだぜ、リクエイド、俺はずっと前に出ることを恐れていた。だが、お前のおかげで目が覚めた。俺も加勢するぜリクエイド。」

 テレは恐れを完全に吹き飛ばしたわけではなった。だが、恐怖とは別にテレは覚悟を決めていた。

 「援護頼むぞ、アウター、ブラード。」

 「任せなさい。絶対に外さないわよ。」

 「いくぞ、リクエイド。」

 「はい!」

 リクエイドとアウターは銃を乱射させながら、正面から堂々と攻撃を仕掛けた。その間、あらかじめ伝わらせておいたアウターの衝撃波で相手の態勢を一時的に崩し、決定打を与えることができた。

 「作戦成功だな。」

 「はい。」

 テレとリクエイドは一息をついた。

 「まだ安心するのは早いですよ~。お二人さん~。」

 「凄い勢いで敵が近づいて来ているわ。それもあれだけ堂々と、人数は・・・二人だけ?じゃあ残りの二人は・・・。」

 とそのとき、物陰から素早く攻撃を仕掛けてきた。即座にそれに反応したブラードは攻撃をはじき返した。

 「チィ惜しい!もう少しでその舌かっきることができたのになあ。」

 目立たない黒ずくめの男二人が鋭い短剣を持ちながら再び攻撃してきた。

 これに対し、ブラードは銃を乱射させ、距離を置いた。しかし、流石は超人。その身体能力の高さで銃弾を軽々かわしていった。味方との連携であればともかく、敵と正面をきっての戦いは不利であった。

 「ブラード、アウター、加勢するぞ。」

 テレとリクエイドは援護射撃、これにより敵にスキが生まれ、そのすきを逃さず、アウターとブラードは仕留めきることができた。しかし、敵を仕留めるすきを今度は正面から来ていた敵が、すきを逃さずに攻撃をさせられ、ブラードとアウターは離脱させられてしまった。

 「流石に四人全員を仕留めきることはできなかったが、作戦通り、衝撃波で動きを止める厄介な奴と作戦を立てていたらしき人物を討ち取ることができた。後はお前たちだけだ。」

 アウターとブロードを仕留めたのは、敵チームの隊長ロードと副リーダーのカーであった。

 正面から大胆に来ていたのは目立たせておいて他の二人をフリーにするため、しかしそれを勘づかれていたため逆にこちらをフリーにするという作戦を取っていたのであった。

 テレ達は敵の攻撃が当たらないように急いで物陰に隠れた。しかし敵の銃弾には細工がしてあった。

 「弾が遅い・・・?まずい物陰から離れろ透過弾だ。」

 透過弾とは弾速が遅い代わりに物質を貫通させる仕組みを持っている。

 「掛かったな!!」

 テレ達が物陰から出てきたところを狙い撃ちさせられた。通常弾で撃っているのは一人だけだったので、どうにかシールドで防ぎきることができた。

 そこから撃ち合いが始まった。全くの互角であり、お互いに苦戦を強いられていた。

 「このままじゃらちがあかない。リクエイド、俺が突撃する援護してくれ。」

 「はい。」

 テレは賭けに出た。このままじゃ押され負けするかもしれないと考えたからだ。同じく、敵陣営でも・・・

 「カー、俺は前に出る。その際援護を頼む。」

 「了解!」

 テレとロードは全く同時に出た。そして、リクエイドとカーは全く同時に援護を行なった。

 結果は・・・相討ちとなった。続いて支援していたリクエイドとカーは被弾し、結果はDLAWとなった。

 


 

 

 

 

 

 


 

展開をもう少し早めにしたいです。

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