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8話

他の方の小説読むのにはまり、全然書いてませんでした。m(__)m

「ジャックさん、あの檻何?」

「あの檻は奴隷を運ぶための物だ」


目の前に有るのは、デカイ檻が7つ。何人入るんだ?


「奴隷?」

「犯罪者や借金を払えなかった者、戦争で捕虜になった者達だ」


檻の中を見ていく、1つの檻に8人から9人入っており、みんな火傷している。あっ!?これだけ3人だ。しかも一番火傷がひどい…


鑑定すると3人とも大火傷でHPも2割ぐらいしかなかった。それより気になったのは種族だ、2人は竜人で、1人はダークエルフだったのだ。竜人は数は少ないがかなり強い種族だったはず…(隊長からの情報です)ダークエルフはドワーフとエルフのいいとこ取り(これも隊長情報)だ。欲しいな…


檻の中を見ながら奥に行くと、頭を抱えた商人がいた。


「あの人がこの奴隷の商人?」

「ああ、奴隷商人のライアスだ」

「あの1番ひどい檻の3人と引き換えに、ほかの奴隷を何人か治療する条件で交渉出来ますか?」

「わかった。交渉してみよう」




「ライアス殿」

「!?これはジャック様。気付きませんで申し訳ありません」

「いやいや、この様子ではしょうがありません」

「そう言っていただけるとありがたい…」

「かなり被害が大きいようで…」

「ええ、今回仕入れた奴隷、性奴が多かったのですが、ほとんどの奴隷が火傷をしてしまいまして、治療をしてしまうと元が取れなくなってしまうので、困り果ててしまい…」


チャンスだな…これはいけるだろ…


「そうですか…でしたら丁度いい。知り合いの治癒術師殿が、奥のひどい火傷の3人の奴隷を欲してましてな、頂けるのであれば、何人か治療すると言っているのですが…」

「奥の3人ですか…もしや檻に3人だけで入ってる者達ですか?」

「ええ、そうだと思います…」

「そうですか……奥の3人ですか…」

「ダメですか?」


ダメなのか…どうなんだ…


「……奥の3人は今回仕入れた特別な性奴だったのです………何人治療して頂けるのでしょうか?人数によってはお譲りいたしましょう」


よし!!ゲットだ!!


「治癒術師殿を呼んでくる」


すぐ行きますよ!



「ジャック様、なんの冗談ですか?」


ライアスさんは自分を見るなり言ってきた。まぁ、当たり前だよな…


「まだ若いが実力は確かだ」

「ユータと言います。まずは治療出来ることを…」


ライアスさんにヒールをかける。鑑定で軽い火傷してたから、わかってもらえるだろう…


「!?これは!?」

「火傷してたので治しました。信じてもらえました?」

「疑ってしまい、申し訳ございませんでした」

「しょうがないことですよ、この年ですから…それより、何人ほど治療すればあの3人頂けますか?」

「そうですね…出来れば全員していただきたいのですが…」

「条件次第では、いいですよ」

「本当ですか!?」

「ええ。まずは、自分の事を秘密にする事、次に今度買いに行くとき割引する事、この2つを約束していただければ全員治療致します」

「そのような条件でよろしければ、喜んで」


さっさと治療して、3人貰ってくか…


「では、始めます」


檻に居る人達をまとめて、エリアヒールで治していく。1ヶ所、2ヶ所、3ヶ所、4…ここひどいなエリアハイヒール、5ヶ所、これで終わり6ヶ所。


「終わりました♪あの3人下さい♪」

「……あっ!?はい。すごいのですね…」


いい笑顔で言うと呆然としてたライアスさんが反応する。やり過ぎたか??


「それでは、この首輪のここに魔力を流して頂けますか?」


渡された首輪の中心の魔石に魔力を流すと、青かった魔石が赤に変わる。


「この首輪を奴隷達に着ければ貴方の物になります。解放や遺言をするときは魔石に魔力を流しながら変更したいと思えば出来ます。また、今は主人が死んだら奴隷達も死ぬように設定されています」

「わかりました♪ありがとうございます♪」


奴隷の首に首輪を着け、ライアスさんが振り替える。


「これであなた様の奴隷になりました。何か命令してみて下さい」

「檻から出てこい」


3人は立てないのか、這いつくばって出てきた。宿までジャックさんに運んで貰うか?


「ジャックさん、宿まで運ぶの手伝ってもらえますか?ジャックさんの病気治しますから…」

「俺の病気?」

「ええ、最近急に息苦しくなったり、咳が止まらなくなったりしますよね?」


昼飯の時に鑑定して病気(肺)ってなってたからな…


「なんで知ってるんだ?」

「秘密です」

「…わかった、頼む」


病気はキュアでいいかな?


キュア


状態異常、病気の治療。

大病は治療しない


これでいいな。


ジャックさんに「キュア」!!


「これで治しました。さぁ、宿まで行きましょう。ライアスさん、ありがとうございました」

「この度はありがとうございました。」


ジャックさんに2人頼み、自分で1人背負ってライさんの宿に向かう。



「ただいま~。ライさん、部屋の変更出来ます?」

「どうしたんだ!?その3人は?」

「奴隷買ったんで、部屋の変更お願いします」

「3人ともか?それにひどい火傷だ!!」

「ええ、これから治療します」

「わかった。こっちだ」


3階の4人部屋になった。ベッドは4つ有り、タンスと机は2つだった。


「この部屋を使ってくれ、今回は100スィードにまけとくから後で払ってくれ。何か有ればまた言ってくれれば、何とかする」

「わかりました。ありがとうございます」


さて、順に治していくか。


まず竜人の方から順にってめんどいな…エリアエクストラヒール!!



治った3人を見て固まってしまった…

メッチャ美人!!体つきはだいたいわかっていたが、治療したことにより、肌はすべすべで、傷やほくろまでなく、輝いている。顔も誰に聞いても美人と言うほどだ。まるで女神……商人が特別と言うはずだ!!



竜人の1人が気付いたか起きてくる。


「ここは?」

「気付いたか?」

「…はい。あなたは?」

「おまえ達を買った者だ。つまりご主人様。わかるか?」

「!?よろしくお願いいたします、ご主人様」


いいね♪美人に「ご主人様」って言われるの♪後の2人も楽しみだ♪


次にダークエルフの方が起きる。


「はい、おはよう」

「オハヨウ?」


片言?


「………ヨロシク、ゴシュジン、サマ」


見回した後、自分が買われ、俺が主人だと理解したのか、すぐに床に土下座して挨拶してきた。

優秀だな、理解力も高そうだ!!


っと最後の1人も起きてきたか。


「…………」


って、周り見てまた寝た!?


バシンッ!!


サファイア(先に起きた竜人)が頭を殴る!!ルビー(寝た方)は頭を抑えゴロゴロ転がる。痛そう…


「起きなさい!!ご主人様の前ですよ!!」

「お姉ちゃん、痛い…」

「ご主人様の前で寝てるルビーが悪いんです。しっかりなさい」

「はい。ごめんなさい。申し訳ございませんでした、ご主人様。よろしくお願いいたします」


姉に叱られ、挨拶するルビー。挨拶はしっかりしてるな…



「では3人には、まず自己紹介をしてもらう。名前、年、家事が出来るか、闘えるかどうか、答えて言ってくれ。まずはお前から」


最初に起きた竜人を指差す。


「名前はサファイアと言います。16歳です。家事、戦闘共に出来ます。頑張りますのでよろしくお願いいたします」

「次」

「サファイアの双子の妹のルビーと言います。16歳。私も家事、戦闘共に出来ます。よろしくお願いします」

「カエデデス。15、サイ、デス。カジ、トクイ、デス。セントウ、テカゲン、ニガテ、コロス、トクイ。コトバ、ガンバル、マス。オネガイ、マス」


全員家事も戦闘も出来るか…素晴らしい!!

一応ステータスを確認しとく。


名前 / サファイア

種族 / 竜人

性別 / 女

年齢 / 16

HP / 246

MP / 168

力 / 15

頑丈さ / 17

魔力 / 13

精神力 / 18

素早さ / 11


スキル

竜化

剣術Lv3

槍術Lv1

弓術Lv2

格闘術Lv1

水魔法Lv2

家事Lv2



名前 / ルビー

種族 / 竜人

性別 / 女

年齢 / 16

HP / 234

MP / 170

力 / 14

頑丈さ / 18

魔力 / 15

精神力 / 17

素早さ / 11


スキル

竜化

剣術Lv2

槍術Lv1

弓術Lv3

格闘術Lv1

火魔法Lv2

家事Lv2



名前 / カエデ

種族 / ダークエルフ

性別 / 女

年齢 / 15

HP / 153

MP / 199

力 / 11

頑丈さ / 11

魔力 / 20

精神力 / 25

素早さ / 30


スキル

隠密Lv3

探知Lv2

剣術Lv3

毒耐性Lv3

家事Lv2



みんなステータス高いな♪


「まずは身の回りの物を揃えないとな…服買いに行くぞ」


「「はい」」「ハイ」



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