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夏生詩集3

捨てる

作者: 夏生

心が怒ると

身体も怒る


心の怒りの矛先は

誰かに突き刺さる

身体の怒りの矛先は

自分に突き刺さる


結局は共倒れ


人を呪わば穴二つ

ということがじっとり

浮かび上がる


それなのに

怒りを操れず

怒りに襟首捕まれて

何もできなくて

黙りこくってしまうのは

ちっぽけな臆病者


怒りと言えばそれなりに

意味があるように

見えるけれど

優劣を凝固させたものならば

そんなもの誰も食わないのだから

生ゴミ入れに捨ててしまって

残しておくだけ腐敗して

壊すのは己の心身なのだから






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