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そしてどれだけの時間が経過したか、ポツポツと雨が降り始める

「、、、、雨か、、、ドラマチックだね。ちょうどよかった、もう暗すぎてほとんど球見えなかったんだ。

これで分かったかい?トライアウトという形でもプロになれるし、可能性が0じゃない。

でもそれは未来が不確定である以上否定はできないに過ぎない。

諦めな、結局独りよがりの努力なんて、こんなに簡単に才能に押しつぶされるんだ。

君がすべきは無駄な努力じゃなく、素直に両親に話して夢を真剣に追いかける覚悟なんだよ。結局自己満足、、現実を見ずに、行動もせず、他の人の事も考えず、ただ自分で考えた事を勝手にやっているだけだ。

諦めるといい。君には無理だ。結構面白かったよ、滑稽にあがく様はね。

無駄な努力お疲れ様でした。さ、麗華さん帰りましょう」

結局、この時間で健介が勝てるわけはなく、寧ろ騎士が完全にタイミングと感覚を掴み、騎士がどんどんうまくなっていっただけだ。

騎士は当たり前のようにカバンから傘を取出し、麗華を傘に招き入れる。

「、、健介君も、、、」

「ダメだよ、今いくのは、、」

「でも、、」

「なんて声をかける気?健介が励ましてほしいとでも?」

「だけど、このまま放ってなんて置けません。」

「健介もガキじゃないんだ、その内自分で帰るさ。

もしそうじゃなかったとしても、まぁ、自分で自分の行動の責任が取れる事でしょ。」

「そんな、言い方、、、」

麗華は先ほどの言い方と、人の努力を笑うような態度に頭にきて騎士に手を上げるが、騎士はあっさりとそれを躱す。

「友達じゃないんですか?」

「友達だよ、だから現実を教えてあげたんだ。夏休みが明ければ、もう2年の2学期将来の事をちゃんと考えるにはいいんじゃないかな、甲子園も始まっている事だしね。

ここで夢を終わらせてもいいでしょ。」

麗華は騎士の傘から出て、健介の元に走っていく。

「ひどいな、健介のことばかり、」

騎士は柄にもなく、物に当たるように石を蹴飛ばす。

「、、、どうかしたか?濡れるぞ?悪かったな、こんな時間まで巻き込んで」

「それより、、あの、、、」

「大丈夫、これで落ち込むほど、軟な精神はしてないんでな。あそこまで徹底的にやられたら、やり返さないと男じゃねぇわな。」

健介は雨に濡れた顔と髪を拭うと、打たれに打たれた球を拾いに向かう。

その健介を手伝おうとするが、女の子に風邪をひかせるわけにはいかないと、拒絶し、一人グランドの端に向かう。

「、、、なんで、そんなに強いの?あんなにやられたのに」

「決まっているだろ、俺はまだ納得してないんだ。強くなればいいそれだけだろ、」

「帰るよ、麗華さん。もうこれ以上はダメ、、これ以上遅くなるようなら、僕が怒られる」


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