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白紙の未来

「そんなに向いていないですか?私」

「?あぁ、逃げ出してほしいというやつですか?あれはそういう意味じゃありませんよ。

芸能界の魅力が理解できないからの発言ですよ、

えっと、、朝霧つばささんでしたか、あの人はニュースや昔深夜にやってる漫画のオープニングテーマになっていましたから、名前は知っていますがそれだけです。。

まぁ、いい歌だとは思いますが、それだけです。」

「そんなつばささんの歌は凄くいい歌です。」

「えぇ、そうなんでしょうね。でも僕は興味はなく、僕はひねくれ者ですので、皆がいいという物を素直に好きになんてなれません。まぁ、その曲は好きになっても、その人の事までは好きにはなれないと言った所でしょうか、だから一応、朝霧さんの曲は一曲だけはダウンロードしてますけど、他のものは一切知りません。

その程度の興味で耳に入ってくる情報なんてゴシップばかり、テレビやネット、受動的な情報から受け取る印象は未成年にとっていいものとは思えない。そういうことです。」

そう言って騎士は携帯の画面に彼女の最新曲を表示するが表示されたアートワークは麗華のものとは違いタイアップしたアニメの画像だ。

「あの、騎士さんってオタクなんですか?」

「マニアだと言っていただきたいところですが、普通の人からすると同じですから、答えはイエスです。ゲームに、映画と漫画とTV漫画、想像する通りのオタクですよ。」

「あんまりそうは見えませんね。」

騎士の見かけやノリは今まで仕事で見てきたそういう類の人とは違う雰囲気がある。

「部屋は結構すごいですよ。後からお見せしましょう。まぁ、そういう訳で、僕はドラマとかも歌番組とかも見ませんし、何なら僕はアイドルというものが嫌いです。」

まだ売れていないとはいえ、アイドルを目の前に騎士ははっきりという。

「同年代の子が、自分のやりたい事があって、それに真っ直ぐに進む為に努力で来ているという事は素直に尊敬できます。ですが、それに対して年上の男の人がああだこうだ言うのが僕は嫌いでしょうがない。ファンの期待に応える、プロしてやっている以上は、相互の理屈は分かります、でもそれは演者側の考え方で、受け手側が四の五の言うべきじゃない。と考えます。だから僕は気に入らない。アイドルの語源はそのまま偶像。自分の理想を強要する。まったくもって理解できない概念ですよ。

だからですね。本音を言えば僕は麗華さんにそんな場所に戻ってほしくはない。

いいじゃないですか、このままなぁなぁで自然消滅で、

言えた義理でもありませんが、こうしていえる機会があるから、僕ははっきり言っておきます。、、、、どうしましたやはり怒らせてしまいましたか?」

「、、、いえ、ちょっと意外だっただけで、、」

「あぁ、僕は自分の言いたいことははっきり言う方ですよ。どうでもいいことは流れに身を任せるだけですが、僕は麗華さんの味方でいるつもりです。

もしそれでも、麗華さんがもう一度アイドルを目指すというのなら、僕は素直に応援できますし、そうじゃないというのなら、新しい夢を探すお手伝いをします。

どんなことがあっても日々は続いていく。夢はあった方がいいと言いますが、僕には夢はありませんし、やりたいこともありません。

やりたい大きな目標はなくても、やってて楽しい事は沢山ある。

それこそ僕は日々が楽しい。やりたいようにやって、思うがままに、

僕は今の自分のこの時間を犠牲にしてまで叶えたい夢がない。

それでも、僕はそうやっているうちも死んだとしても後悔なんてしません。自分で選んで、自分で好き勝手にやって、それで死ぬそれだけです。

僕は現代っ子ですからね。そういう楽観主義なんです。夢イコール職業でもなければ、夢イコール遠い未来の話でもない。

夢は今の僕のまま、僕であり続ける事、とでも言いますか

まぁ、結局僕が言いたいのはそういう楽な生き方もあるっていう話です。

それを嫌悪するそれもそうでしょう、さっきの健介はそういう僕の考え方が死ぬほど嫌いです。心が老いているそう言います。まぁ、でも僕は他人の評価も気にしませんし、

そう言う真っ直ぐな健介を見ているのは楽しいですから。

せっかくこの島に来たんです。それにせっかくの夏休みです、そこら辺はおいおい考えて行けばいいじゃないですか?根を詰めて考える必要ないですよ」

「でも、、、」

「三カ月間、あの日から三か月。考える時間も沢山ありましたよね。

でも結論が出ていないそれが事実です。結局自分が納得する自分の理由なんて見つからない時は見つからないものです。だから根を詰めても同じなら気分転換それも大事ですよ。

それとも、なんなら考えるのをやめて興味の対象を僕乗り換えますか?

僕なら麗華さんを幸せに出来ますよ」

騎士は足を止め、イヤフォンを外して自信満々に真顔で問いかける。

突然の事に、返答に困る戸惑う麗華の表情を見て楽しんだ騎士は『冗談ですよ』と笑う。

「道は一つじゃないですよ。夢だって何度だって変わっていい、重要なのは麗華さんが楽しめるかですよ。さて、どうしましょうか、健介の言うように朧さんのところで休むにはこの階段を登らないといけないんですが、どうしましょうか…」


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